輝く断片のあつめかた

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |

「魔女のはかりごと 第5回」 日向永遠 「連載小説を書いてみようv(41975)」

こんにちは~★

魔女のはかりごと 5回目です。
どの位の方がこの不定期な連載を待っていただいているか不安なのですが、なんとか続けていくつもりです。

今回、最後の方に英文が出てきますがまったくの出鱈目です。何方か正しい文をおしえていただけたらと思います。

さて話は山場に入ってきました。ハカリ対堀先生の物語へ・・・

またまた、感想、応援宜しくお願いします。

GWが始まりますね。皆さんどう過ごしますか?自分は何処に行くあても特にありません。
どうしようかな・・・

*************************************
魔女のはかりごと  第5回

 事件の事で放課後に堀先生の所に自首した生徒もいないらしく、暫くは何事も起こらなかった。

 一週間が過ぎた休み明け、月曜日。量子(ハカリ)が自分の席に着く。そして一時間目の英語の教科書を開き、二時限目以降の教科書を机に仕舞おうとした。なにかがカサと音をたてた。
 覗くと茶色い封筒。ご丁寧に集金三〇〇〇円と書かれている。罠?ハカリは既に席に着いていた空子を見た。怪訝に思ったらしく直ぐ空子がやってきた。

「どうしたの?量子」
「やられたわ」ハカリは周りに聞こえないよう小さい声で答えながら、茶色封筒を一瞬だけ引き出し、直ぐ教科書の間に隠した。
「それって、もしかして・・」
「そう、なくなった筈のお金」ハカリは怒りを抑えながら
「一時間目は英語だよね。堀先生の・・・きっと何かしかけてくる」
「量子、どうする?このまま授業をうける?」
「時間がないし、それしかなさそうね」
「大丈夫かな?」
「分からないけれど、新たな局面へ突入ね」ハカリが言った。

 そして授業が始まった。堀先生はいつもの様に教壇に立ち英語の教科書を広げ授業を始めた。

ハカリが見る堀教師の魂は何時にもまして邪悪な色に染まっていた。そこには堀が世界にたいする、この虚像と信じる世界に憎悪と復讐が現れていた。その魂の叫びは、ハカリに、堀にとって世界を象徴するハカリに向けられていた。

 三十分くらい何事もなく過ぎた。量子と空子を一度づつ名指しして回答を求めた位だった。授業を聞いていてもわからない、まだ授業にでてきていない質問。
「もし、世界が暗闇だったら、世界を照らす光になりたいのに。この文は、仮定法のひとつ仮定方過去の構文を持ちます。量子さん。英訳してください」

 量子が席を立つと背中を殆ど隠す、豊かで長い黒髪がふありと舞った。空子はいよいよ、きたと感じ、その姿をちらりと見た。同性の空子が見てもハカリは輝いて見える。大丈夫。ハカリなら大丈夫。空子は思った。


 教科書の今まで習ってきた教科書にも、これから習うであろうページにもこの文は載っていない。
「If the world were darkness .....」量子はスラスラと答えた。
「堀先生、この例文はテキストの内容と関係ないと思うのですが?」

 堀は量子を凝視した。心の中で肉食獣の舌舐めずりをした。(餌にとびついたわね。ささて料理の時間のはじまりだわ)

(つづく)

スポンサーサイト
創作 | コメント:6 | トラックバック:0 |

「ライオンハート」恩田陸を読みました!


ライオンハート
著者 恩田陸
新潮文庫
評価 ★★★★★

恩田さん、ごめんなさい。普通?の恋愛ものと勘違いして今まで避けておりました。
角川から、最近でた不思議の扉 時をかける恋 エアハート嬢の到着を読んででいたく感激して、読みました!

恩田さんはやっぱり凄いな~と再々認識したしだいです。
時空を超えた、純粋な愛情(愛と一言でいうのと少し違うと思います)
もう一度読むことになりそうな気がします・・・

この文庫は他のに比べ紙の質が良くて厚めです。
各章の扉に絵があるからで、それへのオマージュとなっています。



内容情報】(「BOOK」データベースより)
いつもあなたを見つける度に、ああ、あなたに会えて良かったと思うの。会った瞬間に、世界が金色に弾けるような喜びを覚えるのよ…。17世紀のロンドン、19世紀のシェルブール、20世紀のパナマ、フロリダ。時を越え、空間を越え、男と女は何度も出会う。結ばれることはない関係だけど、深く愛し合って―。神のおぼしめしなのか、気紛れなのか。切なくも心暖まる、異色のラブストーリー。

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
恩田陸(オンダリク)
1964(昭和39)年、宮城県生れ。早稲田大学卒。’92(平成4)年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。ホラー、SF、ミステリーなど、さまざまなタイプの小説で才能を発揮している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


昨日で52歳になりました。(歳をばらすとこんな歳なのと皆さんに言われそうですが・・)
娘がお酒(日本酒)を飲むのに素敵な厚手の青いグラスをプレゼントしてくれました。
まだまだ頑張らなくてはと思います。

魔女のはかりごとの5回目を書いているのですがまだ1枚(400字程)、先回の機械蜘蛛の塔で4枚です。少なくとも2枚以上とおもっているのでもう少しお待ちください。
機械蜘蛛の方が早く書ける気がするのですが、ハカリにも会いたいので・・・・
作家ア行 | コメント:10 | トラックバック:0 |

