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「驕れる白人と闘うための日本近代史」 松原久子


驕れる白人と闘うための日本近代史
著者 ドイツ語原著 松原久子 田中敏 訳
文春文庫
評価 ★★★★★


所謂、世界史と呼ばれるものは概ね西洋史である。
そこには白人優位の歴史観が歴然と存在している。文明のおくれた東洋と先進し世界を先導する西洋の対比である。歴史は自国の都合のよい様に書かれる。
世界史はすなわち先進西洋史になる。
しかしここに一つの反証がある。日本である。
鎖国(厳密には鎖国は存在しないと自分は思うのですが)中に培われた精神、文化、社会性が明治の開国以降に近代化にいかに役立ったか。
短期間に西洋の水準(精神性ではなく技術面の事)追いついたのはその国民の精神性の高さ故である。
帯のコピー、欧米人の歴史認識を痛烈に問う本書は、同時に自信を失った日本人への叱咤でもある--を今、生きる自分たちは真摯にうけとめなくてはならない。

人間は現状に留まる限り退化する。謙虚な向上心こそ自分を国を推し進めると肝に銘じるべきである。

先人の歴史に誇りと矜持をもち、今の日本を憂う人が一人でも増える事を望む。

その意識改革の一助となる本であると思う。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

「我々の歴史こそ世界史であり、あらゆる民族は我々の文明の恩恵に浴することで後進性から救われてきた」―そんな欧米人の歴史観・世界観に対し、日本近代史に新たな角度から光を当てることで真っ向から闘いを挑む。刊行当時、ドイツで大きな物議を醸した本書は、同時に、自信を失った日本人への痛烈な叱咤にもなっている。

【目次】(「BOOK」データベースより)

「西洋の技術と東洋の魅力」/世界の端で―「取るに足らない国」だった日本/劣等民族か超人か―「五百年の遅れと奇跡の近代化」という思い込み/草の根民主主義―江戸時代の農民は「農奴」ではなかった/税のかからない商売―商人は独自の発展を遂げていた/金と権力の分離―サムライは官僚だった/一人の紳士―初代イギリス駐日公使・オールコックが見た日本/誰のものでもない農地―欧米式の「農地改革」が日本に大地主を生んだ/大砲とコークス―日本はなぜ「自発的に」近代化しなかったのか/高潔な動機―「白人奴隷」を商品にしたヨーロッパの海外進出/通商条約の恐ろしさ―日本はなぜ欧米との「通商関係」に恐れたか/茶の値段―アヘンは「中国古来の風習」だと信じている欧米人/ゴールドラッシュの外交官―不平等条約で日本は罠に陥った/狙った値上げ―関税自主権がなかったために/頬ひげとブール―欧米と対等になろうとした明治政府/猿の踊り―日本が欧米から学んだ「武力の政治」/たて糸とよこ糸―今なお生きる鎖国時代の心

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作家マ行 | コメント:2 | トラックバック:0 |
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コメント

これ、最近文庫になったやつですよね?この間本屋で買おうか悩んで、予算不足になくなく諦めた一冊です(;^ω^A 今月の給料日に是非買おうと思います、今度こそ予算たっぷりで本屋へ行きますね(笑)
2008-09-18 Thu 23:57 | URL | さゆみ1194 [ 編集 ]
さゆみ1194さん
>これ、最近文庫になったやつですよね?この間本屋で買おうか悩んで、予算不足になくなく諦めた一冊です(;^ω^A 今月の給料日に是非買おうと思います、今度こそ予算たっぷりで本屋へ行きますね(笑)
-----
コメントありがとうございます。
そうです。文春文庫の今月の新刊です。
気概、溢れる本でした。感想楽しみにしております。(*^^)v

読みたい本ばかり増えて、予算も保管場所も大変ですが皆自分の財産になると思って(単に好きなだけ??)頑張りましょう??
書籍代は散財ではない・・・と思います。
(家族に理解されない所が痛いです(泣))
2008-09-19 Fri 13:56 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]

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