輝く断片のあつめかた

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |

「グラスホッパー」 伊坂幸太郎 「本日の1冊(13748)」



グラスホッパー
著者 伊坂幸太郎
角川文庫(平成19年6月25日初版発行)
2007年8月15日読了
評価 ★★★★☆

伊坂幸太郎さん7冊目です。
今回は殺し屋の話。
こういった類の話は所謂、ピカレスク(悪漢)小説という分類になるのでしょうか?
そうなると大藪春彦やリチャード・スタークを思い出します。
が、そこは伊坂幸太郎さん、違いますね。
ハードボイルド?なんか違う。伊坂ワールドです。

殺し屋が何人も登場します。


自殺屋(目に特殊な力があり相手に自殺したくさせる。最近、自分の殺した(自殺させた)人が幻覚となって現れる様になっている)
罪と罰を愛読。ホームレスとして生活。大男。


ナイフ使い(一家惨殺等)煩く喋る。岩西と組んでいる。岩西が依頼を受け蝉が実行する。
映画をみて、自分は岩西の人形かと感じている。

槿(漢字では”ムクゲ”だけど本人は”あさがお”と名乗る)
押し屋。背中を押すことにより車や列車等で殺す。

鈴木 (殺し屋ではない)
非”合法”組織《フロイライン(ドイツ語で令嬢の意)》(寺原の組織)のみならい社員。元教師。
妻を殺されて復讐の為に、《令嬢》に潜入している。

この4人を中心に話が進みます。
自分は”鯨”が好きですね。

お得意のパート分け方式です。
他の作品にある様な時間が前後することもあまりなく読み易いです。

この他に登場する主な人物(組織)に”劇団”があります。
これはサクラになったり、犯罪にからむ”役”を演じる組織です。
《令嬢》と”劇団”は最近、不穏な関係。

これらの登場人物が絡み合いながら(絡み具合が面白いのですが)ラストに突き進みます。
相変わらず面白いですね。
いまのところハズレなしです伊坂さん。

そうそう、蝉の相棒(上司)岩西はジャック・クリスピン(誰それって感じですが)を引用する癖があり、楽しいです。
「時間を守れば自分を守る」
「二十代の男は、知らないことが多いほうが幸福だ」
「やったら、逃げろ」 等々 もう、やたら引用します。

題になっているグラスホッパーはバッタの事。

普通の緑色のバッタじゃなくて、色の黒くなったバッタの事。凶暴。
数が増えすぎると黒いバッタが出てきて、個体数を減らす役割をするらしい。
(説明されてた頁が見つからず、うろ覚え)

他の作品とのリンクは
「オーデュボンの祈り」の喋る案山子(ゆうご)の”未来は神様のレシピで決まる”が文中にでてきました。

=======================
(もう一冊)新コーナー
=======================
このコーナーは今までの読書人生から思いつきで一冊取り上げていきます。

はじめて読んだ本は?
遥か昔の事でおぼえていません。

中学生の頃初めて書いた、読書記録のノートの記念すべき一冊目は

ヘルマン・ヘッセ 車輪の下

その時(中学生の自分)の読書記録から

主人公 ハンス・ギーベランート
 私はこの中に出てくるH・ハイルナーのなんとなく似ている様だ。
 ハンスのような人は自分の意思でものを決める事ができない。
 自分の意思でなく周りからの圧力で仕事(すべての)をするなんてことは結局、自分をだめにすると思う。

自分の昔にかいた文章を見るのは恥ずかしいですね。
スポンサーサイト

作家ア行 | コメント:10 | トラックバック:0 |
<<本棚をつくりました。これで300冊は収納可か? 「本のある暮らし(27140)」 | ホーム | 終戦記念日に思う事 「現在を考える(5)」>>