「ゼロ年代SF傑作集」SFマガジン編集部編を読みました。 「本日の1冊(13748)」


ゼロ年代SF傑作選
SFマガジン編集部編
早川文庫
評価 ★★★★☆

実はもうあまり覚えていないのです。読んでから2カ月くらいたっていますので。

ただ長谷敏司さんのは名作「あなたのための物語」と同一主題で良かった。
「おれはミサイル」はミサイルが擬人化し(人工知能?)てあって新鮮に感じた。

ただゼロ年代傑作集 とは言い難い。まあ限られた範囲でのとの限定付きでと思う。

でも面白かったです。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
2002年のJコレクション創刊に続き、2003年のハヤカワ文庫JA内レーベル「次世代型作家のリアル・フィクション」によって、日本SFはゼロ年代の“初夏”を迎えた。秋山瑞人のSFマガジン読者賞受賞作「おれはミサイル」、冲方丁の“マルドゥック”シリーズ外伝、日本SF大賞候補作『あなたのための物語』で注目の長谷敏司による傑作短篇ほか、SFマガジン掲載のリアル・フィクションを中心に精選した、全8篇を収録。
【目次】(「BOOK」データベースより)
マルドゥック・スクランブル“104”(冲方丁)/アンジー・クレーマーにさよならを(新城カズマ)/エキストラ・ラウンド(桜坂洋)/デイドリーム、鳥のように(元長柾木)/Atmosphere(西島大介)/アリスの心臓(海猫沢めろん)/地には豊穣(長谷敏司)/おれはミサイル(秋山瑞人)


アンソロジー | コメント:2 | トラックバック:0 |

「機械蜘蛛の塔 第3回」 日向永遠

こんにちは~
3回目をお届けします。

今回で主要な登場人物(動物?機械?)が出た事になります。

眠りの姫の秘密は・・・

また応援や感想をいただけると嬉しいので宜しくおねがいいたします。


機械蜘蛛の塔 第3回

「いったん家にもどろう。背中に乗って」モリカが言った。二人は今の姫の事、自分たちの秘密を知った事で塔の出口へはアッという間についた様に感じた。
「もうひとつ教えてあげよう」塔から、蜘蛛の巣の上にでながらモリカが言う。
「なに?」
「私たち機械蜘蛛には民の家の担当が決まっているのだ。私の分担が君たちの家だった」
「担当?」
「そう、一軒一軒の守り神としての機械蜘蛛。そして塔には兵士の蜘蛛がいる。この国は太古から孤立してきたらしい。外界は恐ろしい暗黒の世界。この国は奇蹟の国らしい。外界の事は良くしらないのだが・・・」

 闇にほのかに光る蜘蛛の糸を進む。すれ違う機械蜘蛛が来た時よりはるかに多い。注意してみると動きがまだたどたどしい蜘蛛もいる。きっと作られててまだ間もないのだろう。

 ネルとチハルの家に近付いてきた。真下に家を見るのはなんとも不思議だった。窓から明かりが見える。祖父はまだ起きて二人を待っているらしい。

 糸を引きながら二人を背中にモリカが地上に降りる。地面に着く前にネルとチハルが飛び降りた。家に駆け寄ろうとしたときモリカが止めた。

「待て、なにか感じる」モリカは音を立てない様に近寄り窓から覗く。機械の表情はよめないが一瞬、こわばったように見えた。ネルとチハルの胸に不安が過る。窓に近づく。二人の背では届かない。

「土蜘蛛」モリカが慌ててドアに向かい開け放った。背後から二人が除くと人間の二倍の大きさはある土蜘蛛が祖父を咥えて出てくる所だった。祖父の体からは血がながれだしている。土蜘蛛の全身は黒かったが腹の部分に白く星の様な模様が七つ丸く並んでいる。

「お爺さん」二人が絶叫した。

土蜘蛛は恐ろしい早さでモリカとネル、チハルを突き飛ばし、外にでた。土蜘蛛は白い粘液質の糸で祖父を素早く括り体に固定した。

 モリカは前脚をナイフに変形させて土蜘蛛に襲いかかる。土蜘蛛は括りつけた祖父を盾にしてモリカを牽制した。

「やめて、お爺さんを殺さないで!」チハルが叫ぶ。土蜘蛛は口からびゅっと糸をモリカに向かって吐き出した。モリカの動きが一瞬止まる。

 土蜘蛛のぎらぎらと感じる強い意識が二人を蔽った。糸から抜け出したモリカが前足を振るう。土蜘蛛の脚が一本、切断されて落ちた。土蜘蛛は恐ろしいくぐもった声を発した。

「今はこいつを連れ去るのが先決。お前との決着は必ずつけるぞ」土蜘蛛は大量の糸をはき、その間にいずこともなく消え去った。いまも蠢いている一本の脚をのこして。
「お爺さん!」ネルがチハルが糸にもがきながら叫ぶ。いつの間にか他の機械蜘蛛が二体、上空の巣から降りてきたが既に七本足となった土蜘蛛の姿はなかった。三体の機械蜘蛛は情報交換した。二体は直ぐに巣の上に戻った。

 チハルが泣き崩れた。涙を浮かべながらネルは茫然としていた。

「敵に先を越されてしまった」モリカの声に悔しさが滲む。

暫く、なすすべもなく硬直したように微動だにしなかったが、二人と一体はやがて家に入って行った。祖父の書斎は見るも無残な状態だった。書籍は殆どが原型をとどめていない。
大きな机も半分に割られている。書類の様なものが床一面に散らばっているが文字は読め取れそうにない程に何かの染みで覆われている。

