輝く断片のあつめかた

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虹子の物語第2部 「卒業」 第8回 「連載小説を書いてみようv(41975)」

こんばんは~★

第8回目です。今回は少し気合いを入れて??書いてみました!!
(いつもは手抜きか・・・そんな事はないのですが)

皆さんがどんな感想を持ってくれるか凄く楽しみです。

感想を教えてくださいね。感想からヒントを貰ったり、やる気になったりしますので・・・



第8回 虹子の物語 「卒業」

 4 蜘蛛の約束(承前)

 紅葉は傘の中にヒロを入れ歩いていた。虹子は直ぐ後ろをついてくる。虹子の蜘蛛は紅葉の中にいて同化していたので二人の会話と紅葉の思いが伝わってくる。

 虹、家に行く前に丘の上公園に行こうよ。小雨だけどきっと、大丈夫でしょ?
 いいわね。

 「ねえ、ヒロ君、今日はちょっと遠出して丘の上公園に行かない?」虹子が後から声をかける。ヒロが振り向いた。アルフも顔を虹子に向ける。
 「うん。僕、行きたいな」

 三人はそのまま駅に向かった。虹子は初めて、丘の上公園に行き蜘蛛の秘密を知った時の事を思い出した。紅葉はあの公園か神社でヒロに蜘蛛の事を教える気でいるんだ。

 電車の中。アルフはヒロの服の中に隠れておとなしくしている。ヒロは少しドキドキした。「アルフ、見つからないかな?」「大丈夫よ」

 「ねえ、ヒロ君。ヒロ君は神様っていると思う?」紅葉は聞いた。それはこれから話す、蜘蛛の話へのきっかけだった。
 ヒロは少し、悩んでいる様だった。

 「神様なんていないよ。だって、いろいろなところで悪い事ばかり起こるから。僕の母さんだって、僕なんて居ない方が良いって思ってるんだ。もし神様がいたらこんな事、起きないよね。だから、神様なんていないよ」

 「私はいると思うな。唯、ヒロ君が思っているほど、神様は全能じゃないんだと思う。人それぞれに神様がいて、ヒロ君の神様はまだ、決まってないんだと思うんだ。日本には神様が沢山いるんだよ」

 ヒロは納得できないようだった。アルフが暖かいのかうとうとしだした。

 丘の上公園の駅には直ぐついた。公園への坂道、あたりは紅葉が始まっていて、赤、黄色と色ずいた木々が綺麗だった。葉がしっとりぬれていてもの寂しかった。

 歩いていると汗ばんできた。ヒロは歩くのに慣れていて平気だった。歩きだして十分程で公園に着いた。

 四阿にあるベンチで休む事にした。

 「ねえ、ヒロ君?ヒロ君のお母さんが帰ってこなかったのを何故、知っているか教えてあげるね。驚かないでね。ヒロ君、神様は本当にいるんだよ。私たちの神様がヒロ君の事を教えてくれたんだよ」

 四阿のテーブルの上、今までなにもいなった。
 「ヒロ君。テーブルの上を見てて」
 
 しばらくすると、テーブルの上に大きな蜘蛛が現れた。歩いてきたわけではなく、突然、いた。

 ヒロはじっと見ている。小さく叫んだ。
 
 「この蜘蛛、僕の家にもいたよ!」

 「私たちはねこの蜘蛛の神様とお話ができるの。私と虹子の神様」アルフも不思議そうに蜘蛛を見ている。まるで紅葉の話が分かっているみたいだった。

 「蜘蛛に教えてもらったんだよ。この蜘蛛が遠くから私たちにヒロ君の事を教えてくれたんだよ。信じてくれる?」

 ヒロはじっと蜘蛛を見ている。蜘蛛は透明になり、そしてまた実体化した。そしていつのまにか蜘蛛は二匹になっていた。紅葉と虹子の蜘蛛だった。

 「信じる。蜘蛛の神様だね」淡いピンクの目をした蜘蛛がヒロに近づく、淡い青い目をした蜘蛛がアルフに近づいていった。

 それはアルフの潜在的能力が蜘蛛の力を増大させたのかも知れない。

 ヒロの手のひらの乗った紅葉の蜘蛛、アルフの頭にのった虹子の蜘蛛。
 アルフとヒロ、虹子と紅葉。三人は、蜘蛛を通して、アルフの心に触れた。

 ヒロの目から温かい涙が溢れてきた。

 アルフ、ありがとう。自然に口をついて言葉が漏れた。アルフは喋っている訳ではないのだが、ヒロと繋がっていた。紅葉も虹子も暖かい気持ちにあふれていた。
 アルフと一緒にヒロを守ってあげる。二人は思った。

  つづく

虹子の物語第二部 「卒業」第9回


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コメント

日向さん、こんばんは~♪
あぁ、なんだかとっても温かくなるお話ですねぇ…
ヒロ君が蜘蛛に拒絶反応を示したらどうしよう!!なんてちょっとドキドキしていましたが、
孤独だったヒロ君は、どんな生き物にも優しさと温かさを分けてあげられるんですね(*^^*)
なんだかヒロ君の母になったような気持ちで読んでしまいましたわ(笑)

>ヒロが振り向いた。アルフも顔を虹子に向ける。
なんだかこういう何気ない文章が好きです♪
アルフ可愛い~っ!!!(≧m≦)
続きも楽しみに待っていますね☆
2009-11-04 Wed 22:05 | URL | nanaco☆ [ 編集 ]
こんにちはー☆
いいです、こういうお話…
突然「蜘蛛の神様」って言われたら大抵は疑ったりびっくりしたりすると思うのに、
ヒロ君が自然に受け入れているのが印象的でした。
ヒロ君自身も何か持っているんでしょうねぇ。。。

わたしが好きだなぁと思った部分は、
「色ずいた木々が綺麗だった。葉がしっとりぬれていてもの寂しかった。」
っていう表現です。
日向さんの書く小説は、内容だけじゃなくて文章にもハッとさせられます。
2009-11-05 Thu 13:39 | URL | まる811 [ 編集 ]
nanaco☆さん
感想ありがとうございます。
嬉しいです。

これからの展開、ちょっと迷ってます。・・・
ヒロ君には幸せになってほしいですが現実は厳しいことばかりです。  どうしよう・・・考えてみます
2009-11-05 Thu 17:39 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]
まる811さん
いつも感想、ありがとうございます。

嬉しいです。また続きを考えますね。
文章は下手です。まだまだですね。文章の勉強ってどうやったたらいいのでしょう?(*^_^*)
2009-11-05 Thu 17:41 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]
こんばんは~♪

ヒロくんが、蜘蛛のことを自然に受け入れてくれて、
ホントに良かった~♪
最初は怖がるんじゃないかって、ちょっと不安もあったんですけど、
ヒロくんが素直に理解してくれたので、ホッと安心しました^^
やっぱり、ヒロくんとアルフは、超可愛い!!!!!(#^.^#)
3人と1匹には、絶対幸せになってもらいたいです!!(^^)
第9回も楽しみに待っていますね(^^)/
2009-11-06 Fri 18:26 | URL | miwa125 [ 編集 ]
miwa125さん
おはようございます!!
感想ありがとうございます。
蜘蛛の神様の受け入れ場面、ちょっとスムーズすぎたかな~。

ちょっと反省してますがつづきも読んでくださいね。

ヒロとアルフの今後はどうなっていくのでしょう?
自分も悩んでます。(*^_^*)
2009-11-07 Sat 08:24 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]

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