輝く断片のあつめかた

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「第14回(最終回) 蜘蛛の女王・・・虹子の物語」 「連載小説を書いてみようv(41975)」

最終回をお届けします。
この様なお話を最後まで読んで、そして応援いただき感謝いたします。
ほうとうにありがとうございました。

また、成長した紅葉と虹子に会える事をお約束して、第一部を終了いたします。

ありがとうございました。
バックナンバーはこちらから
第1回 蜘蛛の女王・・虹子の物語 
第2回 蜘蛛の女王・・虹子の物語
第3回 蜘蛛の女王・・虹子の物語  
第4回 蜘蛛の女王・・虹子の物語
第5回 蜘蛛の女王・・虹子の物語  
第6回 蜘蛛の女王・・虹子の物語
第7回 蜘蛛の女王・・虹子の物語  
第8回 蜘蛛の女王・・虹子の物語 
第9回 蜘蛛の女王・・虹子の物語  
第10回 蜘蛛の女王・・虹子の物語
第11回 蜘蛛の女王・・虹子の物語
第12回 蜘蛛の女王・・虹子の物語
第13回 蜘蛛の女王・・虹子の物語



第14回 (第一部最終回) 蜘蛛の女王・・・虹子の物語
 
(8)紅葉、虹子 新たな旅立ち
 秋、二学期が始まりもう10月になっていた。あの夏の出来事は虹子と紅葉を大人へと変えていた。二人は少しの事では折れない、精神力をもった。紅葉も虹子もどこがどうと言えないのだが妖しげな雰囲気を纏ってきていた。それがクラスの皆にも分かるのだろう。
他の生徒と虹子と紅葉に対する接し方が少し違って来たように思える。決して言動が変わった訳ではないのだが。頼られる存在になったと言えばいいのだろうか。特に紅葉は全身からオーラがでている様だった。それは人を威圧するものではなく、安心感を与える様な感じと言えば良いのか。

 虹子は蜘蛛をだいぶ扱える様になった。紅葉に見てもらいながら、自分の蜘蛛を体外に実体化させ、紅葉とやりとりが出来る様になった。そして二人は蜘蛛をやりとりしている過程で蜘蛛を普通の人に見えなくする方法を知った。それは蜘蛛を透明にする事だった。
 蜘蛛はもともと実際の蜘蛛なのだが、体内に飼っている過程で精神的存在へ変化していく。そして体外に出て行く時、実体化するのだが、その際、ある程度の変化を与える事ができるのだ。但し、土蜘蛛の一族には透明だろうが見えてしまう。と言うより気付かれてしまうのだが。

 歴史の授業中、紅葉の蜘蛛が虹子の所にやってきた。悠然と机の上に歩いてくる。そして虹子に潜入する。
 「授業、退屈だね」と紅葉
 「そんな事ないよ。歴史は大好きだから」
 「そう?ねえ今週末、久しぶりに丘の上公園に行かない?そして神社にも寄ってこようよ」
 「いいよ。また行きたいと思っていたんだ」

 エピローグ

 二人並んで公園を目指し歩いて行く。涼しい風の中に冷たさが感じられる。夏に来た時とは景色が変わっていた。夏の緑はすっかり色をかえ色とりどりにかわっていた。
 神社によりお参りした。力が湧いてくるような気がした。そして二人でいるだけで気持ちが通じ合う様になってきていた。
 「虹子、いろいろあったね。わたしの所為なんだけど」
 「紅葉のおかげで私、変わった気がする。前よりなんて言えば良いか分からないけど。世界と向き合っていける気がするの。今までは自分の事しか考えてなかったけど、紅葉やクラスの皆の事を考えられる様になったと思う。紅葉と出会ったおかげだよ」
 「そんな風に言ってもらうと、気持ちが凄く楽になるけど、わたしには虹子に責任があるのは変わらない。これからも変わらないよ」


 公園に戻ると雨が降り出した。二人は公園にある、四阿で雨宿りした。直ぐ小雨になり二人は帰りの途についた。

 ふと前方を見ると、紅葉し色づいた木々を背に七色の虹が輝いていた。

二人はそれを暫く黙って同じ思いを持って眺めていた。

 (了)

