輝く断片のあつめかた

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「恐怖と社会」

つぶやき 「恐怖と社会」

人間の恐怖を感じる原因の一つに未知がある。
知らないということに対する恐怖は大きい。
それは人(他人)に対しても同様である。
見づ知らずのひとは疑ってしまうことが多いだろう。
法律を含めた社会(共同体)の必要性はここにある。
価値を共有する事で同じ人間とすることにある。
 今回、芸能人kがおこした酩酊事件はあきらかに公序良俗に反している。
しかし彼には未知の部分があきらかに少ない。公の部分が私たちより多い。
そこから世間は
 ”そこまで(逮捕のこと)しなくてもいいんじゃない”
となる。

未知のものに名前や性格をあたえ、それと交換に安心を得るのである。
それは理性とは少し違う様なきがする。分かった積もりになりたいだけかもしれない。

この様な事を考えていくと

人とはなにか・・・・
社会とはなにか・・・・不安に思えてくる。

人間全体に対する、公共とは存在しうるのか・・・
未来はどうなっていくのか・・・

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私的コラム | コメント:2 | トラックバック:0 |

「ブラザー・サン シスター・ムーン」恩田陸を読みました。


ブラザー・サンシスター・ムーン
著者 恩田陸
河出書房新社 1400円
評価 ★★★★☆ 

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
ねえ、覚えてる?空から蛇が落ちてきたあの夏の日のことを―本と映画と音楽…それさえあれば幸せだった奇蹟のような時間。青春小説の新たなスタンダードナンバー誕生。


恩田陸さんの新刊を読みました。

大学の4年間、モトリアムな時間。
本、ジャズ、映画にのめり込んでいた3人の生活をみずみずしい筆致でかかれていて面白いです。すんなり読めて、ちょっと物足りなさが残りますが、読んでいる間、すごく気持ちが良い。
自分は高校卒業後、2年間専門学校にいったため大学に行った人にちょっと羨望があるのです。出来ることなら行きたかったな・・・。

恩田さんの他の作品と比べるとたしかに違います。ここには異常な事件も不思議も起こりません。

でもたとえば人生を決めた瞬間がとても小さな瞬間なのですがそれが描かれています。
第一部 のあいつと私で
文学部に通う私に喫茶店で何気なく聞かれた問い。

「・・・じゃあ、書いているでしょう?」
「いえ、まだです」

作家に向かった瞬間…凄く分かります。思いです。何事もどこまで思うかだとつくづく思います。そのことにどれだけのめり込むかそれが全てではないかと思うのです。

違う恩田さんを読みましたが良かったです。


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作家ア行 | コメント:4 | トラックバック:0 |

「ハーモニー」伊藤計劃を読みました。


ハーモニー
著者 伊藤計劃
ハヤカワSFシリーズJコレクション
評価 ★★★★★+

2070年世界は大災禍をへて調和のとれた体制を実現していた。
体内にインストールされたWacthMe が健康を監視し、適切な対処をしている。
肥満もガリガリの人もいない。皆が規格に収まった同じ体形をしている。
生命至上主義の世界。国家はなく健康を基とした生府が共同体を形成していた。

そんな世界に息苦しさや疑問を感じ、反旗をひるがえすミァハ。食事から栄養を吸収しなくなる薬をのむことによる自殺。3人で自殺したのだが死に成功したのはミァハだけ。
生き残ったトァン。13年がすぎ、未曽有の同時自殺事件が発生する。螺旋監視官となったトァンは捜査していくうちミァハの影を見る。ミァハは生きているのか?どうやって自殺をさせるのか?

人類は戦争のないユートピアを実現できるのか。はたしてユートピアとは・・・。

自分にとって衝撃の作品。このラストを皆さんはどう感じるのでしょうか。
今年に入って読んだ中で間違いなく上位クラスです。お勧めです。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

「一緒に死のう、この世界に抵抗するために」―御冷ミァハは言い、みっつの白い錠剤を差し出した。21世紀後半、「大災禍」と呼ばれる世界的な混乱を経て、人類は医療経済を核にした福祉厚生社会を実現していた。誰もが互いのことを気遣い、親密に“しなければならない”ユートピア。体内を常時監視する医療分子により病気はほぼ消滅し、人々は健康を第一とする価値観による社会を形成したのだ。そんな優しさと倫理が真綿で首を絞めるような世界に抵抗するため、3人の少女は餓死することを選択した―。それから13年後、医療社会に襲いかかった未曾有の危機に、かつて自殺を試みて死ねなかった少女、現在は世界保健機構の生命監察機関に所属する霧慧トァンは、あのときの自殺の試みで唯ひとり死んだはずの友人の影を見る。これは“人類”の最終局面に立ち会ったふたりの女性の物語―。『虐殺器官』の著者が描く、ユートピアの臨界点。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

