輝く断片のあつめかた

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「魔女のはかりごと 第13回」日向永遠 「連載小説を書いてみようv(41975)」

こんにちは~★
話は終盤に入っているのですがなんか行ったり来たり・・・

う~む。予定と違う・・・

感想お待ちしています^^宜しくおねがいいたします。

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魔女のはかりごと 第13回

 ハカリは堀教諭を前にもう少しだと感じていた。ハカリは堀の手を見ながら言った。
「先生が学生時代、どんな事があったかおしえていただけませんか?」

「どうして、私の過去に興味があるの、量子さん」

「先生は、私たちに何を教えようとしているのか、それは何故なのか知りたいからです。それと先生が学生のころ何を感じていたかが知りたいからです」

「そう、ならば教えてあげるわ。私はね。今まで生きてきて人の醜い部分と欲望を沢山みてきた。私は中学校、高校と主席で入学したわ。でもそれで待っていたのは、リンチやいじめだった。いじめに加わらない同級生はみてみぬふり。学校は、社会の縮図よ。私が教師になったのは単に自分の能力を活かしただけ。能力ってなんだと思う?量子さん。生きる為の手段よ。そうでしょ?私の能力は知能。その能力で教師になったのよ。少しは期待したわ。教師になれば、学生時代とはちがった、良識を見られるのではとね。生徒たちにとって神聖であるはずの教師の本当の姿をしってる?私が教師になったその年、私は複数の男性教師から執拗に言い寄られたわ。それは私に好意を寄せてではないのよ。私を欲望の対象でみてたのよ。中にはこの人は信じていいかなと、思った人もいたのよ。でもその人は、次の年に新任の女性教師が着任したら私のもとを去っていった」

「先生はその人の事を愛していたのですか?」

「ええ、それは愛と言っていいのか分からないけれど、愛される事を知ったわ。けれどそれは結局信じた愛ではなかったのよ。裏切りよ。それから一人に決めたわ。男も信用できない。そう、きめてからは寄ってくる男もいなくなった」
「先生はそれでいいの?先生は若いんですよ、まだまだ先は長いのに、何時までも一人でいいのですか?」

「あなたに何が分かって?生意気な人は大嫌いよ。黒沼の様な奴の次に嫌い」

「黒沼?その人が火傷の傷と・・・」

「そうよ。中学生になったばかりの時、体育館の裏に呼び出された。そこで煙草を押しつけられたのよ。それは私にとって決定的な出来事になった。その事とそれを知りながら、見て見ぬふりをしている羊たち。世界は狂犬と羊でできているのよ」

「先生」言うとハカリは再び堀の手にそっと触れた。堀は心ここにあらずといった様子で空を見つめたままだった。

「先生、本田さんになにをしようとしていうのですか?」

「本田さん?ああ本田さんね。羊の典型ね。彼女」

「先生!先生が狂犬になるのですか!その黒沼という人と同じになってもいんですか」

「煙草の痕は見えるけど、私のやる事は見えないわ」
堀のその言葉は内容とは裏腹に小さかった。それは堀が自分の事に疑問を持ちはじめている?

「先生!先生!」ハカリは手に力を込めて掘の手を握った。
「羊だってむげに傷つけてはいけない。先生は黒沼ではないでしょ?」

(つづく)
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創作 | コメント:8 | トラックバック:0 |
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コメント

日向さん、こんばんは~♪
ハカリの続き、昨日から楽しみに待っていました!(^^ゞ

堀先生の言っている事、認めたくはないけれどすごくよく分かるんです。
世界は狂犬と羊でできている…現実世界を見ても当たっていると思います。
それでも、何かしら希望って欲しいのですよね~(><)狂犬と羊以外の何かが。
ハカリにはそれがあるのでしょうね。それが堀先生の心に届くと良いのですが。。。
日向さん、続きを楽しみに待っていますよ~~♪
2010-09-19 Sun 20:38 | URL | nanaco☆ [ 編集 ]
nanaco☆さん
こんばんは~★
感想ありがとうございます。

なんか話が逸れ出してます^^があと何回かでお終いの予定です。続きも読んでくださいね。

どんな結末がまっているのかまだまだ曖昧です・・・
2010-09-19 Sun 22:28 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]
こんばんわー☆
11.12.13話と読ませていただきました!
ハカリとソラ、堀先生に加えて本田さんも存在感を増してきましたね。
堀先生、真っ黒な気持ちの奥底でもしかしてずっと泣いていたんでしょうか…
彼らがどこに行きつくのか全く予想できません。
続き待ってます~☆
2010-09-20 Mon 03:11 | URL | まる811 [ 編集 ]
まる811さん
こんにちは~★

いつも感想ありがとうございます!
嬉しいです^^

どんな結末がまっているのか、自分も迷っています。
もう少し考えて書きますね。
本田さんも重要な役割を持ち始めてます。
どうなるのかな~^^
次も宜しくお願いします。
2010-09-20 Mon 16:20 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]
日向さん、こんにちは~(^^)

堀先生の学生時代の悲しい体験を読むと、
堀先生が、人を信じられなくなったのも納得がいくんですけど、
自分が黒沼のような狂犬になって、本田さんを傷つけることは、
やっぱり間違っていますよね。
でも、ハカリに過去のことを話したということは、
ハカリの言葉と気持ちがが、堀先生にも少しずつ届き始めている証拠だと思います。

この先の展開を楽しみにしていま~す(*^o^*)/
2010-09-20 Mon 16:22 | URL | miwa125 [ 編集 ]
日向さん、こんばんは~☆
続き、楽しみに待っていましたよ!
どんどん面白く展開していってますね。
堀先生こそが被害者なんですよね。
本当はまっすぐに生きて行きたいと思っているのに、人を信じたいと思っているのに、そうさせてくれなかった彼女の過去が許せないです。
黒沼だけではないんですよね。
そして、堀先生のような人間、本田さんのような人間はそこら中に存在していて、心の底では助けを呼んでいるんですね。
日向さんの小説から、ちょっと周りを見る目が変わりそうです。
私もハカリやソラのような温かな目で心で周りの人達に接したいな。^^
2010-09-20 Mon 18:05 | URL | picchuko [ 編集 ]
miwa125さん
こんばんは~★
感想、ありがとうございます。

最後にきて迷ってます。どんな最後にしようかなって。
もう少しお付き合いくださいね。
2010-09-20 Mon 21:51 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]
picchukoさん
こんばんは~★
感想ありがとうございます。
picchukoさんの感想からヒントを貰うこといっぱいあります。

見過ごしてしまう当たり前みたいな事に本当は大事な事があるんですね。

続きも頑張ります!
2010-09-20 Mon 22:03 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]

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