 ネルとチハルとモリカは憑かれた様に書斎の中を捜しまわった。何か、を。

「ねえ、これ」一時間以上さがして椅子の下側の隠し引き出しを発見したネルがいった。
それは掌大の薄い手帳。

慌ててページをめくると最後のページに

 眠り姫→東の魔女 とあった。

「これは・・・」

 その時、家の窓から、額に赤い星のある巨大な黒犬が室内を伺っている事に二人とモリカはまだ気が付いていない。

(つづく)

創作 | コメント:8 | トラックバック:0 |

「ノスフェラスの戦い」栗本薫を読みました! 「本日の1冊(13748)」


ノスフェラスの戦い
著者 栗本薫
ハヤカワ文庫
評価 ★★★★★

グイン・サーガ第3巻 ノスフェラスの戦いを読みました!
グインがいよいよ、その本来の姿を現しだしました。

それは一戦士ではなく、人の上に建つ人としての魅力と能力。

イドの谷間を前にどやって切り抜けるのかとドキドキしていたのですがグインの知恵とセムの勇気で最小の犠牲で乗り切ります。最後、綱では支えきれないグインは炎となってイドを突っ切ります。(凄いですね)

そしていよいよモンゴールとの戦い。
カル=モルの骸骨の様な容姿には戦慄します。

グインが誕生したころに自分は立ち会っているのですが、その時はまったく興味がありませんでした。今思えば悔まれます・・・。こんなに面白いのですから。

続けて読むと他のが読めなくなるのでちょっと悩みます・・・(笑)
作家カ行 | コメント:4 | トラックバック:0 |

「機械蜘蛛の塔 第2回」 日向永遠 「連載小説を書いてみようv(41975)」

皆さんこんばんは~

お待たせいたしました。第2回目です。

感想、応援お願い致します。m(__)m



機械蜘蛛の塔 第2回

 ぽっかりと開いた丸い穴の中に機械蜘蛛が音もなく入っていく。中かは闇だった。床におりたとのかそれとも蜘蛛の糸の上なのかも判然としない。いくつ、いくつ角をまがり上に登り、かと思うと下っていく。
「きっと、敵の侵入に備えて迷路の様になっているんだ」ネルが呟く。チハルの左手は機械蜘蛛の背中の突起をしっかりとつかみ右手は兄のネルのベルトを掴んでいる。その手は、あまりの力を入れすぎている為、ズキズキと痛みだした。
「チハル、もう少し力を抜くんだ。そして動きに会わせるようにすれば楽になるよ」
「うん、わかった」チハルは答えた。

 塔に入ってどの位たったのだろう、幼い二人がその余りに長い時間に耐えられなくなりかけた時、薄明かりついたの広間に着いた。円形の形をしている大広間だった。その中央は、黒い緞帳の様なビロードに隠されていた。そのまえに金色に輝く一回り大きな機械蜘蛛がいた。

「二人とも降りなさい」ふたりを乗せてきた機械蜘蛛が言った。そしてお互いの触肢を触れ合わせた。

「運命の子よ。キエフの塔に良く来た。私は機械蜘蛛の長。キカと言う。そして、お前たちを連れてきた機械蜘蛛はモリカと言う。この世界の運命はお前たち二人とモリカにかかっている」金色の機械蜘蛛の声は機械とは思えないほど人間に近かった。

「キエフの国は今、太古生物の侵略にさらされている。このまま、ほっておいたら遠からず、国は彼らに破壊つくされてしまう。彼ら太古族の狙いは、この国の宝である、永遠の姫様」

 キカの後ろのビロードが左右に開いていく。淡い光にてらさらせて、そこに若く美しい眠りの姫が現れた。二人は声もなく、見入った。

「生きてるの?」ネルが聞く。良く見ると美しいドレスの胸が上下に動いているのが分かる。
「姫は、ここ数百年眠り続けている。しかし、太古生物の侵略がはじまった今、目覚めていただかなくてはならない。しかしその方法は失われてしまった。ネル、そしてチハル、モリカとともに姫を覚ます方法を探すのだ。一時も早く」

「ああ、なんて美しいのだろう・・・」ネルの脳裏に母の面影がよぎる。似ている。母に似ている。しかし、思いでの母はもう少し歳をとっていた。

「お姫様は歳をとらないの?」チハルが小さな声で聞いた。
「姫様は起きている間だけしか歳をとらないのだ」

「姫の眠りをめざめさす方法は機械蜘蛛はしらないの?」ネルは不思議に思い聞いた。
「我らが仕事、それは国を姫を守る事。姫の秘密は民のもとにあると言う。長き平和の間、その秘密は民から民に受け継がれている筈。機械蜘蛛はそれを知ることはできない。平和の内に機械蜘蛛と人は疎遠になってしまった。我らが守るべき民は平和になれすぎてしまった。その使命も忘れている。民の間にある姫を目覚めさせる秘術を見つけ出してくれ」

「ネル、そしてチハル、私の事はモリカと呼んでくれ」銀色の体に赤く目を光らせてモリカが言う。キカに比べると喋り方が機械的だったが、二人は、さっきよりはより短に感じられた。
「キカさん、太古の生き物の侵略は激しいのですか?その・・もしお姫様が目覚めなければキエフの国はどうなるのですか?」

