輝く断片のあつめかた

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「少女七竈と七人の可愛そうな大人」桜庭一樹を読みました 「本日の1冊(13748)」


著者 桜庭一樹
角川書店
評価 ★★★★☆

桜庭一樹さんを読みました。

美しく生まれてしまった七竈とその母は、ファミリーポートレイトのマコとコマコを想起させる。

七竈の喋りは読んでいて、花物語を思い出させる。

雪風との恋、それは似たものどうしが理解しあえるという事。
世間から一歩も二歩も距離を置く二人を理解する事は、転じて世界を見ることになるのかもしれない。


【内容情報】
鉄道を愛し、孤高に生きる七竈。淫乱な母は、すぐに新しい恋におちて旅に出る。親友の雪風との静かで完成された世界。だが可愛そうな大人たちの騒ぎはだんだんと七竈を巻き込んで――。


わたし、川村七竈十七歳はたいへん遺憾ながら、美しく生まれてしまった。――男たちなど滅びてしまえ。吹け、滅びの風。
「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」の気鋭、桜庭一樹が描き出す、最高の恋愛小説。

半身を奪われるような別れ、あきらめていた人への想い、痛みをやさしさが包み込む。
母がいんらんだと娘は美しく生まれるものだとばがげた仮説を唱えたのは親友の雪風だが、しかし遺憾ながらそれは当たらずとも遠からずなのである。わたしは母のいんらんのせいで非常に肩身のせまい少女時代を余儀なくされている。男たちはわたしの顔を、からだをじろじろと眺めまわす。母から継がれたなにかがしらず流れだしているのを感じて、わたしは身をすくめる。おとなの男たちからじろじろ眺めまわされるたびにわたしは怒りをかんじる。母に。世界に。男たちなど滅びてしまえ。吹け、滅びの風。
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作家サ行 | コメント:4 | トラックバック:0 |
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コメント

日向さん、こんにちは~♪

この本、文庫が積読になっています^^
単行本のほうが装丁可愛いですね。踏襲してくれれば良かったのに…(笑)
実は桜庭さん、まだ短編しか読んだ事がないので楽しみです。
相性の合う作家さんだと良いのですが☆
2010-05-22 Sat 15:06 | URL | nanaco☆ [ 編集 ]
nanaco☆さん
こんにちは~★
桜庭さんはライトノベルから直木賞をとる様な作品まで幅広い活動をしてますね。どちらももちろん桜庭さんですが。

また少女小説も多いですね。
これはその少女小説です。好き嫌いがわかれそうな作品ですがのちの作品にも繋がる様な作品でした。
自分は結構好きです!
文庫の装丁はたしかに味気ない気もします。
nanacoさんの感想、楽しみにしてます。
2010-05-23 Sun 17:28 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]
日向さん、こんばんは♪

TBありがとうございました~(*^0^*)こちらからも頂いていきますね☆

>七竈の喋りは読んでいて、花物語を思い出させる。
「花物語」もこんな感じなんでしょうか?そ、それは気になる…!
七竃の語り口は、どこか古風な感じがして好きでした^^
2011-01-26 Wed 22:24 | URL | nanaco☆ [ 編集 ]
nanaco☆さん
こんばんは~★

花物語も、語り口がすごく良いですよ。自分は大好きです!
TBありがとうございました。
2011-01-27 Thu 19:50 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]

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