輝く断片のあつめかた

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |

「アイルランド幻想」ピーター・トレメントを読みました。 「本日の1冊(13748)」


アイルランド幻想0文社文庫 705円
著者 ピーター・トレメント 甲斐万里江(訳)
評価 ★★★★★

11篇を含む、幻想、ホラー短編集

石柱
幻の島ハイ・ブラシル
冬迎えの祭り
髪白きもの
悪戯妖精プーカ
メビウスの館
大飢饉
妖術師
深きに棲まうもの
恋歌
幻影


読んで良かったです。ブログをしていなかったら巡り合えなかった作品。
アイルランド・・英国に侵略(侵略側はつねに解放とよぶ)され、自分たちの土地、文化、言葉、神々、慣習 を抑圧された人々の哀切が涙を誘う。

多くの短編がアメリカに移民した祖先がアイルランドへ久しぶり(あるいは初めて)に戻ってきて、過去の亡霊や精霊に復讐されるパターンの話。

”メビウスの館”みたいにいつしか自分が幽霊となっているのに気がつかずにいて、最後であかされるあの恐怖。怖い。怖いです。

”石柱”・・盲目の作曲家が静養のためやってきたアイルランドの古い館。そこには古代の石柱がある。作曲家が表面を撫でると顔の様なくぼみがあるのだが、妻や友人には分からない。
 そして、外から聞こえてくる、不思議な合唱のような風の音。やがて恐ろしい企みを知る・・妻が毎日の食事に混ぜていた毒・・・そしてやがて最後が・・・。

他には

”恋歌”、”深きに棲まうもの”、”幻影”が良かったです。



【内容情報】(「BOOK」データベースより)

盲目の人気作曲家は療養のため故郷アイルランドの邸に移り住む。その庭には古代遺跡の名残とされる石柱が立っていた。夜ごと彼の耳に悲嘆と苦悩に満ちた不思議な合唱が聞こえるようになり…(第1話「石柱」)―霧の海に育まれた豊かな神話・伝承と、イギリスの度重なる苛烈な植民政策に抗した農・漁民の怒りと嘆きを、ピーター・トレメインは、哀しみの幻想小説集として昇華させた。アイリッシュ・ホラー初紹介。

【目次】(「BOOK」データベースより)

石柱/幻の島ハイ・ブラシル/冬迎えの祭り/髪白きもの/悪戯妖精プーカ/メビウスの館/大飢饉/妖術師/深きに棲まうもの/恋歌/幻影
スポンサーサイト

作家タ行 | コメント:2 | トラックバック:0 |
<<ハヤカワ文庫トールサイズにあうブックカバーを見つけました。 | ホーム | 「SF本の雑誌」 >>

コメント

TBありがとうございます!!こちらからもさせてくださいね^^
日向さんの評価が5つ星で、思わず嬉しくなっちゃいました♪

本当にこの作品、どの短編も大好きです。
「石柱」を読んで、「怖いけど結構ライトだな…」と思っていたんです、最初は^^;
けど、「髪白きもの」や「大飢饉」を読んで、全身が総毛立ちました…汗
幻想的でありながらも、こんなに恐ろしい作品があったのか、と。
「メビウスの館」も面白かったですねぇ。じわじわと恐ろしさがきます。

またこういうお話が読みたくて、日頃アンテナを張っているのですが、
今の所なかなか巡り合うことができません(><)
日向さん、もし見つけたら是非ブログで紹介してくださいね!!
2009-07-12 Sun 21:49 | URL | nanaco☆ [ 編集 ]
nanaco☆さん
こんばんは~。
nanacoさんに教えてもらってこの本を読めて良かった。すごく感謝してます。

こう云う話ありそうで、たしかにありませんね。
見つけたら紹介しますね。
かなり好みでした!!ありがとうございます。
2009-07-13 Mon 23:25 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。