輝く断片のあつめかた

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「うつうつひでお日記DX」 吾妻ひでお


うつうつひでお日記DX
作者 吾妻ひでお
角川文庫
評価 ★★★☆☆

大ヒット作『失踪日記』以前の日常をつぶさに描いた漫画日記!事件なし、波乱なし、仕事なし。鬼才の漫画家、吾妻ひでおが生み出す私的エッセイ漫画。著者のメイド喫茶探検記「ひでおのロリアル探検隊」、江口寿史のあとがき漫画を収録

余りに古くて知っている人がいるでしょうか?
少年の頃??少年チャンピオンで”ふたりと五人”を連載している頃から吾妻ひでおは好きでした。
吾妻ひでおの描く少女はかわいいですね。
これはその吾妻ひでおの漫画での日記です。

ひたすら本を読み、食べて、寝て、タバコすって、時々仕事して・・・
なんか分かるな~

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作家ア行 | コメント:0 | トラックバック:0 |

「シュレディンガーの哲学する猫」 竹内薫+竹内さなみ 「お勧めの本(45900)」


シュレディンガーの哲学する猫
著者 竹内薫+竹内さなみ
中公文庫 800円(762円)
評価 ★★★★★

シュレディンガーの猫、収集家?としてはこの本は外せないです。(いつから収集家になったのだ??)

この本はその猫が哲学のエッセンスを案内してくれます。
ウィトゲンシュタイン
サルトル
ニーチェ、ソクラテス
カーソン
サン=テグジェプリ
ファイャアーベント
廣松渉
フッサール
ハイデガー 小林秀雄
大森荘蔵

この本から哲学へ興味を持つ事はとってもラッキーだと思う。

どれも知的刺激に満ちていると同時に己の事も人間の事も考えたくなります。

シュレディンガーの猫については 有名の思考実験なのでご存じの方も多いのではないでしょうか

今までに収集?した関連本(小説)は

宇宙消失 グレッグ・イーガン
奇偶   山口雅也
神は沈黙せず 山本弘 (でてきたかな~?)中国人の部屋はでてきたと思うけど・・・曖昧
神様のパズル 機本伸司

最近読んだ本でも何かにでてきた覚えがあるのですが・・何だったけ?

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作家タ行 | コメント:2 | トラックバック:0 |

世界について 「現在を考える(5)」

世界を未曽有の不景気が席巻している。
経済が一国ですまなくなってだいぶたつがこれほどまでに地球規模で反応するのを見ると恐ろしくもある。
アメリカがくしゃみをすると日本は風邪をひくと言っていた時代が懐かしくなる。

そもそも貨幣経済が金本位から逸脱したときから経済は幻想と化した。
近年、電子マネーが加速し実態のない虚構へと世界は移行しているかに見える。

民主主義と自由経済が完璧なシステムとは誰も考えていないだろう。
しかし代替システムは候補すらない。
最近危惧するのはこの世界恐慌が共産主義、社会主義の亡霊を再び呼び戻すのではないかとの事だ。

世界は脆く、幻想に縋る。数パーセントの富裕層が富の80%以上を所有する世界を誰が良しとするのだろうか?そこに名を変えた社会主義が復活する危機があると思うのだ。

社会主義は貧困層に平等という麻薬をあたえ管理社会化する。
統制経済は管理社会の裏返しである。

世界とは信用にたるものなのか?
そもそも人間に地球規模で社会を築く資質があるのだろうか?
はなはな疑問である。

宗教や民族や国家間での紛争を解決できないのに経済ばかり重視している。
経済先導で世界のルールを決めるのはそろそろ止めなければいけない時期なのかも知れない。
経済以上に価値を見いだせる何かを構築できないだろうか?



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私的コラム | コメント:4 | トラックバック:0 |

フリーページに今まで読んできた本 1~500 を公開しました。

お知らせです。

フリーページに
自分の今までの読書記録のデータベースから 1~500 を
書名 と 作者名 のみですが公開しました。

順次追加していきたいと思っています。

自分の為ですが もし興味がある方がいましたら覗いてみてください。
この本は?
この作者は? とかなにか質問があれば書き込んでくださいね。

お待ちいたします。 

今までこんな本を読んできた1~500

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雑記 | コメント:14 | トラックバック:0 |

「びっくり館の殺人」 綾辻行人 「本日の1冊(13748)」


びっくり館の殺人
著者 綾辻行人
講談社ノベルス
評価 ★★★☆☆

館シリーズの第8弾「びっくり館の殺人」です。

ノベル化されたので読みました。
単行本のときはジュブナイルかと思って敬遠してました。読者層を低く設定してあるのは確かなのですが、結構面白かったです。

腹話術の人形 リリカの生い立ちとか
登場人物のほとんどが家庭に複雑な事情があるとか。

今回の目玉は巻末に袋とじされた道尾秀介との対談です。
道尾さんは都筑道夫からペンネームをとった様ですね。(対談とは関係ありません)
なんか納得してしまいました。
その道尾さんがこの「びっくり館の殺人」を凄く高く評価しているのです。
面白かったです。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

少年の日の思い出のなかに建つ館、それは「お屋敷町のびっくり館」。…不思議な男の子トシオとの出会い。囁かれる数々の、あやしいうわさ。風変わりな人形リリカと悪魔の子。七色のびっくり箱の秘密。そして…クリスマスの夜の密室殺人!鬼才・綾辻行人が紡ぎ出す、終わりなき悪夢の謎物語。特別対談「びっくり館のたくらみ」(vs.道尾秀介)を巻末袋とじで収録。