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創作 | コメント:10 | トラックバック:0 |
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コメント

本当に面白かったです!!
アップされるのが楽しみでした。
これからの二人がどうなっていくのか
とっても興味ひかれます。
ぜひぜひ続編をお願いいたします!!
2009-06-20 Sat 22:19 | URL | gineiden0930 [ 編集 ]
とうとう最終回ですね♪
プロローグを最初に読んだ時は、どういう展開になっていくのかドキドキしたのですが、
とても心地の良いラストが読めて大満足でした!!

2人の年頃の少女のお話って良いですね(*^^*)
日向さんは、そんな微妙な年代の女の子の気持ちをすごく的確に捉えていて感心しました。
「蜘蛛」を体内に取り込むという特異な設定はさることながら、
それ以上に紅葉と虹子の人物描写がとても丁寧でしたね!! 本当に面白かったです♪

エピローグで色づいた木々と、七色の虹…
紅葉と虹子の名前にかけているのが、また素敵だなぁ…と(><)
素敵な物語をありがとうございました。続編を楽しみに待つことにしま~す♪
2009-06-21 Sun 09:12 | URL | nanaco☆ [ 編集 ]
gineiden0930さん
長い間、読んでいただきありがとうございました。
本当にうれしいです。

今、高校生になった紅葉と虹子のお話の構想中です。(*^_^*)
また宜しくお願いしますね。
2009-06-21 Sun 10:18 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]
nanaco☆さん
いままでほんとうにありがとうございました。
いつも暖かいコメントをいただき、次につなげる力となりました。感謝しきれません。

次のお話も考えていますので、これからも宜しくお願いします。m(__)m
2009-06-21 Sun 10:20 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]
こんにちは~♪

とうとう第一部の最終回なんですね~。
連載、お疲れ様でした(*^_^*)
すごく素敵なラストで、
読後感が、とても爽やかでした!!
高校生になった虹子と紅葉の成長物語も
楽しみに待っていますね~(^^)/
2009-06-21 Sun 17:28 | URL | miwa125 [ 編集 ]
miwa125さん
こんばんは!
いままでありがとうございました。
なんとかここまで続ける事ができました。
見守っていただき凄く嬉しかったです。

続編もかんがえていますのでまた宜しくお願いしますね。(*^_^*)
2009-06-21 Sun 20:39 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]
こんにちはー☆
遅ればせながら物語全て読み終わりました!

中学生編だけでも一つの話としてすごくおもしろいし、
これからまだまだ発展していく壮大な物語の序章というワクワク感もありました。
最初は正直蜘蛛が気持ち悪かったんですが(ゴメンナサイ!!)
日向さんの筆力でしょうか、妖しくて美しくて“色気”を感じました。
高校生編では何が起きるのでしょうか…楽しみです!
2009-06-22 Mon 18:24 | URL | まる811 [ 編集 ]
まる811さん
こんばんは!

感想ありがとうございます。
読んでいただき嬉しいです。面白かったといっていただけてすごく励みになります。

虫をあつかっているので女性にはちょっとダメかなとおもっていたのですが我慢して読んでいただき嬉しく思います。

続編も今考えています。7月には開始したいとおもっていますがどうなるものか・・・待っていてくださいね。(*^_^*)これからも宜しくお願いいたします。

2009-06-23 Tue 00:26 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]
こんにちは!
途中で左腕がゾワゾワしましたが、その発想に感嘆しながら、少女たちの心の通い合いが中心となっていることにほっとしながら、最後まで読ませていただきました。
とても面白かったです♪
有難うございました。
2009-06-23 Tue 15:25 | URL | samiado [ 編集 ]
samiadoさん
こんばんは!感想すごくうれしいです。

最後まで読んでいただき嬉しいです。
また違う話も考えたいと思いますので宜しくおねがいします。(*^_^*)
2009-06-23 Tue 23:02 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]

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