今年3月に著者の伊藤計劃さんがお亡くなりになったそうです。
余りに若い死に愕然とし新しい作品が読めない事を残念に思います。
『虐殺器官』も昨日、購入しまいした。

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作家ア行 | コメント:6 | トラックバック:1 |

「本棚の秘密」 

本棚の秘密  日向 永遠

人類の叡智と狂気がそこには詰まっている。
そこから何を引き出すのか

自分たちの検索システムがどんなふうに正しさを選ぶのか
正と悪はコインの裏表。
分かつことは出来ない。それが真実。

私たちの本棚は人類の知の一部。顕在化。

悲しいかな、質は量に比例する。
私たちの本棚は人類知と狂気の一部。

でも忘れてはいけない
一部から全体を想像し創造する事が出来ることを


+++++++++++++++++++++++
新世界より から ミノシロモドキに誘発されて書きました。(*^_^*)
詩とも散文とも呼べません。
詩作 | コメント:4 | トラックバック:0 |

「黒猫・アッシャー家の崩壊」ポーを読む。


黒猫・アッシャー家の崩壊
著者 エドガー・アラン・ポー 巽孝之(訳)
新潮文庫 
評価 ★★★★★ポーに敬意を表して 

今年はポー生誕200年だと言う事です。
自分が初めて読んだのは、中学生の頃だったかと思います。
推理小説の祖と言うのがそのきっかけでした。
黄金虫、モルグ街の殺人等、うっすらと覚えています。

今回新潮文庫から新訳で出ていましたのでこれは読まなければと思ったしだいです。
黒猫・アッシャー家の崩壊 は ポー短編集1 ゴシック編と言う事です。
収録作は

黒猫
赤き死の仮面
ライジーア
落とし穴と振り子
ウィリアム・ウィルソン
アッシャー家の崩壊


の6編です。
まさにゴシック・・堪能しました。

黒猫・・・頭の良い黒猫、はじめ溺愛していたのだが、天の邪鬼な病的な性格からか憎悪する様になる。黒猫は魔女の使いなのか・・・妻を殺害してしまった主人公は地下室の壁にその死体を塗り込める。それは見つからないはずだったが・・壁の中から・・・XXXXのXXが

落とし穴と振り子・・異端審問の結果、漆黒の闇の落とし穴に落とされてしまう。真ん中には落とし穴があって落下すれば命はない。偶然、落とし穴に気づいたのち革のベルトで拘束されてその上から恐怖の振り子が刻一刻と近づいてくる。それは死神のまさかりの様な刃をもっている・・・恐いです。

ウィリアム・ウィルソン・・・もしも自分と瓜二つの人物が存在していたら、これは自分につきまとうもうひとりの自分の話。最後の最後、我慢の限界を超えた主人公がもう一人の自分の胸を剣で刺し殺すのだが・・

アッシャー家の崩壊・・・精神は家に影響するのか、家が精神に影響するのか・・
はじめ小さな裂け目が少しづつ、やがて音をたてて崩れゆく様が目に浮かぶ様です。
主人とシンクロして崩れゆく家。

あらためてポーを読みましたが凄いですね。江戸川乱歩がポーをもじってペンネームとしたことでもその後のミステリーやホラーに影響をあたえた大きさが分かります。

6月にも短編集2が出る様なので楽しみです。


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作家ハ行 | コメント:2 | トラックバック:0 |

「わくらば日記」朱川湊人を読みました。

今回、読んだのは朱川さんのわくらば日記です。

わくらば日記
著者 朱川湊人
角川文庫
評価 ★★★★★

昭和30年代、貧しくも懸命にいきる姉妹。
妹のワッコが幼い頃を思い出して語っています。
姉の上条鈴音は美人でやさしい。ワッコが同級のガキ大将から苛められているのをちょっと耳打ちするだけで止めさせてしまう。どうして?その時姉は秘密を教えてくれた。
「私、見えるのよ」 鈴音には、人や物、場所の過去を見る”力”があったのです。
しかし見えることは良いことばかりではありません。
妹はその事に色々な事件を通して気づいていきます。

優しくも切ないお話集。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

姉さまが亡くなって、もう30年以上が過ぎました。お転婆な子供だった私は、お化け煙突の見える下町で、母さま、姉さまと3人でつつましく暮らしていました。姉さまは病弱でしたが、本当に美しい人でした。そして、不思議な能力をもっていました。人や物がもつ「記憶」を読み取ることができたのです。その力は、難しい事件を解決したこともありましたが…。今は遠い昭和30年代を舞台に、人の優しさが胸を打つシリーズ第1作。

