輝く断片のあつめかた

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「虹子の物語第2部 卒業」第14回 「連載小説を書いてみようv(41975)」


こんにちは~☆

昨日からお正月休みです。今年は休みが1月3日までしかありません。短いですね。
最近、腰を痛めて座っているのが辛いです

虹子の物語の2部   14回目です。

20回にはならずに終わる予定でいます。感想お待ちしてます。

宜しくお願いいたします。




第14回

 翌日、月曜日、紅葉と虹子は学校だった。ヒロの事が心配だったけど、蜘蛛が教えてくれる。
 一方、ヒロの家に午前中、子供虐待相談センターから家庭相談士の男性が訪ねて来た。虹子が匿名で電話したのだった。
 虹子の蜘蛛と母、紫の蜘蛛がその様子を窺っていた。
 玄関先で相談士が訪ねている。
 「こちらに小学校に上がるまえの男の子がいますね。名前はヒロ君。実は昨日、電話がありまして・・・そのう、ヒロ君が虐待されているのではと」
 ヒロの母親が答える。
 「誰がそんな電話を・・・ヒロはちゃんと面倒みてますよ。ヒロ!ちょっとこっちに来て」奥の部屋からヒロが顔をだす。
 「ご飯だって、ちゃんと食べてるし。顔色だって悪くはないでしょ?」
 
 「お母さん。暫くヒロ君と二人にしていただけますか」相談士はそう言うとヒロを連れて近所の喫茶店に向かった。紅葉の蜘蛛は素早くヒロのポケットに滑り込んだ。

「ヒロ君、何か飲むかい。ジュースでもなんでも好きなものを頼んでいいよ」
「実は、連絡があって、ヒロ君が家の中で苛めてらているんじゃないかなって様子を見にきたんだ」

 「家で苛められなんかいないよ。大丈夫だから」
 「でもヒロ君は幼稚園にもいってないんだろ?寂しくないかい」
 「平気だよ。寂しくなんかないよ」
 「おじさんたちに電話してきたのは中学生か高校生くらいの女の子なんだ。名前は、言わなかったけど。嘘を付いている様には聞こえなかった。その子はヒロ君をどうして知っているんだろうね。ヒロ君、知ってるかい?」

 紅葉にはヒロが葛藤している様子が分かった。小さな心臓の鼓動が伝わっていくる。
本当の事を喋ってい良いのだろうか?きっと虹子さんか紅葉さんが電話したんだ。ほんとうの事を喋って、家にいられない事になったらどうしよう。ヒロの小さな胸のなかで様々な思いが渦巻いていた。それが紅葉には手に取るように分かった。

 「僕、知らないよ」ヒロは思ったのだった。もし本当の事を言ったら、虹子姉ちゃん達にも会えなくなるんじゃないかって。自分はどこかの施設に入れられてそこで暮らす。そんなの嫌だ。

 「本当に知らないのかい?ヒロ君。怖いことはないんだよ」三十分近く、家庭相談士の男性とヒロは話していた。話していたがヒロに変化はなかった。やがて、相談士は名刺と小銭をヒロに渡した。「もし何かあったらここに電話をくれるかい?何時でも気にする事ないからね。それとこれは電話代」

 相談士とヒロはヒロの家に戻った。相談士はヒロの母親に挨拶し帰って行った。

 その間、斎藤とヒロの母親は電話したのはあの中学生の女子に違いないと話していた。
 「やっぱり、あの中学生に違いない。余計なことを。ヒロを始末しづらくなったじゃねえか。ガキども。子犬の所に遊びに行くのは禁止だ」激情した斎藤が言う。

 「どうする?暫く、おとなしくしていようか?」
 「お前はどうなんだ?」
 「それは・・・来年はヒロが小学生、そんな面倒なこと、私は厭だよ。小学校にいかなければ何かと、面倒なことがあるだろ」
 「考えてみるか・・・」斎藤たちは考え込んでいた。

 ・・・・・つづく・・・・・
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創作 | コメント:6 | トラックバック:0 |
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コメント

虹子の物語、第14回目楽しみにしていました♪

虹子&紅葉の選択、ナイスです!
児童相談所に目を付けられれば、斎藤達も手を出しづらいですものねぇ。
でも本当の事を言えないヒロ君の葛藤が、手にとるように分かって辛いです…
ヒロ君には二人とアルフしか頼れる人がいないんですよね(><)
どんな結末が待っているんでしょう?! どうか悲しい結末にはなりませんようにと願いたいです…

同じく正月休みは3日までです!
あっという間に終わってしまいますよね~^^;
年始の読書はたぶん4日から再開、それまではたまりにたまった漫画を消化したいです(笑)
2009-12-31 Thu 08:23 | URL | nanaco☆ [ 編集 ]
nanaco☆さん
感想ありがとうございます。

第2部はもう少し楽しい話にしたかったのですが、どうも自分には楽しい話をつくる才能がないのかもしれません。書けば書くほど、紅葉と虹子の苦悩編みたいな内容になってきました。これも通過儀礼のひとつだと思うのですが。特殊な才能と世界との向き合い方。このテーマだと10回では短いのかもしれないです。
永遠な課題ではあるんですが・・

もうちょっとで終わりまでいけそうです。
だけど最後、どんな終わりが待っているのか・・。

いつも応援ありがとうございます。
ほんとうにうれしいです。
来年も宜しくお願いします。
2009-12-31 Thu 16:30 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]
こんばんは~♪
ヒロくんが、児童相談所の人に本当のことが言えなくて葛藤している姿が
とっても痛々しいですねぇ…(T_T)
これで、ヒロくんはアルフや虹子と紅葉にも
会えなくなっちゃいましたねぇ…(>_<)
ヒロくん可愛そう(-_-)
虹子と紅葉はどうやって
ヒロくんのピンチを解決するんでしょう…?
このあとの展開が楽しみです~♪

日向さん、今年はいろいろお世話になり
ありがとうございました☆
良い年をお迎えくださいね~(^^)/
2009-12-31 Thu 18:13 | URL | miwa125 [ 編集 ]
miwa125さん
こちらこそ、今年一年ありがとうございました。
応援していただいて、とても嬉しかったです。
来年も宜しくお願いいたします。

つづきも応援お願いいたします。
2009-12-31 Thu 22:44 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]
また虹子の物語一気読みしました~。
一日にいくつもコメントしてしまってすみません~。

ヒロ君、まだ小さいのに大人ですねぇ。
大人にならざるをえなかったんですよね、それが痛々しいです。
斎藤たちをこらしめたり施設に逃げれば解決するってもんでもないでしょうし…難しいです。
ヒロ君にとっての幸せってなんでしょう?
虹子たちは人と関わるということでどんな成長をとげるのでしょう?
次回が楽しみです。
2010-01-11 Mon 11:17 | URL | まる811 [ 編集 ]
まる811さん
ありがとうございます!!

お正月もおわりそろそろ、再開しようと思ってます(*^_^*)

お正月にはなんか重い話で、合わない気がしてます。
でも、もういいかなと思います。(*^_^*)

また読んでくださいね。
2010-01-11 Mon 16:15 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]

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