「今、防衛のため、機械蜘蛛の増産を急いでいる。しかしもともと資源の乏しいこの国で何時まで耐えられるか?消耗戦になれば、長くて半年、それ以上攻撃が続くようなら悲惨な結果がまっている。勿論、ただ指を咥えているつもりはない。しかし、姫様の覚醒は急務。きゃやつらがここまで攻めてこないうちに。姫を安全に匿う場所はここだけではないがね」

「民の元に埋もれているお姫様の秘密を知るヒントはありますか?」
「君たちのお爺さんは、古代史を研究している筈。なにか知っているかもしれない。まずそこから聞きなさい」

「もうひとつ、お聞きしたいのですが・・・何故、僕たちなのですか」
キカの緑の目が明滅した。
「民には代々、受け継がれる使命がある。君たちの使命は機械蜘蛛と民の関係を良好に保つ事。われわれの声が届くのは君たちだけだ」

「僕たちだけが機械蜘蛛と話ができる?」
「そのとおり」ネルとチハルは興奮に体が震えてきた。

(つづく)

創作 | コメント:4 | トラックバック:0 |

「荒野の戦士」栗本薫を読みました! 「本日の1冊(13748)」


 【中古】ライトノベル(文庫) グイン・サーガ 002 荒野の戦士 / 栗本 薫

グイン・サーガ2 荒野の戦士を読みました。
前巻で焼け落ちるスタフォロス城からセムの河にのがれたグインたち、そしてイシュトヴァーンは奇怪なセム河の生物をなんとかかわし、ノスフェラスの荒野へ・・・

この巻に登場するモンゴールの公女、アムネリス。若干18歳なのに男まさりの威厳と知恵をもつ。何より、恐れを知らない。

リンダ、そして、グインとの初めての出会いの場面は今後を予感させます。

グインがアムネリスをモンゴールのおてんば姫と揶揄するところ。

リンダに比べ臆病にみえるレムスをグインだけがその能力を垣間見る場面も印象にのこる。

イドの谷間をまえにグイン達はリンダとレムスがまつセムの村にとダリつけることができるのか?

面白いですね。(*^_^*)
作家カ行 | コメント:6 | トラックバック:0 |

「不思議のひと触れ」シオドア・スタージョンを読みました! 「本日の1冊(13748)」


不思議のひと触れ「不思議のひと触れ」シオドア・スタージョンを読みました!
著者 シオドア・スタージョン 大森望・編
河出文庫
評価 ★★★★★+

奇想コレクションを読む様になって知った、シオドア・スタージョン。

この不思議のひと触れも、奇想コレクションからの文庫化です。
先に同じ河出文庫から既刊の海を失った男を読んでやたらと面白かったのですが
こちらの不思議のひと触れもそれ以上に面白いです。

こっちのが分かりやすいですし^^

全十編収録。


どれも面白いのですが自分のお気に入りは

影よ、影よ、影の国
 これは母おやから玩具を取り上げられた主人公が影絵で遊ぶうちに影の友達と遊ぶようになる。そして母おやを影の国に・・・。

裏庭の神様
 妻に嘘ばかり言っている夫。裏庭に池を作ろうと地面を掘るとそこから不気味な像が・・それは異教の神。
信じない男に、神は男の口にすることがほんとうになると告げるすると・・・

ふしぎのひと触れ
 人魚との不思議な出会いをもとめてやってきた男女。しかしほんとうの出会いは・・・

孤独の円盤 も大好き・・・是非よんでそのすごさを感じてみてください。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
神話的な輝きを放つ、“アメリカ文学史上最高の短篇作家”シオドア・スタージョン。その魔術的ともキャビアの味とも評される名短篇をここに集成。どこにでもいる平凡な人間に、不思議のひと触れが加わると?─表題作をはじめ、デビュー作他、全十篇。
【目次】(「BOOK」データベースより)
高額保険/もうひとりのシーリア/影よ、影よ、影の国/裏庭の神様/不思議のひと触れ/ぶわん・ばっ!/タンディの物語/閉所愛好症/雷と薔薇/孤独の円盤



作家サ行 | コメント:4 | トラックバック:0 |

「機械蜘蛛の塔 第1回」 日向永遠 「連載小説を書いてみようv(41975)」

皆さんこんばんは(*^_^*)

昨日までの事は忘れて連載開始したいと思います。

前にちょっと書いた機械蜘蛛の塔の再スタート。
前のも読んでいただいた方は申し訳ありません・・・
改めて1回目と言う事で宜しくお願い致します。



***************************************
「機械蜘蛛の塔」第1回

                                  日向永遠

    プロローグ

 キエフの街の中心は小山になっていて、そこには巨大な塔が古代から立っていた。中心に巨大が塔が、そしてさらに囲む様に三つの塔が建っていた。中心の塔の中には人を超えた美しい姫が眠り続けているとの伝説があったが誰も見た者はいない。

 街は山に囲まれていて隠れ里の様になっていて外界から閉ざされた自然の要塞のようだ。 中心の塔からは放射状に細いワイヤーが蜘蛛の巣状に街全体に張り巡らさており空を蔽っていて、その蜘蛛の巣の上を機械蜘蛛が忙しく這い回っていた。

     1 はじまり

 ネルとチハルは石でできた、小さな家に住んでいた。ネルとチハルの両親は不慮の事故でなく優しい祖父と住んでいた。祖父には書斎があって夕食のあとはそこにこもって何やら難しげな書物に向かうことが習慣になっていた。祖父が取り組んでいるのは古代史だった。

