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「第10回 エントロピー 新世界の黄昏」 「連載小説を書いてみようv(41975)」

皆さんこんばんは~★

エントロピー第10回目です。ちょっと間があいてしまいました。
この連休を使って、書きあげたいと密に思っています・・・たぶん・・・。

応援、感想お待ちしてます
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第10回 エントロピー 新世界の黄昏


  総統の声がつづく
 「人類の作ってきた政治と経済の形態は民主主義と自由市場と言う形に統一されていきました。それは自由競争と言う一見自由闊達な世界を想起させます。

 旧アメリカにあった夢、誰でもが成功する事ができる。できる可能性がある世界。それが自由経済でした。

 それはしかし夢のままです。過度な競争は人間性を破壊し、悪魔的な格差をうみだしました。富めるものはますます富み、貧しいものはますます貧しくなります。

 こんな世界のっままでいいと思いますか?何故、格差が生まれるのか解りますか? それは人間の果てしない欲望の所為です。世界の科学の社会の発展のために欲望は必要でしょう。しかし今の争いの絶えない世界の原因も欲望です。
  そして過度な闘争本能。欲望と闘争本能。どちらも制御されるべきです。

 それが世界の秩序を生みだす為に不可欠です。世界の再構築が必要なのは誰の目にも明らかです。社会統制委員はこの状況の中で誕生したのです。我々が目指すのは世界の平和と安定と平等です。しかしそれを達成するのは、新しい人類です。自然にまかせた生物学的進化では遅いのです」

 「さてあなたの役割を説明しましょう」総統の目が光り反対側の壁がスクリーンに変化した。私は壁を向く。そこに無骨な顔と鋭い目つきをもった中年男性が映し出された。どこか影をたたえたその男を見た瞬間、なにか暖かいものが流れて様な気がした。
 下のテロップに名前とおぼしめき説明書きがあった。

 katuragi...葛城、第一級危険度。処置保留中・・・留保期間 20日

「この男は葛城といい現職の刑事です。大変有能です。社会統制委員に迎える気でいるのですが、彼にその気はないようです。猶予期間はまだ社会統制法が施行されらるあと20日あるのですが、施行された時点で彼を自由にしておく気もまたありません。そこであなたの役目です。
 あなたが彼を捕えなさい。その後、彼はあなたと同じ仲間として蘇る様処置されます」
 
 私は頷いた。総統の声は自分の精神を支配していた。いつの間にか机の上に拳銃があらわれた。
 「この銃は通常の人間に対し使用するとその肉体と精神を使った本人の自由にする事ができる機能があります。つまりあなたが葛城を撃てば葛城はあなたの意のままです。」
 
 「なぜ、私なのですか?」私は疑問を口にした。

 「葛城は弱いものに同情する性格が顕著です。私たちの男の仲間が近づくよりあなたが行った方がいいのですよ。それにこの処置はたった今、決めたことなのです。あなたを見てね」

       (つづく)

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コメント

日向さん、おはようございま~す♪
エントロピーの続き、とても面白く読ませていただきましたヽ(*^^*)ノ

むぅっ!総統卑怯すぎ!!!
弱いものに同情するという葛城の性格につけ込むなんて…
ヌルは自分の過去を話し始めているわけだけど、まさか葛城を油断させてるわけでは…??
なんだか怖くなってきました(笑)日向さん、早く続きが読みたいです~(><)
葛城は「火星…」の水島と雰囲気が似ていて、すごく好きです♪
2009-09-20 Sun 06:58 | URL | nanaco☆ [ 編集 ]
nanaco☆さん
おはようございま~す☆

感想ありがとうございます。途切れがちな連載でごめんなさい・・・読んでもらい凄くうれしいです。
今月中には完結したいと思ってます。どんな結末になるのか・・・悩みます。

ヌルは・・・そして葛城は・・色々、考えます。
また読んでくださいね。
2009-09-20 Sun 08:37 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]

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