輝く断片のあつめかた

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「第七官界彷徨」尾崎翠を読みました。


第七官界彷徨
著者 尾崎翠
河出文庫 ¥620 189P
評価 ★★★★☆

久し振りに読んだ本の紹介です。

私はひとつ、人間の第七官にひびくような詩をかいてやりましょう。

主人公の私(町子)は三人兄弟の末っこ。
分裂心理を研究している兄の一助。
苔や薊の恋愛の研究している二助。

ほのかに恋心をよせている従兄の三五郎。

この四人で住んでいるのです。
町子が上京のおりに親から渡されたお金を三五郎に書籍代としてあげてしまったりします。


それも三五郎が一助から預かった書籍代のお金でマドロスパイプを買ってしまったのでその建て替え。

母はそのお金で流行りの首まきを買いなさいと渡されたのに・・・でも町子はそんな事に頓着しません。

苔の恋愛を研究している兄たちもまた変わっていて面白い!

昭和初期の作品なのに全然古びていません。

特別大きな事件が起きるわけではないのですが新鮮な気持ちになれる本です。

私はこの第七官界彷徨を吉屋信子の花物語に並べて置きましょう。
そして花を愛でるように本を愛でましょう。

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未分類 | コメント:2 | トラックバック:0 |
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コメント

>そして花を愛でるように本を愛でましょう
ふふふ(*^m^*)素敵なレビューですねぇ♪
女性作家でしょうか、、、女ならではの視点というのも新鮮ですよね。
「花物語」も日向さんのレビューで気になっていた作品です^^
良い作品はいつまでも色あせないですよね~♪
ところで、「薊」の読み方が分からなくてつい辞書で調べちゃいました(笑)
2009-10-03 Sat 23:11 | URL | nanaco☆ [ 編集 ]
nanaco☆さん
 素敵な本でした!特別な事が起きるわけではないのですが、変わった人たちと主人公が可愛くって良かったです。(*^_^*)
2009-10-04 Sun 15:42 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]

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