コメント

こんにちは!
中学生の頃から読書日記をつけていらっしゃったのですか!! 凄いです。私は、いつも読みっぱなしで、内容をすぐに忘れてしまいます。お気に入りの本は何度でも読み直しが効くという超お得な体質です。
2007-08-17 Fri 18:20 | URL | 茨木 月季 [ 編集 ]
茨木 月季さん
>こんにちは!
>中学生の頃から読書日記をつけていらっしゃったのですか!! 凄いです。私は、いつも読みっぱなしで、内容をすぐに忘れてしまいます。お気に入りの本は何度でも読み直しが効くという超お得な体質です。
-----
コメントありがとうございます。
最初の2~3年だけでした。続けていればすごかったのですが。すごく残念です。
2007-08-17 Fri 21:47 | URL | hina_max [ 編集 ]
昔の(読書)日記読み返すと、色々発見がありそうで面白そうですね。

しかし中学時代から読書日記とは凄いです。
私は中学時代にはほとんど読書していませんでした(>_<)
2007-08-17 Fri 22:04 | URL | やきまん十 [ 編集 ]
やきまん十さん
>昔の(読書)日記読み返すと、色々発見がありそうで面白そうですね。

>しかし中学時代から読書日記とは凄いです。
>私は中学時代にはほとんど読書していませんでした(>_<)
-----
そんな凄くないです。ずっと続けていれば自慢できるのですが(*^_^*)
2007-08-17 Fri 23:43 | URL | hina_max [ 編集 ]
私は二十歳の頃に車輪の下読みました。でも内容もう忘れちゃいました。読書日記をつけていたら思い出せただろうなぁ。
hinamaxさん中学生の時につけていたなんていいですね、当時の事が思い出せますよね☆
2007-08-18 Sat 09:18 | URL | チビーズ0439 [ 編集 ]
こんにちは!
まさに伊坂ワールドですね。ユニークな殺し屋たち。理不尽に人が死ぬ話は苦手なんですけど、研ぎ澄まされた文章は余計なことは考えさせません。ただ、最後のシーンについては色々考えてしまいますね。
それと、私はジャック・クリスピンは実在するものとすっかり信じ込んでいましたw

こちらからもTBさせていただきますね♪
2007-08-18 Sat 09:22 | URL | samiado [ 編集 ]
チビーズ0439さん
>私は二十歳の頃に車輪の下読みました。でも内容もう忘れちゃいました。読書日記をつけていたら思い出せただろうなぁ。
>hinamaxさん中学生の時につけていたなんていいですね、当時の事が思い出せますよね☆
-----
コメントありがとうございます。
このノートは自分の宝物です。思い出すのはくだらない小さな事ばかりです。(*^_^*)
2007-08-18 Sat 10:02 | URL | hina_max [ 編集 ]
samiadoさん
>こんにちは!
>まさに伊坂ワールドですね。ユニークな殺し屋たち。理不尽に人が死ぬ話は苦手なんですけど、研ぎ澄まされた文章は余計なことは考えさせません。ただ、最後のシーンについては色々考えてしまいますね。
>それと、私はジャック・クリスピンは実在するものとすっかり信じ込んでいましたw

>こちらからもTBさせていただきますね♪
-----
こめんとありがとうございます。
ほんと、伊坂ワールドだと思います。
自分もジャック・クリスピンは実在する人物だと思って読んでました。
あと”蝉”がみて影響をうけた映画監督も架空の人物?

(*^^)v
2007-08-18 Sat 10:05 | URL | hina_max [ 編集 ]
中学生の時に読書記録を書いていたんですか!!
凄いですね。

私も中学生の時に「車輪の下」を読みました。
でも内容は忘れてしまいました。
印象的だったというかすかな記憶だけが残っていますが。

いやあ~私なんて、ろくな感想を持たなかった気がします。大人になって色々解って来てから、感情移入が出来るようになり、見えるものも増えましたが、中学生の時にこんな感想を持つなんて、とっても客観的ですねぇ~♪
2007-08-29 Wed 01:59 | URL | ふゆゆん [ 編集 ]
ふゆゆんさん
>中学生の時に読書記録を書いていたんですか!!
>凄いですね。

コメントありがとうございます。
お恥ずかしいかぎりです。全然すごくないですよ。

でもこういった感想が残っていると見返していて楽しいです。自分の宝ものです。(*^_^*)
2007-08-29 Wed 23:57 | URL | hina_max [ 編集 ]

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。