輝く断片のあつめかた

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「第六ポンプ」パオロ・バチガルピを読みました!

【送料無料】第六ポンプ

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価格:1,680円(税込、送料別)


著者 パオロ・バチガルピ
新☆ハヤカワ・SF・シリーズ
評価 ★★★★★

昨年、「ねじまき少女」でSF界の話題をさらったバチカルピの最新刊です。
「ねじまき少女」は話が動くまでもたつき感が感じられたけど、この短編集ではそれがなく、ストレートに作品世界に入っていけました。なのでこちらの方が自分は好きです。

■ポケットのなかの法
未来の中国が舞台、少年がてにいれたメモリーにはチベットの XXXXXXXXが
この映画、ブレードランナーみたいな世界が好き!

■フルーテッド・カールズ
(楽器の)フルート化された双子の少女の話。上田早夕里さんや北野勇作さんの作品にもあったと思う。
とても官能的。そして成功者と非成功者の対比が際立つ。世界は今も未来も変わらない?

■砂と灰の人々
砂を食べて生きることができるようになった人間が、生きている犬を発見する。生きている犬のなんてか弱いことか・・・
この中の娯楽として四肢を切断してその再生を楽しむところがなんともグロテスク。この世界も好き。

■パショ
二つの対立する民族。敵対する民族で勉強してパショ(賢者、僧侶みたいなもの)になった若者。自分の出身の部落にもどり今後の世界を憂う。しかし民族の証に固辞する祖父たち。やがて・・・

■カロリーマン
エネルギーが枯渇した世界でカロリー(穀物エネルギー)を占有する企業。遺伝子操作博士を運ぶ仕事を頼まれるが・・

■タマリスク・ハンター
水が貴重な世界で、水を吸う植物タマリスクを始末することで報償を得るハンター。しかし世界の仕組みは彼らにも生きることを許さないのか・・・

■第六ポンプ
世界を浄化するポンプの保守を仕事にしている主人公。世界は知能を失いつつある。ポンプの異常アラームが鳴りひびく。
必死に修理する。しかし、その製造元はすでになく、そのノウハウや部品は世界にない。遺跡となったポンプを維持していくが世界は無能化の一途をたどる。


他に ポップ隊/イエローカードマン/やわらかく

暗い未来ばかりの短編集ですが、今の状態から想像するとありえるかも知れない世界です。
ダークで退廃的で自分は好きです。
面白かった。


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
化学物質の摂取過剰のため、出生率の低下と痴呆化が進行したニューヨーク。市の下水ポンプ施設の職員である主人公の視点から、あり得べき近未来社会を描いたローカス賞受賞の表題作。石油資源が枯渇し、穀物と筋肉がエネルギー源となっているアメリカを舞台に、『ねじまき少女』と同設定で描くスタージョン記念賞受賞作「カロリーマン」。身体を楽器のフルートのように改変された二人の少女を描く「フルーテッド・ガールズ」ほか、本邦初訳5篇を含む全10篇を収録。ヒューゴー賞/ネビュラ賞/ローカス受賞の『ねじまき少女』で一躍SF界の寵児となった著者の第一短篇集。

【目次】(「BOOK」データベースより)
ポケットのなかの法/フルーテッド・カールズ/砂と灰の人々/パショ/カロリーマン/タマリスク・ハンター/ポップ隊/イエローカードマン/やわらかく/第六ポンプ

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
バチガルピ,パオロ(Bacigalupi,Paolo)
1972年、米国コロラド州生まれ。オバーリン大学で東アジア学を専攻。在学中に中国に渡航し、その後数年間を暮らした。2009年刊行の第一長篇『ねじまき少女』は、ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞など、主要SF賞を独占するという快挙を成し遂げた。2010年代のSF界でもっとも活躍が期待される作家の一人である






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作家ハ行 | コメント:10 | トラックバック:1 |
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コメント

面白かったんですかwねじまき少女がイマイチだったのでなんとなくスルーしてましたけどそのうち読もうかなw
2012-02-18 Sat 08:09 | URL | キョウラン [ 編集 ]
キョウランさん、おはようございます^^

「ねじまき少女」より、面白いとおもいます。ひとつめの短編、「ポケットの中の法」が好きです^^
全体的に暗い話ですが良いと思います!
2012-02-18 Sat 11:07 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]
日向さん、こんにちは~^^

この本、めっちゃ面白そう!!!
あ~もうあらすじをうかがうだけで、読みたくてたまりません(笑)
近未来のダークで退廃的な雰囲気、私も大好きです。
「ポケットのなかの法」と「砂と灰の人々」が特に気になるなぁ。。。