「機械蜘蛛は何のためにいるの?」チハルがネルに聞いた。ネルはチハルより二つ上で十歳になる。
「お爺ちゃんはその研究をしているんだ」それだけではなかったが、ネルは言った。
「昔から機械蜘蛛がいて、昔はもっと僕たちと密接に暮らしていたらしいんだ。だけど、街に平和が長く続いた為に本来の役割が忘れ去られていったみたいだと言ってた」祖父からの受け売りだが自慢げにネルは話した。

「お兄ちゃん。何か聞こえない?」チハルが言った。さっきから外からかさかさと何かが動く気配がするのだった。
「うん。聞こえる。チハル、お爺さんを呼んできて」

チハルが祖父を呼びに行く間にネルは扉を少し開け闇の中、外をのぞいた。そして慌てて閉めた。

「機械蜘蛛が玄関の前に浮かんでる!」

隙間から覗くと空を蔽った蜘蛛の巣から糸を引いて不気味な赤い目をひからさせて機械蜘蛛がぶら下がっていた。機械蜘蛛は地上に降りることはない筈なのに。

 その時外からたどたどしい機械の言葉が放たれた。

「迎えにきた。兄妹よ。外に出てきなさい」機械蜘蛛の声。初めて聞く機械蜘蛛の声。喋る事ができるのか。黙々と蜘蛛の巣の繕いをしているだけの存在ではなかったのか?

 古代からある機械蜘蛛の塔とその蜘蛛の巣の役割は遠い昔に忘れされていて久しい。

「その時が来たのか・・」奥の書斎からでてきた祖父がつぶやいた。

 ネルは恐る恐る、扉をあける。機械蜘蛛の赤い目がネルを見る。顎をカチャカチャと動かす。その時、地面に敷かれていた石の一つが持ち上がった。先端が口になった巨大なミミズの様な生き物がシャッっと音をたて蜘蛛に襲いかかった。機械蜘蛛は八本の脚を目いっぱい広げた。脚は鋭い刃物となり巨大ミミズは引き裂かれて消えた。

「何?今の」隙間から覗いていたチハルが目を大きく見開いた。

「異界からの侵略がはじまっている。直ぐ、一緒に来てほしい」機械蜘蛛が言う。
 ネルとチハルは顔を見合わせ、そして祖父をみた。祖父は小さく頷いた。
「行ってきなさい」と祖父。
「考えている時間はない。この国のを存亡は君たち二人にかかっている」

 機械蜘蛛はネルとチハルを背中に乗せると、するすると糸を伝わり、巣の上にあがった。ネルは初めて見る巣の上を見回した。濃い闇の中、蜘蛛の巣はほのかに輝いていた。八方に張り巡らされた糸は機械蜘蛛の塔に収斂されている。機械蜘蛛はその巣の上を滑る様に塔に向かった。途中、何度か他の機械蜘蛛とすれ違う。そのたびに機械蜘蛛の目が赤く明滅した。

 機械蜘蛛が動きを止めた。ネルとチハルが前を見るとその前に、蜘蛛の糸に絡めとられている巨大ミミズがいた。不気味に蠢いている。

「このミミズの化け物はなに?」ネルが聞いた。
「異界の扉が開きそこから、太古の生物がこの国を狙っている。彼らはこの国の秘密を狙っているのだ」
「この国の秘密?」

機械蜘蛛はそれ以上何も言わず塔に向かった。塔の前に着いた。どこまで続いているのか、頂上がどのくらい上なのか想像もできない。機械蜘蛛が前脚で壁を撫でると音もなく、丸い穴が現れた。
(つづく)
創作 | コメント:6 | トラックバック:0 |

ご報告

皆さん、こんばんは

ちょっとがっかりな報告です。

実は 虹子の物語とほんとうの世界で 創元SF短編賞に応募したのですが、今日発売の
雑誌ミステリーズ!Vol 40にその一次選考の発表があったのですが見事に落選してました(泣)



懲りずに挑戦していきたいです・・・。

応援ありがとうございました。
未分類 | コメント:10 | トラックバック:0 |

「魔女のはかりごと 第3回」 日向永遠 「連載小説を書いてみようv(41975)」

こんばんは~★

第3回です。

今まで虹子の物語やこの魔女のはかりごとを書いていて今更ながら思うのですが、書いている内容は百合ですよね。特別意識はしてないのですが・・・・(*^_^*)

さて、空子は量子と一緒にいても何故平気なのでしょう?

第2回へ



魔女のはかりごと 第3回

 空子と初めて会った日。一年三組の教室。皆が皆を窺っていて妙にざわつき、緊張感に満ちていた。同じ中学校出身の者同士が固まって話をしている。ハカリも空子も知人はいない。人を計っているいる様な皆の目。量子は期待と不安の中にいた。希望はない。希望を抱いていても裏切られるだけだった。小学校、中学校と友達はいなかった。その内面が見えてしまう身にとって、表面とのギャップを無視して、付き合う事はできなかった。友達とは何か。悲しい時、慰めてくれる。辛い時、苦しい時、一緒になって考えてくれる。そんな友達はいない。たしかに泣いているとき、心配してくれる。しかし、人ごと。変わってくれる位、心底から自分の事を考えてくれる、そんな友達はいなかった。どうせ、このクラスも変わらない。教室の後ろの方の机に座ることになった、量子はそう思っていた。
 
