輝く断片のあつめかた

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「第1回 エントロピー 新世界の黄昏」 「連載小説を書いてみようv(41975)」

皆さん、こんばんは~!!

紅葉と虹子の高校生編をスタートするまえに短め(10回以内)のお話を書こうと思います。

蜘蛛の女王とは全然、違った感じなのでお好みに合えば良いのですが・・

つまんないや~との感想でも良いので宜しくお願いします。




第1回 「エントロピー 新世界の黄昏」

  プロローグ

 21xx年。人類は異常気象の為、地下と空中に生活の場を移していた。地表は空中都市にも地下施設にも住めない人々がスラムと化した廃墟に住んでいた。

 突然の豪雨は一瞬にしてアスファルトの道路を河にかえた。雷光が光り、雷鳴がとどろ
く。林立した避雷針を縫いビルに落ちる。火災が発生するが消火に駆けつける者もいない。
定住場所をもてない人々が逃げ惑う。落雷は発達した電子システムに壊滅的、打撃を与えた。

 地下世界には一般市民が住み、地下施設の一部は高高度な透明度を誇る、強化ガラスを何層も重ねた屋根を持つ。地下都市はトンネルによって繋がれている。
強化ガラスをとうし、一瞬の落雷が地下世界を照らす。落雷で地下照明が一瞬、ちらつく。

 空中都市は宇宙空間に浮かぶ、巨大ステーションで富裕層が住む。現在こういった空中都市が日本だけで5つあった。ひとつの都市で10万人を超える人々が住むことができ、その数は増え続けていた。
 はるか下層で黒い雲が光を地表に向かって放っているのが見える。
 
 1 幕開け

 いきなりドアが開き、顔のない男が、部屋に押し入ってきた。葛城はとっさにソファの後ろに隠れた。

ガラスのテーブルのうえでグラスが倒れ、氷とウイスキーが床に流れ落ちた。

 「葛城君。隠れても無駄だ。大人しく一緒に来てくれるかね」顔の無い男が言う。葛城は、脇の下からオートマチックの拳銃を取り出し身構えた。
 「お前は誰だ。礼儀をしらないのか」呻きながら云う。
 「自分の胸に聞いてみれば心当たりがあるんじゃないかね」
 「多すぎて、判らないね。説明しなよ」
 「まだ、しらを切るのかね。大人しくしているのも今のうちだけだ。私は社会統制委員の第一地下都市の責任者だよ。これでわかるかね」
 「わからないね。自分は犯罪も犯したこともなければ、税金をくすねた覚えもないね」

 「君の思想は危険なのだよ。君はまた野蛮な人間に戻りたいのか?統制しない、本当の人間の姿がどんなものか、君だって知っているだろう。悪魔の様な欲望丸出しの姿が理想なのかね?今まで人間がなにをしてきたか、二つの世界大戦が何故起こったか、君は、どう思うね。人類の歴史は戦争の歴史なのは子供だってしっている。社会統制委員の意味を君だって理解している筈だ。今更遅いのだよ」

 「何を言う、個の存在を社会のコマとしてしか、見ない今の社会が理想なのか?そんな事はない」顔の無い男に向け発砲した。腕にあたり、男はくるりと1回転して床にたおれた。血がながれだす。

 「君を牢につなぎたくはないのだがね。人間に期待してもダメだよ。人間の本性は慾だ。戦争の原因も慾だ。慾の為には人を殺す。自分たちとは違うところを見つけてね。むりやり理由をつける。肌の色が違う。政治体制がちがう。国がちがう。争う理由がなければ理由を無理やりつけてでも争う。それが人間の本質だよ」
 葛城は顔のない男を飛び越しドアに向かった。右足をつかまれた。そのまま倒れ込む。
 素早くたち蹴る。離さない。
 「離せ!」ちかくにあった。花瓶をもち男の腕にむかって振り下ろす。男は花瓶をよけたちあがる。再び葛城は倒れ込む。拳銃を男の顔面に向ける。
 「離せ、今度は顔を狙うぞ」
 顔の無い男が一瞬、笑った様に見えた。

 (つづく)
 
第2回
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コメント

「エントロピー」という単語に反応しました。(^^ゞ)

小説を読むのは、本当に久しぶりです。
SF小説は大好きなので、今後の展開が楽しみです。(^^)/
2009-06-25 Thu 00:26 | URL | カトミノ [ 編集 ]
こんにちはー☆
日向さん、なんてことをしだすんですか!!
またまたおもしろそうで続きが気になります~~~!!!
なんだかすごく好きそうなお話の予感がします。一気読みしたいです~!
2009-06-25 Thu 12:37 | URL | まる811 [ 編集 ]
面白そうですねー!
エントロピーって・・どういう意味なんでしょう?
そのうち明かされるのかな・・?
2009-06-25 Thu 13:14 | URL | 流れ星キラー [ 編集 ]
こんばんは~♪

またまた面白そうなお話ですね~(^^)
未来都市が舞台なのも
すごく興味をそそられます♪
行き成りドキドキさせられるような展開で、
続きがとっても気になります(><)
第2回、早めのUPをお願いしますね(^^)/
2009-06-25 Thu 18:40 | URL | miwa125 [ 編集 ]
うわーうわー!!! またまた面白そうな作品ですね(><)
第一回目を読んだだけで、とても日向さんらしいカラーだなぁと思わずニヤリとしちゃいました♪
こういう未来の、どこか退廃的な雰囲気が漂う世界大好きです。
どこか「火星ダーク・バラード」の未来世界を思い出しますね。
続きがすっごく楽しみです!! 第二回目、心待ちにしておりま~す♪(*^^*)
2009-06-25 Thu 21:45 | URL | nanaco☆ [ 編集 ]
カトミノさん
こんばんは~。

またまた、よく考えずにスタートしてしまいましたがよろしくお付き合いください。(*^_^*)
2009-06-25 Thu 23:42 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]
まる811さん
こんばんは!!
設定の半分も考えないで見切り発車してしまいました。なんとかなるかななんて甘い考え(*^_^*)

読んでいただけてすごく嬉しいです。続きもよろしくお願い致します。(*^_^*)
2009-06-25 Thu 23:44 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]
今回のも面白そうですね!
続きを楽しみにしております!
2009-06-25 Thu 23:45 | URL | gineiden0930 [ 編集 ]
流れ星キラーさん
エントロピーの説明は難しくてできません(*^_^*)
雰囲気でつかってしまいました。

不可逆変化と多くの事象は乱雑な状態へ変化するとの意味で使ってます。

また読んでくださいね。
2009-06-25 Thu 23:49 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]
miwa125さん
こんばんは!!
ありがとうございます!!
またまた無謀な試みをはじめてしまいました。(*^_^*)

どうなるか自分でも判りませんがよろしくお願いします。
2009-06-25 Thu 23:51 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]
nanaco☆さん
ありがとうございます。
喜んでいただけて嬉しいです。
また宜しくお付き合いください。
がんばりま~す(*^^)v
2009-06-25 Thu 23:52 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]
gineiden0930さん
こんばんは!!
コメントありがとうございます。

また読んで感想を聞かせてくださいね。(*^^)v
2009-06-25 Thu 23:54 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]

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