まずは積読消化を先に、と思っていたけれど、
これはこっそり買っちゃうかもしれません(^^ゞ
日向さんに紹介して頂く本はどれも面白そうで、嬉しい悲鳴状態です~☆
2012-02-18 Sat 11:44 | URL | nanaco☆ [ 編集 ]
nanacoさん、こんにちは★

第六ポンプ・・面白いですよ~どれも暗い話ですけど、映画「ブレードランナー」みたいな絵が浮かんできます。
短編集なので話の展開もはやくて飽きません。バチカルピの一冊目におすすめなので是非^^

早川の新SFシリーズ、今後も期待です^^
2012-02-18 Sat 13:10 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]
日向さん、こんにちは。
こちらへは最近引っ越したようですね。
佐野酔宵さんとはブログで知り合いまして、一緒に読書メーター始めたり、彼が開設したFC2のBBSで合作のくだらない小説書いたりしてました。
BBSは最近は放置状態ですが^^
読書メーターやツイッターはフォローされたら検討の上(本の感想が多いとか、興味が近いとか)フォローしてやらないこともない(高飛車^^)というスタンスだったのですが、少し前に佐野さんはどんな人をフォローしてるのかチラッとみたら日向さんが目にはいりまして、この人ならフォローしてもよさそうかなと勝手に決めてしまいました^^

私もリンクさせてもらいますね。
それと、この『第六ポンプ』なかなか良さげですね。
たしか『ねじまき少女』の作者かな。
積読のねじまきを読まなくては。
とりとめのないコメントはいつまでもダラダラと続いてしまいますのでこの辺で。
これからもよろしくお願いしますね。
お、認証が簡単で助かります。
しょっちゅう失敗してコメントが消えたりしますので。
2012-02-18 Sat 14:00 | URL | けいちゃっぷ [ 編集 ]
けいちゃっぷ さん、こんばんは★
コメントありがとうございます^^すごくjうれしいです。

> 佐野酔宵さんとはブログで知り合いまして、一緒に読書メーター始めたり、彼が開設したFC2のBBSで合作のくだらない小説書いたりしてました。

佐野さんと仲間なんですね!
ブログや読書メーターで仲間が増えていくのは、凄くうれしいです。
影響や刺激にすごくなります。
小説も書かれてるんですか?
実は自分も少し創作してます。
こちらのブログに引っ越してきてまだ整備中ですがリンクはったりして読みやすいようにようと思っています。
掌篇もあるのでよかったら読んで感想をもらえたらうれしいです。

第六ポンプ、自分はすごく好きです。
これからよろしくお願いいたします。
2012-02-19 Sun 18:21 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]
ありがとうございます。
日向さんの創作は単発から徐々に読ませてもらいますね。
ただ、感想はガラではないので期待しないで欲しい(^Q^)
 
私も10年くらい前に創作してみましたが、最後のヤツが続かなくなり放置状態です。
佐野さんとの凶作(狂作?)はブログトップの「BBS」でリンク張ってますので、見ることはできます。
「ハラキリ・プラネット」「さらば偽りの竹座敷」がそうですが、呆れるか怒り出すこと間違いありませんのでオススメはしませんが・・・。
2012-02-19 Sun 21:53 | URL | けいちゃっぷ [ 編集 ]
けいちゃっぷ さん、こんばんは★
ありがとうございます。

もしよかったら一言、読んだだけでもおねがいしま~す^^

bbsのぞいてみますね。
2012-02-20 Mon 21:21 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]
田舎に住んでいるので大量に出回らない本や古い本はネットが頼りなのですが、新刊は最近は「予想書店」というところがポイントが付くので利用しています。
が、『第六ポンプ』は散々待たせた挙句に品切れ・・・。

「何処に君はいるのか」と「目覚め」を読ませていただきました。
どちらも救いというか希望があっていいですね。
自分の創作もどきが恥ずかしい(^Q^)
2012-03-06 Tue 21:45 | URL | けいちゃっぷ [ 編集 ]
けいちゃっぷ さん、こんばんは★

待たされた挙句に品切れでは、悲しいですね!「第六ポンプ」絶対のお勧めですので是非読んでみてくださいね~

〉 「何処に君はいるのか」と「目覚め」を読ませていただきました。
ありがとうございます。嬉しい!!!

新しい話を考えているのですがなかなか進みません・・・いつになることやら・・・
2012-03-07 Wed 20:21 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]

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第六ポンプ 著者:パオロ・バチガルピ 評価: 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 化学物質の摂取過剰のため、出生率の低下と痴呆化が進行したニューヨーク。市の下水ポ
2012-05-13 Sun 22:45 ++薫風日記++
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