 高校生活、初日、先生が来る前の教室の中、量子は順番に新しい級友に目を向けた。それは文字通り計る行為だった。特別変わった子はいない。興味を引かれるような子はいないなと思っていた。

 そんな矢先。

 魂が見えた。ひときわ輝いている様に見える。量子は思わず見とれてしまった。誰だろう?こんな魂を持っている子は初めてだった。その魂は皆の魂を映している様だった。その中に量子の魂も映っているのがわかる。量子はその子のそばに歩いて行った。今まで、クラスは中はざわついていたのだったが全員が、背中までかかった黒髪のひどく大人びた量子が背筋をピンとのばした美しい姿でどちらかというと小柄な、女子のそばに向かっていく姿を目で追っていた。何事が始まるのか注目していた。

「あなたの名前は?」
「空子です」

 量子は空子の耳に口を近づけると周りの人間に聞こえない様に囁く様に言った。

「それが、あなたの魂なの? あなたの魂はどこにあるの?」

 この子なら、自分の秘密を知ってもらいたい。空子をひと目、見た瞬間、量子は思った。

 空子は量子をじっと見た。近くにいる人には睨む様に見える程に見た。量子は背筋に冷たいものを感じた。計られている。そう感じた。これでは逆ではないか。この子も魂が見えるのか?

 今度は逆に空子が量子の耳に口を寄せ言った。

「あなたの孤独が見えるわ。私、あなたを好きよ」

 そしてそのまま、量子の頬に口づけした。周りでその事に気付いた人はいなかった。ただ、なにかのやり取りがあったと感じられた程度だった。空子は異常に感覚の鋭い子だった。人の感情を読むことに敏だった。量子と同じ様にあまりに子供、子供した他の級友たちとはなじめなかった。

 放課後、誰もいない視聴覚室に二人はいた。

「量子さんは、魂がみえるの?」空子が聞く。
「ええ、殆どの人の魂を見る事ができる」空子は改めて驚いた。
「私の魂も見えるの?」
「見えるわ。だけど計れない。空子さんの魂はまるで鏡の中にあるみたい。今まででこんな魂を持った人は初めて見た。それより、空子さんは私をみて、孤独なのがわかったの?」

「誰だってわかる。量子さんをみてそう感じない人の方が少ないよ。きっと。ただ自分はその感覚が人と違う様な気がするけど」

 その日から二人はお互いを信じあえる関係となった。ある意味、運命的な出会いだったのかもしれなかった。

     (つづく)


4回へ
=============================================================================

読んでいただいてありがとうございます。

感想、お待ちしています。宜しくおねがいいたします。


創作 | コメント:4 | トラックバック:0 |

「魔女のはかりごと 第4回」 日向永遠 「連載小説を書いてみようv(41975)」

こんにちは~
ハカリの物語、魔女のはかりごと をやっと再開いたします。

この様な不定期な連載で申し訳ありません。
たとえ一文字、一行でも毎日つづけないとだめなのが分かりました。
長い間中断していると、なかなか筆(キーボード?)が乗らないのです。
継続は力とあらためて思いました。

今回は堀先生が主役です。

前までの話を覚えていただいているか、不安ですが(自分も思い出すのに時間がかかりました)宜しくお願い致します。

そして感想や応援宜しくお願いたします。

3回へ



 魔女のはかりごと  第4回

 教壇に立つ堀は目を光らせて教室を見回した。ハカリにはそれが楽しんでいる様にみえた。紛失したお金。それはだれが盗んだのか?その事をネタに自分の楽しみにしている。そもそも、このクラスの中に堀の異常性に気が付いている人はいるのだろうか、その善悪をはっきりと区分けし徹底的に弾劾しようとしている事に気が付いている人がいるのだろうか? 堀先生の魂が律動している。その波動がクラスを蔽って居てる。

「本田さんから事前に説明を聞いています。これは事故ではありません。本田さんの不注意から無くなったもではないのです。これは事件なのです。盗まれたのです。今、名乗り出る人いませんか?良いでしょう。クラス全員の前で名乗り出る事ができないのかも知れません。今週いっぱい待ちます。放課後、私のところへ来てください」堀先生は一人一人をあなたではありませんかと疑う様に見ていった。

 教師堀三枝の脳裏に今対面している生徒と重なり幼い自分の姿が重なり浮かんできた。あれは中学にあがったばかりの頃。堀はその年の学年一位の成績で入学した。そのことは直ぐ、全生徒に知られる事となった。
 「堀が一番頭良いんだ」そんな言葉がなにげなく耳に入った。初めそれは誇らしく感じられたのだが、直ぐに忌まわしいものとなった。
 入学して一ヶ月、堀は体育館の裏に黒沼という女生徒から呼び出された。
 グランドから野球部やテニス部のかけ声や打球の音が聞こえてくる。
 堀が体育館裏に行くとそこには黒沼とその取り巻きと思われる十人近くの女生徒がいた。堀は体が震えた。
 黒沼は煙草をくわえながら堀の前に立った。
「堀、いい気になっているじゃないのか!」たちまち両側から体を押さえつけられた。
「バカじゃない」堀が叫んだ。瞬間、頬が大きな音をたてた。黒沼が堀の頬を思い切り叩いた。
「おまえが俺の仲間になるのか、試そうと思ったがやめたわ」
 堀の両手が黒沼の手下によって掴まれ黒沼の前に差し出された。次の瞬間、煙草が手の甲に押しつけれた。肉の焼ける臭いが漂う。堀は口を固く結び叫びをかみ殺し耐えた。堀は黒沼に向かい唾を吐きつけた。途端に地面に押さえつけられ、足蹴にされた。わき腹に、背中に激痛が走る。頭を庇いながら転げ回る。加虐者たちに息があがるまで無限とも思える時間を耐えた。最後に黒沼の一撃が腹部にあった。気を失った。
 その時から学生生活、それだけではなく人生が決定づけられた。人生を生き抜くのに必要なのは、知力や理性ではない。そんな世界であるなら、世界とはなんて無意味なものだろう。

