輝く断片のあつめかた

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「ゾティーク幻妖怪異譚」クラーク・アシュトン・スミスを読みました!! 「本日の1冊(13748)」


ゾティーク幻妖怪異譚
著者 クラーク・アシュトン・スミス 大瀧啓裕(訳)
創元推理文庫
評価 ★★★★☆

短編17編が収めらているのだけれど、どれも凄くてその世界が迫ってきます。

ゾティークと言う終末世界の大陸。

そこは死者が降霊術師の魔術で黄泉がえり、死者の国があったり、ラミアとう妖女が男の精気を吸い。妖術師が術を競い合い、欲望を戦わせている。

日の弱くなった太陽が照らす世界。朽ち果て、暗黒の方が主役。

どの短編も良かったのですが自分の一番は”アドムファの庭園”

これは王とアドムファと言う妖術師が持っている秘密の庭園での事。
その庭園の植物はただの植物ではない。

人の腕や頭、はたまた動物の手足頭が接ぎ木されている木々が植えられているのだ。
今日も美しい女奴隷を生贄に木々に接ぎ木する。

しかし王は権力を一人占めするためにアドムファを庭園の穴に落とし殺すのだが・・・
面妖で怪奇な世界。凄いです。その世界の描写が凄くてのめり込みます。

”死体安置所の神”
 ある町に旅行にきていてる剣士の新妻が死んでしまう。しかしそれは仮死状態なのを剣士はしっている。その町には食屍鬼の神がいて死んだ者は旅人だろうがその神にささげられる。
 死んだことを聞きつけて神官が新妻を連れ去ってしまう。死んでいない事を訴えるのだが聞き入れられない。剣士は死体置場に忍び込み妻を奪いかえそうとするのだが、そこに死者を読みがれらせる事の出来る妖術師と鉢合わせする。妖術師はその日死んだ美しい娘を奪いにきたのだ。
 食屍鬼の神と妖術師の戦い・・・そしてその結末は・・

どれもこんな感じな怪異な話ばかりです。
文章がこっていて雰囲気抜群です。怖さがまします。

怪異幻想譚が好きな方は嵌ると思います


【内容情報】(「BOOK」データベースより)

朧な太陽のもと、魔術や降霊術が横行する地球最後の大陸ゾティーク。ブラッドベリ、ムアコックに影響を与えたことでも知られる異才が、細密かつ色鮮やかな描写で創りあげた美と頽廃の終末世界の物語を、本邦初となる全篇収録の決定版で贈る。地獄の王にそむいた妖術師の復讐譚「暗黒の魔像」、失った鳥を求める波瀾の航海を描く滑稽譚「エウウォラン王の航海」他全17篇を収める。

【目次】(「BOOK」データベースより)

ゾティーク/降霊術師の帝国/拷問者の島/死体安置所の神/暗黒の魔像/エウウォラン王の航海/地下納骨所に巣を張るもの/墓の落とし子/ウルアの妖術/クセートゥラ/最後の象形文字/ナートの降霊術/プトゥームの黒人の大修道院長/イラロタの死/アドムファの庭園/蟹の支配者


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作家サ行 | コメント:8 | トラックバック:0 |
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コメント

この作品、日向さんの読書メーターで見かけて気になっていました。
表紙からもその幻想的な雰囲気がうかがえますよねぇ^^

レビューを読むと、すっごく好みのような気がします!!
どこかタニス・リーの世界に似ているような…
怪異譚は大好きなので、読みたい本に追加しておきます~♪(*^0^*)
個人的には「アドムファの庭園」「死体安置所の神」はもちろんのこと、
「拷問者の島」という作品が妙に気になります(笑)
2009-09-24 Thu 09:55 | URL | nanaco☆ [ 編集 ]
興味を惹かれる世界観ですね!
機会があったら読んでみたいです(*^_^*)
2009-09-24 Thu 20:47 | URL | 柊♪ [ 編集 ]
nanaco☆さん
こんばんは~★
>表紙からもその幻想的な雰囲気がうかがえますよねぇ^^
凄く幻想的で妖しいです。好み・・・。
>レビューを読むと、すっごく好みのような気がします!!
>どこかタニス・リーの世界に似ているような…
>怪異譚は大好きなので、読みたい本に追加しておきます~♪(*^0^*)

nanacoさんの好みに絶対合うと思います。機会があったら是非!!

「拷問者の島」は銀死病の流行で壊滅した街の占星術師が逃げ出した先が拷問者の島。
そこは拷問が王や民の娯楽になっている。
占星術師も拷問を受けるのだが励ましてくれる若い娘がいた・・それでなんとか耐えるのだが・・・こんな話だったと思います。皮肉な結末が用意されてます。

2009-09-24 Thu 22:31 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]
柊♪さん
>興味を惹かれる世界観ですね!
>機会があったら読んでみたいです(*^_^*)
-----
こんばんは~★

退廃的で妖しくて、雰囲気が凄く良いです。
ペルディード・ストリート・ステーションもそうでしたがあっちは未来都市、でこっちはこっちも未来ですが中世ヨーロッパ的雰囲気です。

機会があったら手に取ってみてください。
読み応えあります。(*^_^*)
2009-09-24 Thu 22:33 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]
これ、日向さんの読書メーターを見て思わず読みたい本に入れてしまいました。

とても面白そうですね。人間や動物に接木だなんて、ちょっと諸星大二郎を思い出してしまいました。

クラーク・アシュトン・スミスってどこかで聞いたことがあるなあと思っていたらクトゥルー神話も書いてる人なんですね。なる程という感じです。

2009-09-24 Thu 23:11 | URL | てんてん(^^)/ [ 編集 ]
てんてん(^^)/さん
こんばんは~
そうそう、諸星さんのイメージとあってるかも!!

文章が凝ってて読みづらく感じるかも、でも凄く面白かったです。

機会があったら読んでみてください!!
2009-09-25 Fri 23:21 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]
日向さん、こんばんは~♪
やっとこさレビューUPしたので、TBさせていただきますね(^O^)/
改めて日向さんのレビューを読んで、ウンウンと頷いてしまいました。
面妖で怪奇な世界。まさにこの言葉がピッタリですねぇ。
もう大好きな一冊になりました!!!
2009-12-07 Mon 20:58 | URL | nanaco☆ [ 編集 ]
nanaco☆さん、こんばんは~
nanacoさんの感想、今か今かと楽しみにしてました。
この残酷で暗黒で妖しい世界。
薄暗い影にはいつも魔物や生き返った死者や妖女が窺っている世界。たまらなく妖しい。大好きな一冊です。
2009-12-07 Mon 21:49 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]

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