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「第7回 蜘蛛の女王・・・虹子の物語」 「連載小説を書いてみようv(41974)」2009-06-06 Sat 13:23
だいぶ間があいてしまいました。第7回をお届けいたします。
実はここで紅葉の正体が明かされて終わりにしようと思っていたのですがちょっと慾がでてきてもう少しつづけようと・・・そう思ったらなんか展開に無理が・・・今まで書いてきたことと矛盾しないようにと考えていて中々続きが書けないでいたのですが・・ 兎に角、いま暫く続けるつもりでいますので、応援宜しくお願いします。 ![]() 第1回 蜘蛛の女王・・虹子の物語 第2回 蜘蛛の女王・・虹子の物語 第3回 蜘蛛の女王・・虹子の物語 第4回 蜘蛛の女王・・虹子の物語 第5回 蜘蛛の女王・・虹子の物語 第6回 蜘蛛の女王・・虹子の物語 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 第7回 (5)紅葉の告白そして秘密が明かされる。(承前) 紅葉の話が続いていた。 わたしたちはね・・・・この穴の側に神社があるでしょ?あの神社は何を奉っているか知ってる?土蜘蛛の神なの。わたしたちは土蜘蛛の末なの。太古の昔、中央権力に阿ることなく、表舞台から消され、闇へと葬られた。 でも、歴史の節々で逆にこの国を支えてきた。長い時間がかかったの。今は表にはでれないけれど中央権力と協力関係を保つ事が出来るようになっていた。でも問題がおこったの。分裂したの。べつにわたしたちは権力が欲しいんじゃない。だから隠れた。わたしと母でね。隠れて生活しているの。 わたしたち土蜘蛛の秘密は、蜘蛛を体内に飼う事でそして蜘蛛を通じて自分たちの意識をそのまま残す事が出来ることなの。知識や経験をよ。だけどその蜘蛛は限られているの。何年も自分と共生してやっと自分を残すことが出来るの。自分は自分の個を残そうと思ったの。 そもそも意識ってなに?その人、固有の意識を他人は知る術はないのよ。他人を理解するのはその人の言動を通してだけそれもその人を正しく理解できることなんて出来っこないでしょ?どんなにその人の事を理解したと思ってみてもそれは自分の考えにすぎないの。その人、本人の事はその人しか解らない。だから表面では理解していると考えている、そして友達だと思っている・・本当?それは本当の事なの?他人を理解すると言う事の意味を考えたことある? それは自分を騙し、騙る事なのよ。その人への固有の評価を自分に信じ込ませる事。それが人を理解する事の意味なの。 解る?このことの意味が・・・そこにはもう対象の他人は極論を言えば関係なくなる事なのよ。自分だけで完結してしまう。 だから、だから親友と信じていた人に裏切られたりする。 わたしにとって他人は他人じゃないの・・・ううん、違うわ。うまく言えないけど、 虹子・・これからわたしの蜘蛛があなたの分身になっていくのよ。まだ子供だからわたしの意識は持っていないけど。 虹子の左の二の腕の痣がゆっくり盛り上がりだしてきた。みる間に膨れあがってきた。脚が最初に肌から出てきた。蜘蛛の足。 一本、・・・また一本。頭が出てくる。大きな蜘蛛。 サーっと血が引く。貧血を起こしそうになる。夢をみているのか。この蜘蛛が紅葉?紅葉の分身? わたしたちは虹子とわたしは本当の親友になることができるの。解る?蜘蛛を通して本当の友達に成れるのよ。 直ぐにはなれないけど、お互いの蜘蛛をやり取りして虹子の事を理解する事ができる。虹子もわたしの事をわかる様になるの。 わたしたち土蜘蛛の過去の事も含めてね。このまま、虹子が受け入れてくれればきっと二十歳まえにはそうなっていると思う。 虹子、お願いよ。わたしたち・・わたしの本当の友達になって。お願い・・ 今、わたしは虹子から出て行くけど、子の蜘蛛が残る。今は少しはわたしの意識をもっているけど、虹子といる間に虹子の意識をもつようになってくるわ。そしてわたしの意識はいつしか封じ込められるの。 直ぐ穴から助けるから待っててね。 (つづく) 暫く、精神的対話が続くかもしれませんが・・・退屈かな・・ちょっと心配・・ 第8回 蜘蛛の女王・・虹子の物語 スポンサーサイト
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コメント
こんにちは~♪
蜘蛛を通して本当の友達になるって、 すごく面白い発想ですね~^^ 紅葉の言うことも分かるんですけど、 虹子にしてみると、 突然そう告白されても戸惑いますよねぇ。。。 虹子がどんな返事をするのかが、すごく気になります! まだまだ続くということで、安心しました~(*^_^*) 続きを楽しみにしていますね(^^)v
miwa125さん
コメントありがとうございます! 読んでいただくだけでも凄く嬉しいのに毎回コメントをいただき感激してます!! 続きを考えるのも楽しいのですが・・大変。 もう少し続けるつもりですのでお付き合い宜しくお願い致します。m(__)m
日向さんこんばんは♪
第7回目、待っていましたよ!! 今日もとても楽しく読ませていただきました(*^^*) 日向さんの想像力には、本当に頭が下がります。 蜘蛛を通して相手の本心を理解するっていうの、凄く面白い発想ですね!! ここからどんどん世界を広げたら近未来SFとかになりそうな展開ですねぇ。。。 土蜘蛛の神が奉られているという設定も、個人的にかなり好みです^^ 日向さん、どうかもっともっと続けて書いてくださいね!! 続きを楽しみに待っています♪
nanaco☆さん
コメント、すごく、嬉しいです。 面白いと言っていただいて嬉しいかぎりです。 もう少し考えて、続ける事にしました! これからも宜しくお願いしますね。(*^_^*) |
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