堀に対する虐めは中学の三年間、高校、大学と続くことになった。仲間、友人はできなかった。黒沼の様な者を中心にしたグループか、堀の様に孤立した人たちかに分かれた。堀は堀と同じ様な境遇の人たちと連携しようとは思わなかった。堀を拒む世界に、誰も信用に値しする人は存在しない。信じられる世界はどこにも無かった。受け入れる世界は何処にも無かった。世界は真剣に生きる価値はない。二十歳前に堀は悟った。善良そうなその仮面の裏には醜い欲望が渦巻いている。それは人間の本性である。その欲望を押さえつけて善良ぶっている人々。反吐がでる。その笑顔の裏側を見せろ。それが本性ではないのか。それが堀の考えの中心だった。堀は勉学を続けた。それしか無かった。勉強している自分だけが世界と係われたのだった。それが堀にとっての世界との対峙、いや対決だった。そして、その暗く黒い思いを胸に教師となった。それは自分と云う存在を拒む世界と対決するため。

 回想から戻った堀先生は生徒たちを改めて見回した。堀先生の視線が量子に止まる。
 なんて目をしてるの?この子は黒沼の様なタイプなのか、それとも自分側の存在なのか。計りかねた。全てを見抜く様な視線。量子の他にもう一人、空子も妙に大人びた雰囲気を纏っている。他の生徒は特に問題ない。自分の餌食にできる。この世界を、うわべだけの世界の成り立ちを教えてあげる事ができる。そしてこの世界が嘘っぱちの薄い世界でしかない事を教えてやる。しかし量子と空子には注意しなくてはいけない。このクラスで注意すべきはこの二人。

 堀と量子の視線が教室の中で絡んでいた。空子は背中がチリチリするような感覚を覚えた。量子は平然としている。

 量子は、堀の魂をみた。黒く暗く蠢いている。それは世界に対する怒りと憎悪。

「量子さん、あなたは、犯人について何か知っているのですか?」堀は探るように言った。量子はこのクラスにお金を盗んだ人がいないことを感じていた。堀もそのことに気がついている事も知っている。お金の紛失は恐らく事故だ。いつか以外な場所から出てくる。今は誰も気がついていないだけ。しかし堀は何か企んでいる。量子はこの茶番を止めるべきかそれとも傍観しているべきか悩んだ。
「何も知りません。先生」量子はゆっくりと喋った。
「そうですか。名乗り出る人もいませんね」朝のホームルームを終わり堀は教室から出ていった。

 量子は空子の方を見た。空子はきつい目つきで量子を見た。

 放課後、量子は空子と駅への道を歩いていた。
「ハカリ、どう思う?」ソラはハカリに聞いた。
「堀先生、なにか企んでる。黒々した魂が見えるわ」
「私も良くない事が起こりそうなのは感じるわ」

(つづく)

創作 | コメント:6 | トラックバック:0 |

四年目に入りました

気がつけば、ブログを始めて丸三年経ちました。

この間、多くのお友達に支えられてきました。

本の感想・紹介を中心に始めたブログですが、詩や小説も時々、書くようになりました。
きっかけを与えていただいて感謝しています。
続けてきて良かったです。

落ち込んだりして、ブログ更新が滞ったりしてこのブログを読んでいただいている方には心配や苛立ちをかけたのではと反省してます。
これからは余り悩まずに気楽に、書くことが思いつかなくても、書いていきたいと思います。

4年、5年と続けられたら良いなと思いますので、これからも宜しくお願い致します。

*************************************
なかなか進まない小説ですが現状報告です。

★魔女のはかりごと
4回目を書いている途中です。再び堀先生が登場します。いつもの事で結末を想定していないのでどうなることやら。
堀先生は人間的感情を押し殺して生きています。
それはつらい過去があって、世界は生きるに値しない。どうせそんな世界なら自分の好きにした方が良いとの心情に達します。
ハカリはそんな堀先生を許す事はできません・・・・・


★機械蜘蛛の塔
書きなおしてます。
設定をやり直してます。

ネタばらしにならない程度に書きます。

街の名前 キエフ

街の特徴 
中心に建つ塔。ここには数百年?眠り続けている姫がいる。なにやら姫には秘密があるらしい。
塔を中心に機械蜘蛛の巣が町中に張り巡らされている。昼夜を機械蜘蛛が街の上空、蜘蛛の巣の上を徘徊している。
機械蜘蛛の役割ははるか昔に忘れ去られている。
街は異界からの侵略を受け始めている。姫の秘密に関係がある。
街は山々に囲まれ隠れ里の様に外界から閉ざされている。


登場人物
  眠りの姫(?????)
  機械蜘蛛 モリカ・・・機械蜘蛛の一匹。ネルとチハルと行動を共にすることになる。
  機械蜘蛛の長・・・姫が眠り続けているので事実上の塔の主

 街の住人
  ネルとチハル・・・機械蜘蛛に塔につれていかれ、重要な事柄を頼まれる。機械蜘蛛モリカと姫の秘密を探る事になる。
           ネル(兄)、チハル(妹)街の成り立ちに興味を持つ。この街の特異さ秘密と外の世界を知りたいといつも思っている。
  黒犬   謎の犬
  ???