追憶の虹
青空への梯子
いつか夕日の中で
流星のまたたき
春の悪魔

の5編。

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作家サ行 | コメント:2 | トラックバック:0 |

「悪魔の薔薇」タニス・リーを読みました。

今回は奇想コレクションからタニス・リーの”悪魔の薔薇”を読みました。

悪魔の薔薇
著者 タニス・リー
河出書房新社 奇想コレクション12回配本 2007/9/30(初)
評価 ★★★★☆

〈現在のシェヘラザード姫〉の異名を誇る、タニス・リーの”悪魔の薔薇”です。
初めてタニス・リーの作品を読んだのですが魅力的ですね。

退廃的で耽美的。味わいのある文章(翻訳ですが)。

最初の”別離”は女バンパイアに仕える従者が己の死の前に後継者を探す話。離れたくないのに若者を主人に合わせる葛藤が哀切を感じさせます。秀作。

”悪魔の薔薇”大雪で足止めさらた主人公がその土地で恋をした女性は・・
       長虫の秘めやかな愛は冥く御身の魂を滅ぼさん・・・・
       怖いです。
”黄金変成” 異国からきた魔女は回りのものを黄金に変える術をもっている。
       この魔女に魅せられた主人を守る長官。

”愚者、悪者、やさしい賢者” 
      王が死んだあと3人の息子が魅せらたのは魔術師に仕える美女。
      長男は驢馬に変えられ、次男を救いに3男は魔術師の黒い塔へ向かう。

どれも雰囲気良いです。ただ文章に癖があるので好きになれるかは相性しだいと思います。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

ヴァンパイアに仕える従者の哀しみを綴った「別離」、著者自身が“この作品はわたしの作品の中でもっとも恐ろしいもののひとつ”と語る残酷な怪奇譚「悪魔の薔薇」、異貌のパリを舞台に、死神に魅入られた芸術家たちを描く世界幻想文学賞受賞作「彼女は三(死の女神)」、帝国と錬金術が妖しく絡む「黄金変成」、アラビアン・ナイト風幻想譚「愚者、悪者、やさしい賢者」ほか、全9篇。

【目次】(「BOOK」データベースより)

別離/悪魔の薔薇/彼女は三(死の女神)/美女は野獣/魔女のふたりの恋人/黄金変成/愚者、悪者、やさしい賢者/蜃気楼と女呪者/青い壼の幽霊



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作家ラ行 | コメント:4 | トラックバック:0 |

「新世界より」貴志祐介読みました。

新世界よりを読了しました!

新世界より(上)



新世界より(下)
著者 貴志祐介
講談社
評価 ★★★★★

上下巻で1000頁を超える大作、期待通りの面白さで大満足でした。
人間が”呪術”(PK)を得とした世界。
呪術により一度滅んでのちの世界、呪術を人間間で使えないよう 抑制機能(攻撃抑制と愧死機構)でかろじて平和を保っている。しかし、呪術を制御しきれな人間が業魔と悪鬼と化す事がありその影に怯えている。

町は八丁標で外界と明確に区切られている。外はおぞましい進化を遂げた奇怪な生物であふれていた。そこには人間と同じくらい知能の発達したバケネズミがいた。つねに人間の監視下におかれ人間の為に使役についている。バケネズミはいくつものコロニーに分かれ、戦国時代の様に争いが絶えない。バケネズミにとって呪術ゆえ人間は神であり悪魔であった。

幾つも山場があるのですが一番の好きなのはミノシロモドキの正体が分かるところ。
ミノシロモドキが語る世界の真相は衝撃的。

こんな事想像できるなんて貴志さん凄すぎだとおもいます。

読んでいて感じるのは1000年後の世界を描いているのだが、人間の本質は今と変わらないなと言う事。”人類ダメ小説”としても読める。呪術はないが今だってすごく危険な世界には変わりない。

話はスピーディーに展開し読みやすいです。
読もうか迷っている人、絶対のお勧め!!ですよ。

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作家カ行 | コメント:12 | トラックバック:0 |

お久しぶりです。

皆さん、こんにちは!
いつも当ブログをご覧くださる方々、ブログ更新が滞り、ご心配をおかけいたしました。m(__)m
実は突然インターネット接続ができなくなり、先週帰省したおりに調べたのですがその時は原因がわかりませんでした。
今週、接続設定を色々いじってみてやっと復旧いたしましました。

こんな状態でブログ開設から丸2年が経過し3年目に入る事ができました。

今後も今まで以上によろしくお願いいたします。
雑記 | コメント:14 | トラックバック:0 |
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