輝く断片のあつめかた

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「機械蜘蛛の塔 第5回」 日向永遠 「連載小説を書いてみようv(41975)」

こんにちは★

やっと5回目です。ながらくお待たせしてしまってごめんなさい。

いままでの回はタグで飛んで読んでいただければと思います(*^^)v

今回でだいぶ話が進んだような気がします。

次回はハカリの物語の続きを書こうかとおもっているのですがこの続きになるかも・・・
(同時に書いているなって、なんか無謀・・・)

************************************



機械蜘蛛の塔 第5回

 機械蜘蛛のモニカ、キエフの街の幼い姉弟、ネルとチハルは魔女を求めて巣の上を移動中だった。モニカは魔女の探索がきまった瞬間に全機械蜘蛛に発信した。魔女と呼ばれている家の機械蜘蛛の担当はいない事が分かった。

 モニカはキカと通信した。
「長。この街の家に機械蜘蛛の担当の付いていない家があるのですか?」
「モニカ、その事にはこの街の成り立ちに関係する重大な秘密が含まれている。機械蜘蛛の担当がいない家とは先住民、すなわち、姫の一族と関係が深い家なのだ。このことを知る人間はごく一部。機械蜘蛛の中でも私だけが眠りにつく前の姫から教えていただいた事」
「すると、探している魔女は姫と関係のある方なのですか」
「そうだと思う。しかし、詳しい事は私も知らないのだ。それはむやみに追求してはいけないことなのだ。禁忌なのだよ」
 モニカはその事がキエフの街の秘密に繋がることなのだと直感した。
「ねえ、モニカ。魔女の居る場所は分かりそうなの?」その時、モニカの背中にのったチハルが聞いた。もう数時間も背中に載ったままなのだ。同じ姿勢でいたためネルもチハルも足や腕が筋肉痛で悲鳴を上げ始めていたのだった。

「まだ、分からないのだ」モニカは幼い姉弟が疲れている事にやっと気が付いた。
「少し休もう」そう言うとモニカはキエフの街の上空を覆う蜘蛛の巣から地上に降りた。なにかの細工かモニカの体が透明化して見えなくなった。
 そこはネルたちの家から機械蜘蛛の塔を挟んで反対側にある小さな公園だった。
 ネルは腰に結びつけてあった革袋から、干し肉をとりだすとチハルと分け食べ始めた。公園には水道があり、それでのどの渇きを潤した。

「モニカ、もう行こう」ネルが言う。
「まだそんなに休んでいないが大丈夫か?」透明になっているモニカが聞く。
「早く、魔女を見つけて、お姫様を目覚めさしてほしいんだ。お爺さんが心配で・・」
ネルが言うとそばでチハルも頷いた。

 その時、七本足の土蜘蛛は古代生物のアジトに戻ってきていた。アジトはキエフの街の地下深く縦横無尽に走る地下道を迷路の様に進んだ更に深くにあった。その広さはキエフの街の半分はあろうかという広さだった。その一角に豪華な造りの館があった。土壁は極彩色に色とざれている。奥まった場所に玉座があり、そこに年齢不詳の老女が座っていた。
 銀色に輝く長い髪が左右に流れていた。鋭い眼光が七本足に加えられたネルの祖父に注がれている。老女の左右には奇怪な姿をした古代生物たちが鎮座していた。巨大ミミズ。百足の様な無数の脚をもつ生き物。ハサミムシの様なものもいる。とても知性をもっているとは一見、思われないが彼らは高度な組織をこの老女を中心に築き上げているのだった。

 七本足は咥えていた老人を乱暴に離した。銀髪の老女は七本足にねぎらいの言葉をかけそして連れられてきた老人に問うた。
「そなたの名前をまず聞こう」低い声がした。それは喉の奥から発せられている様だった。
七本足は静かに数歩さがった。

(続く)

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コメント

日向さん、こんにちは~♪
機械蜘蛛の塔、続き待っていましたよ(*^0^*)

担当の機械蜘蛛のいない魔女の家…彼女は一体姫とどんなかかわりがあるのでしょう?
今はまだ伏線が沢山あって、これらが最終的にどう結びついていくのか楽しみです♪
しっかり干し肉を持ってきているネル、さすがですね!(笑)

ハサミムシ…どんな虫なの?と思わず検索してしまいました(^^ゞ
ひえぇ~…肉食性なんですか!それに巨大ミミズも恐ろしいですよ…(@_@)
そんな所にお爺さん連れてこられて大丈夫でしょうか。。。

