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”「死体」が語る中国文化” 樋泉克夫


「死体」が語る中国文化
著者 樋泉克夫
新潮選書 1000円+税 206頁
評価 ★★★★★

これは大変興味深い一冊。欧米を理解するのにキリスト教をしらなければいけない様に中国を理解するのに死者の扱いを知る必要があるのでは思う本です。

掘り返される墓地暴かれる棺
「死者のホテル」に溢れる遺体
故郷を目指す棺
腐り果てた遺体の骨の色で一族の将来を占う遺族
2000キロを旅する死体
街中の公園に勝手に墓を作る人々
年収の六倍をかけた豪華な葬式
受け継がれる「食人」の伝統
「キョンシー」は実在した!?

日本人と余りに違う死者に対する感覚。
それは有史から近年までの夥しい遺体の上に築かれてきた歴史故。

この本はそういった中国人の死や死者にたいする考え方をしる興味深い一冊。

人は陰と陽の二つの気を受けて形体を合成し、魂と魄とが集まって生まれる。両者が離れれば死ぬ。死ねば魂は天に昇り、魄は地に降る。魄というものは陰に属し、その精が沈んで地に入り人魄というものになる。

この人魄を食す!れば恐怖心などを抑える効用がある。・・・・う~む。これは諸星大二郎の諸作で読んだ覚えがある。人体の一部でさえ薬となる。ましてはこれは死後の魂みたいなもの。そういった伝統の上にあるのですね。

悪い意味だけで言うのではないがある意味中国はいまだ中世なのかも知れない。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
『史記』や『水滸伝』の昔に始まり、アヘン戦争、日中戦争、文化大革命へと至る近現代まで、中国史は戦争、動乱、圧政、自然災害などによる夥しい数の死体の上に築かれたと言っても過言ではない。そんな歴史が漢民族に植え付けた「死」と「死体」に対する感覚は、同じ東洋人でありながら日本人とはこんなにも違っていた―。「あの世」から中国を分析する刺激溢れる比較文化ルポ。


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作家ハ行 | コメント:2 | トラックバック:0 |
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コメント

これ読みました(^^)
キョンシーの言われ・・・が面白かったです。
ちょっと、怖いかも・・・
2008-12-30 Tue 22:17 | URL | オレンジ37 [ 編集 ]
オレンジ37さん
>これ読みました(^^)
>キョンシーの言われ・・・が面白かったです。
>ちょっと、怖いかも・・・
-----
日中の違いが判って面白かったですね。(*^_^*)
2008-12-31 Wed 22:46 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]

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