輝く断片のあつめかた

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「ずっとお城で暮らしてる」シャーリー・ジャクソンを読みました。

初めてのシャーリー・ジャクソンです。
”くじ”や”たたり”が有名ですが現在、手に入れやすさは本書が一番なので”ずっとお城に暮らしてる”になりました。(*^_^*)


ずっとお城で暮らしてる
作者 シャーリー・ジャクソン 市田泉(訳)
創元推理文庫 発行年月: 2007年08月 660円
評価 ★★★★★

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

あたしはメアリ・キャサリン・ブラックウッド。ほかの家族が殺されたこの屋敷で、姉のコニーと暮らしている…。悪意に満ちた外界に背を向け、空想が彩る閉じた世界で過ごす幸せな日々。しかし従兄チャールズの来訪が、美しく病んだ世界に大きな変化をもたらそうとしていた。“魔女”と呼ばれた女流作家が、超自然的要素を排し、少女の視線から人間心理に潜む邪悪を描いた傑作。


メリキャット お茶でもいかがと コニー姉さん
とんでもない 毒入りでしょうと メリキャット
メリキャット おやすみなさいと コニー姉さん
深さ十フィートの お墓の中で!


不覚にもめがしらが熱くなってしまった。
この怖さはもちろんメアリ・キャサリン(メリキャット)とコンスタンス(コニー)・ブラックウッドの一見、まともだけど他人と打ち解ける事ができない異常さからきているのだけれどそれを理解できない村人にもある。

だから本書の最後火事で焼けおちた屋敷(お城)に閉じこもってしまった二人に夜、村人が”椅子を壊してしまってごめんなさい”とメッセージとともにおいていくローストチキンの場面で眼頭を熱くしてしまったのだ。

この怖さは、だれの中にでもある、心の奥底にある、だけど社会的関係を壊すのが怖くて閉じこもる訳にはいかない。これを読んでいてこの怖さは現在の方が起こり得るのではとひしひしと感じた。

まあ、素直に悪女ものとして楽しめば良いのだろうが・・今もコニーとメリキャットは幸せに二人きりで暮らしているのでしょうね・・・

シャーリー・ジャクソン・・すごいです。

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作家サ行 | コメント:6 | トラックバック:0 |
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コメント

こんばんは~♪

確か桜庭さんの『書店はタイムマシーン』で紹介されていたような…。文庫の帯も桜庭さんでしたっけ? 「すべての善人に読まれるべき、本の形をした怪物である。」
いつか挑戦してみたいと思っています。
2009-05-06 Wed 17:59 | URL | 茨木 月季 [ 編集 ]
TBありがとうございます(*^^*)☆
この作家さん、凄いですよね。
訳者の上手さもあるのかもしれませんが、じわじわと世界が歪んでいく様子が恐ろしかったです。
誰しもが持っている悪意が剥き出しになった作品…という気がしましたねぇ。
メアリ・キャサリンの事を「メリキャット」と略す響きがすごく好きでした!!

「くじ」は、確か恩田さんの「いのちのパレード」の中で、
異色作家短編へのオマージュとして書かれていた気がします^^
是非こちらも読んでみたいですね♪
2009-05-06 Wed 19:04 | URL | nanaco☆ [ 編集 ]
茨木 月季さん
こんばんは
自分も桜庭さんの惹句から手に取った本です。
くじは題名だけしっていました。すごく良かったです。茨木さんも是非読んでみてくださいね。
感想まってま~す。(*^_^*)
2009-05-06 Wed 19:20 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]
nanaco☆さん
こちらこそありがとうございます。
凄く良かったです。ほんと”くじ”の方も読んでみたいです。恩田さんのいのちのパレードも未読なので楽しみです。(*^_^*)
2009-05-06 Wed 19:21 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]
こんばんは~♪

やっと読了しました。ただし、東京創元社版でないのでどこまで内容が同じか想像が付きませんが…。東京創元社規格の翻訳者の本音を聞いてきたせいかも知れません…。
自分はメリキャットとコニーの関係にまったく不自然さを感じませんでした。村人との関係にでもです。作者は人間不信を装いながら根底で人間を信じているような力強さを感じてしまいました。
ちさな裏は生きにくいですよよ。でも自殺者は少ない。人と人の繋がりは大切だと感じました。
2009-08-02 Sun 01:15 | URL | 茨木 月季 [ 編集 ]
茨木 月季さん
こんにちは!!
良かったですね。桜庭さんが絶賛してるの判りますね。
メリキャットの純真さからくるわがまま(好きな人といつまでも一緒にいたいという)分かるのです。
でも社会はそれを許してくれません。

面白かったですね。(*^_^*)
2009-08-02 Sun 17:47 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]

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