続きを楽しみに待っています♪
2010-05-15 Sat 17:19 | URL | nanaco☆ [ 編集 ]
今のところ、お爺さんが無事のようで安心しました。
そういえば、お爺さんも重要人物ですので、そう簡単には消されたりしないですよね。
それでも、銀髪の年齢不詳の老女、独特の雰囲気があって怖いですねぇ~。
私までその前に座らされているようで、思わずゴクリと唾を飲み込みましたよ。^^

次回はハカリかな?機械蜘蛛かな? 楽しみにしています!!^^
2010-05-16 Sun 09:21 | URL | picchuko [ 編集 ]
日向さん、こんにちは~(^^)

とりあえずお爺さんが無事だったのが分かって、
ホッとしました!(*^_^*)
早くネルとチハルに合わせてあげたいですね~♪
年齢不詳の老女…きっと何百年、何千年も生きてるんでしょうねぇ!?
鋭い眼光で睨まれたら、恐ろしさで身体が凍りついたようになりそう…(><)
お爺さん、名前を聞かれた後、何をされるんでしょう!?
奇怪な古代生物たちに囲まれて大丈夫なんでしょうか…???
第6回も楽しみにしていますね~(^o^)/
2010-05-16 Sun 16:43 | URL | miwa125 [ 編集 ]
nanaco☆さん
こんにちは~、コメントありがとうございます。
収拾をどやってつけるか、自信ありませんが続けますね。

ハサミムシ検索したんですね。ハサミムシの中には子供のために自分の体を提供して死んでしまう種類もあるんですよ。
凄く子煩悩?

さて、これからの展開を考えなくては・・・(*^^)v
2010-05-16 Sun 17:29 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]
picchukoさん
こんにちは~
いつも読んでいただきすごく嬉しいです。(*^_^*)

お爺さんに待ち受けているのはなんでしょうか
キエフの街はどうなるのか・・
まだまだ、考えてない・・・
また読んでくださいね。
2010-05-16 Sun 17:31 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]
miwa125さん
こんにちは~、読んでいただいてありがとうございます!

お爺さん、無事でした!!
ネルたちはお爺さんを助ける事ができるのでしょうか?
自分もまだわかりません^^

また読んでくださいね。
2010-05-16 Sun 17:32 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]
こんにちは!
魔女と眠り姫の関係は?キエフの街の秘密は?銀髪の老女の意図は?古代生物たちはどんな暮らしをしているのか?知りたいことだらけで、この先どんな展開が待っているのか、とても楽しみです♪
お爺さんのことを案じながらもできることを精一杯やろうとするネルとチハルの二人を、とても応援したくなりました。
2010-05-17 Mon 11:13 | URL | samiado [ 編集 ]
samiadoさん
こんばんは~
読んでいただいて、凄く嬉しいです。ありがとうございます。
謎や秘密を広げすぎてどうやって回収していいかわかりません・・・・
でもこの世界が大好きなので頑張って続けて行きますよ~
また是非読んでくださいね。
2010-05-17 Mon 22:28 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]
こんにちはー☆またよろしくお願いします~

今日はずーっと楽しみにしていた「機械蜘蛛の塔」を読みにうかがいました。
一気に5話、のめりこんで読んでしまいました。
今回はファンタジー色が濃いですね!すっごく面白いです!すっごく好きです~!!
兄妹に何が起きるのか、魔女はどう関わってくるのか、お爺さんもただ攫われっぱなしではない気がするし、
機械蜘蛛の役割や、キエフという街の秘密や、世界がどうなっているのか、気になる要素満載です!
完結してから一気に読めば良かった~…という思いと、
執筆と同時進行で読める嬉しさとが半々で困っちゃってます。笑

そうそう創元SF短編賞のこと。
日向さんファン2号(1号はnanacoさんですよね。)としてはもちろん結果は残念ですが、
ご自分の夢に向かってしっかり進まれてるのを見てなんだか元気をもらいました☆
これからもわたし達を、日向永遠ワールドに沢山連れてってくださいね♪♪
2010-05-30 Sun 18:49 | URL | まる811 [ 編集 ]
まる811さん
こんばんは~★

無事、結婚式が終わってホッとしているのではないでしょうか?これからが本番なんで、頑張ってくださいね。

読んでいただいて凄く嬉しいです。

これからも挑戦していこうと思っています。諦めたら夢もそこで終わってしまいますもんね。歳も関係ないと・・。

これからも宜しくお願いします。(*^_^*)
2010-05-30 Sun 20:50 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]

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