輝く断片のあつめかた

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「悪童日記」 アゴタ・クリストフ


悪童日記
著者 アゴタ・クリストフ
ハヤカワepi文庫
2001/5/30発行 2007/6/30 7刷  620円+税 301ページ

評価 ★★★★★



なんとも不思議な感じのする小説でした。
双子のぼくらが”大きな町”から”小さな町”に母につれられて疎開してくるところから始まる。疎開先で”魔女”と呼ばれるおばあちゃんと一緒に暮らすことになる。

このおばあちゃん文盲でぼくら宛てに来るははからの書留や着物を横取りしてまう。
売ってお金にしたりしている。気がついたぼくらは郵便配達を襲い、おばあちゃんにわたすのではなく、ぼくらに先に渡すようにおどす。

こんなおばあちゃんだけどぼくらは決して憎んではいない。
森にマキになる木をとりにいったり、魚や茸をとったり、仕事をしっかりしておばあちゃんをたすける。

また非凡な才能があり言語もすぐ覚えてしまう。
あらゆる術をつかってぼくらは生き抜く。
嫌われっこの”兎っこ”と呼ばれる隣人の女子にジャガイモを持って行ってあげたり、弱い立場の人を守ったりする。司祭さまから”兎っこ”に経済的援助を過去の”兎っこ”へのいたずらをねたに脅して取り付けたりする。

戦中を”ぼくら”はしたたかに生き抜く。そのバイタリティには感心する。

読んでいてこれはハードボイルドに近いと感じました。
自分のコード(規律)を持って生き抜く力強さを感じたのです。

戦争を描いているのに不思議と悲惨さや暗さは感じません。
それよりなんとも言えない爽快さを感じました。
人間が生き抜くとはどういうことか本質を考えさせる作品でした。

ブログ仲間のnanaco☆さんが読んだのをみて読みたくなりました。 ありがとうございました。
良かったです


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作家カ行 | コメント:2 | トラックバック:0 |
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コメント

記事へのリンクありがとうございました♪
日向永遠さんにも気に入っていただいたようで良かったです(*^-^)
悲惨な出来事を淡々と綴っているのに、
この爽快な読後感はなんとも不思議ですよねぇ。。。
"ぼくら"に比べて、自分の置かれている環境は随分と恵まれているなぁと実感しました^^;
2008-07-21 Mon 20:06 | URL | nanaco☆ [ 編集 ]
nanaco☆さん
>記事へのリンクありがとうございました♪
>日向永遠さんにも気に入っていただいたようで良かったです(*^-^)
>悲惨な出来事を淡々と綴っているのに、
>この爽快な読後感はなんとも不思議ですよねぇ。。。
>"ぼくら"に比べて、自分の置かれている環境は随分と恵まれているなぁと実感しました^^;
-----
コメントありがとうございます。
読んで良かったです。続きも読みたいです。(*^_^*)
2008-07-21 Mon 20:50 | URL | 日向 永遠 [ 編集 ]

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