輝く断片のあつめかた

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「魔女のはかりごと 第8回」 日向永遠 「連載小説を書いてみようv(41975)」

皆さん、こんばんは~★

なんとか8回目を書く事ができました!
全然、話が進展してないような・・・

また感想おしえてくださいね

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魔女のはかりごと  第8回

 ざわついていたクラスがし~んと静まり返っている。再び緊張しだしたクラスの注目は堀に戻っていた。

 ハカリが口を開いた。
「私は昔から人より、色々な事に良く気がつきました。小学校の二年生の時、母を病気で亡くしたのです。そのとき譫言しか喋らない母を見ていて、母は何を言いたいのだろうと今、どんな気持ちでいるんだろうと考えるようになりました。そうしたら少しづつ、言葉だけからではなくて、何気ない仕草や雰囲気でなんとなく分かってきたのです。訴えていることが。そういう経験を積んでいくうち、気がついたことがあります。それは、人は言葉で言う事と違うことを思っている事が往々にしてあるということです」ハカリは一拍おき続けて喋った。

「今先生は私の事を魔女と呼びました。人のことがなんとなく分かるの確かです、だから魔女とよばれてても強ちまちがいではないのかもしれません。でもそれは、自然にみについたもので、それで人をどうにかしようとか、陥れようとかする為ではありません。先生が孤独を纏っている事は見ていて分かります。そしてその孤独の原因が学生時代の迫害とでも言えそうないじめなのがわかります。自分も孤独な人間なので、孤独な人間がダメだとかそんなことは思いません。一人でいいんです。理解者は一人でいいんです。先生にその一人がいないことがとても不幸だとおもいます」

 ハカリはソラを見た。私の一人はソラだよ。空子もハカリと同じ様に思っていた。

 堀教諭はハカリの言葉を聞きながら、不遇の学生時代を思い浮かべていた。いじめる側は勿論論外だ。しかし、それを傍観しているだけの羊の群もまた、それ以上の悪ではないのか。悪意をそのまま、黙っている。対決する勇気もない。堀がいじめの対象となっているのを知りながら、手をさしのべる訳でもない。自分が巻き添えになるのを恐れて、近寄ってもこない。学生時代が社会の縮図なのは誰も異論のないことだろう。だから自分が学生時代の経験をもって拡大解釈し社会全体にあてはめて考えてみても間違いではないはずではないか。それが学習と言うものだ。

「量子さん、随分と立派な意見だ事。だけどね、世界は社会はそんな甘いものではないのよ。その一人に騙される事、裏切られる事もまたあるのよ。そうでしょ?量子さんもお母さんを亡くした時に醜い大人の世界をかいま見たはずよ。綺麗事の理想ばかりを言っていても傷つくだけよ。確かに自分の学生時代は暗いものだったかもしれない。けれどそれをバネにしたから今がある。人は強くはないわ。一人でいれば無用に傷つく事もないのよ。人は弱い。一人でいれば強くなれる。そう思わない?」

「先生・・・」

ハカリが再び、口を開こうとしたとき、授業の終わりを知らせるチャイムが鳴った。

「皆さん、よく考えてください。人の本質はなにか、それが社会をつくります。また、機会があれば話をしましょう」堀はそういうと教室を出ていった。

(つづく)

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次回も一週間以内にはなんとか書きたいです^^
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模型の小惑星探査機 はやぶさが完成いたしました!

また近々、お見せしたいと思います^^


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創作 | コメント:6 | トラックバック:0 |
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コメント

すごく考えさせられる場面です。
それはハカリの台詞だけでなく、堀先生の台詞からも、、、。
現実の酷さを思うと、堀先生の言葉もあながち否定はできないですし、ハカリの言うことは間違いなく納得もできます。

人間はいつの時代も同じレベルでウロウロしてるんですよね。
答えは簡単そうで複雑。。。複雑にしてるのは人間なんですけど、色んなしがらみはどこからできたのか、、、
アダムとイブの時代からあったのか、、、色々考えてしまいます。
続きも楽しみにしてますよ♪^^
2010-08-28 Sat 23:34 | URL | picchuko [ 編集 ]
日向さん、おはようございます~♪

ハカリとソラの続きが読める!と週末を楽しみにしていました(*^v^*)
堀先生の心は頑なで、なかなか心を開きそうにはないですね。。。
でも彼女の過去を考えると、単に悪だとは思えなくなってきました。
ハカリにとってソラが大切な存在であるように、堀先生にもそういう友達がいれば…(><)
さて、続きはどうなるのかな~?楽しみに待っていますね☆

そうそう、はやぶさ完成されたんですね!
写真UPが待ち遠しいです~♪(^^)
2010-08-29 Sun 06:47 | URL | nanaco☆ [ 編集 ]
picchukoさん
おはようございます。続きもよんでいただいてありがとうございます!!

個人の成長と全体の成長とはもちろん違うんだけれども、個が全体をつくるという前提は変えようがないし。
個人と全体の関係が鍵ではないかと思います。
今後はそちらの問題が主な論点になる気がします。
(難しい事を考えているわけではないのでご気楽に・・・)

でも堀先生は一学期で居なくなるって最初の方でかいてしまいましたので・・どうもっていこうと悩んでます
2010-08-29 Sun 10:18 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]
nanacoさん、おはようございます☆
楽しみにしていただいているなんて、ありがとうございます。
すごく嬉しいですよ~。

考えると、自分の作品って、わっ楽しいてのがあまりないですね。
(根暗な性格がでてますね~)

読んでもらうとまた、先の事をかんがえたり、考えさせられたりして刺激になります。

そうそう、機械蜘蛛の塔も少しは書いているんですよ。魔女!のリリスとの対面場面。
あっちもそろそろ、書きたいです!!

また読んでくださいね^^
2010-08-29 Sun 10:24 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]
日向さん、こんにちは~(^^)
続きを週末にUPされるということだったので、
楽しみに待っていました^^

何だか、ハカリの言うことは勿論、
堀先生の言うことも、あながち間違いとは言えないだけに、
深く考えさせられてしまいました!!
堀先生にも、騙したり裏切ったりしない、
本当の理解者が居れば…って思わずにはいれなかったです(-_-)
堀先生の闇が深いだけに、ハカリとソラのこれからの行動が気になります。
続きは来週でしょうか?楽しみに待っていますね~(^^)/
2010-08-29 Sun 16:07 | URL | miwa125 [ 編集 ]
miwa125さん
こんばんは~★

読んでいただいてすごく嬉しいです。ありがとうございます。

堀先生対ハカリ&ソラ、これからの展開を色々考えてます。
またよんでくださいね。
2010-08-29 Sun 21:08 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]

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