 異界からの侵略者
  巨大ミミズ
  七本足の土蜘蛛
  ???

雑記 | コメント:8 | トラックバック:0 |

「不思議の扉 時をかける恋」大森望・編を読みました! 「本日の1冊(13748)」


不思議の扉(時をかける恋)
大森望・編
角川文庫
評価 ★★★★★

時間テーマのラブストーリーを集めた不思議の扉 時をかける恋をよみました。

美亜へ贈る真珠(梶尾真治)
  傑作!色々なベスト選びで題名だけは知っていましたが初めて読みました。
 
エアハート嬢の到着(恩田陸)
  読み終わった後、ライオンハートを買いにはしりました。恩田さんやっぱり凄い。
  恋愛ものとの事で敬遠してたけど、損してました。
  群衆の中、エドワードを助けるエリザベス・・・ううっ、泣ける。

Calling You(乙一)
  頭の中の携帯電話を鳴らすのはだれ?ラストは驚きましたが・・なんとなく途中でわかりました。乙さんも面白い!!

眠り姫(貴子潤一郎)
  なにげにこれが一番かも・・・次に目が覚めるのは何年後?切なすぎる恋物語。

浦島さん(太宰治)
  太宰治がこんな話も書いていたんだ。驚き。とても楽しかったです。

机の中のラブレター(ジャック・フィニイ)
  時を越えるラブレター。ノスタルジーの作家、(恩田さんもそう呼ばれてますね)ジャック・フィニイ。古い机からでてきたラブレター。その手紙に返事を書いたら・・・・。


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
本読みのプロが選んだベストはこれ。古今東西の短編小説から不思議な味わいの傑作を集めたアンソロジーシリーズ、第1弾のテーマは「時をかける恋」。タイムカプセルに入った恋人のもとに通い続ける恋、時間と場所をこえて何度もめぐりあう男女の恋、ひとたび眠るといつ目覚めるかわからない彼女との一瞬の再会を待つ恋─。
【目次】(「BOOK」データベースより)
美亜へ贈る真珠(梶尾真治)/エアハート嬢の到着(恩田陸)/Calling You(乙一)/眠り姫(貴子潤一郎)/浦島さん(太宰治)/机の中のラブレター(ジャック・フィニイ)


同一テーマでは、去年読んだこちらも良かったです。

時の娘
アンソロジー | コメント:8 | トラックバック:0 |

「天冥の標2 救世群」小川一水を読みました! 「本日の1冊(13748)」


天冥の標(2)
著者 小川一水
早川文庫JA
評価 ★★★★★

こんばんは!
この本を読んだのは半月程前だと思います。

1では植民星が舞台だったのですが、一転現在の地球に。

謎の疫病で世界が危機に瀕します。
国立感染症研究所の児玉はこの疫病(冥王斑)に立ち向かうべくパラオへ。

やがて各国でパンデミックが。
千茅は日本人初の回復者となり、皮肉にもそれが本当の友情を知るきっかけとなる。
罹患したことによりそれまでの友達がはじめの内こそ見舞にきていたのだが、それが治らない病気だと知ると疎遠になっていく。しかし敵対していた思っていた紀ノ川青葉だけが定期的にやってくる。

患者と一般市民の溝は深くなるばかり。

太古からの謎の生物がその元凶なのか・・・その生物は、驚くべきDNA構造を持っていることが分かった。そして、そのDNA解析の過程でネットワーク上に出現した、プログラムは超人格とも言えるものを持つ。

こらからが楽しみなシリーズになりました。

面白いです!夏には3が刊行される様なのでいまから楽しみです。
作家ア行 | コメント:4 | トラックバック:0 |

「豹頭の仮面」栗本薫を読みました! 「本日の1冊(13748)」


豹頭の仮面((1))改訂版
著者 栗本薫
早川文庫
評価 ★★★★★

こんばんは。

グイン・サーガの1巻目、豹頭の仮面を読みました。

加藤直之さんの画集

加藤直之グイン・サーガ画集
を勢いで購入したのですが、それを見ていたら、無性に読みたくなってしまいました。

グインは何故、記憶がないのでしょう?

王国パロが滅亡してしまい、リンダとレムスの先行きは・・?

セム河に身を投じ城から脱出したイシュトヴァーンは無事なのでしょうか?

セム族のスニはどういう役割をもつのでしょう?

黒伯爵の正体も唖然としましたが面白かったです。

壮大なシリーズに手を出してしまって不安なのですが先が楽しみです。

1巻で、記憶にのこるのは トーラスのオロです。
グインが窮地に陥っている場面で剣を投げて掬います。男気が凄く出てて素敵でした。

栗本さんがあとがきであげている作品

「黒い河の彼方」ロバート・E・ハワード
「地獄のササイドン」クラーク・アシュトン・スミス
「ドラゴン・ムーン」ヘンリー・カットナー

を読みたいです。ゾティーク幻妖怪異譚のスミスの名前を見つけて凄く嬉しいです。



作家カ行 | コメント:10 | トラックバック:0 |
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。