びっくり館の殺人


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作家ア行 | コメント:2 | トラックバック:0 |

「壊れる日本人 再生編」 柳田邦男 「本日の1冊(13748)」

本日、ご紹介するのは
柳田邦男さんの”壊れる日本人 再生編”(新潮社文庫 290P 438円+税)です。


壊れる日本人再生編
評価 ★★★★★

この本は平成18年に単行本で刊行された”石に言葉を教える 壊れる日本人への処方箋”を改題し文庫化したそうです。

石に言葉を教える とはどういう事か猿とかイルカなら分かるのですが相手は石です。
それはどう云うことなのでしょうか?

これは柳田さんの脳裏に浮かんだ情景だそうだ。

東北の山中である男が石に言葉を教えているのだという。それももう十三年も
「市蔵さんはきょうも石ん子さんに話しかけにでてる」 村人たちはそれを奇異なこととは思っていない。当たり前の様に接している。
はじめは幼児に教える様に リンゴハアカイ とか教えていた。それを三、四年続けただろうか。あるときこんな教え方をしても石にとっては面白くないだろうと思い、自分が幼いころ祖父が毎夜、寝る前に作り話をしてくれたのを思い出し、同じことを石に向かってする様になる。
そうこうするうちに話の内容で石が面白がったり、悲しんだりしている様に感じる様になる。
そうするといつか石が返事をしてくれるようになると確信する様になりますます感情を込めて石に話しを聴かせる様になった。そして
「おお、おお、おまえの心はわしの話を十分にわかってくれんだなあ。わしはおまえの心がよーくわかるぞ。おまえが言葉をしゃべれるようになるまで、百年でも待とう。だが、もう言葉なんかなくても、おまえの気持は十分にわかるようになった。おまえは形は石でも、やさしい心のある石なんだ。一緒に笑ってくれたり、泣いてくれたりする石なんて、ほかにどこにあろか」
との心境になるまでになる。

作者は次に 子供が柱におでこをぶつけて痛がっている時、子供ではなく柱をさすって、
「いい、いい 治る。治る。」というアイヌのおばさんの話をする。
そうすると子供はきょとんとしてそれを見る。
むかしから日本人にはこうした感覚があったと思う。それが神話や俳句をはじめとする文化の基礎になっていると思う。
西洋近代主義は徹底的な合理主義でそういったアミニズムな考えを否定していった。
その歪で世界は軋んでいるいる様に感じられる。

前著 壊れる日本人で作者が言っている様に ”便利になれば失うものがある”
ネットやケイタイが与えた便利さの一方大事なものを失っている事にもう一度気がつかせる本です。

もうひとつこの本の中から引用します。
それはユーモア背負って死出の旅 という章から
笑いの効用の説明のあとにある老人ホームでの認知症のお年寄りの会話。

〈おばあさんが「あの世はどんなところかね」って話しているんですね。
そうすると、もう一人のおばあさんが「どうもいいところらしいよ」って。
「誰も帰って来ないから」って。〉


感動しますね。
他にもいい話が満載なので是非読んでみてください。


【内容情報】(「BOOK」データベースより)

子供の学力が落ちている。気持をきちんと言葉にする力が低下したためという。仕事や研究の専門分化が進み、広く社会に目を向けない大人たちも、自分の言葉で考えるのが苦手だ。ネット社会の進化の中で、豊かな感情表現を持つ日本語に恵まれたはずの私たちの感覚は麻痺し、言語表現力が劣化している。この国をどう持ちこたえさせるのか、具体的な提案。

【目次】(「BOOK」データベースより)

石に言葉を教える/高速道路を豚が走る/「学力」とは点数のこと?/こまった時のカナ文字語頼み/専門バカの作り方/トラウマの発見/ローソクの炎、それは私です/ユーモア背負って死出の旅/雪の国のパイナップル/十四年目にやってきた男の出番/いいぞ、鈴木さん、山間の“読書塾”/町よ、村よ、絵本館を作れ!


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作家ヤ行 | コメント:6 | トラックバック:0 |

「骸の爪」 道尾秀介 「本日の1冊(13748)」


骸の爪
著者 道尾秀介
幻冬舎新書 325P
評価 ★★★★☆

ホラー作家の道尾と霊現象探求家の真備と助手の凛の”背の眼”に続く2作目。
今回は血を流す仏像、笑う仏像、海外から返品された仏像。
消えた仏師の謎に挑戦します。
1作目と比べると解決におけるホラー部分がなく、すべて解決されています。
(自分の好みでは比べると1作目の方が面白かったです)

ラストはちょっと泣けました。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
ホラー作家の道尾は、取材のために滋賀県山中にある仏像の工房・瑞祥房を訪ねる。彼がその夜見たのは、口を開けて笑う千手観音と、闇の中で頭から血を流す仏像。しかも翌日には、仏師の一人が消えていた。道尾は、霊現象探求家の友人・真備と、真備の助手・凛との三人で瑞祥房を再訪。数日後、さらに仏師が一人、工房の天井に血痕を残して消える。「二人はもう生きていない」と呟く先代房主。工房の誰もが口を閉ざす、二十年前の事件とは?それは呪われた仏像と、どんな関係が。




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作家マ行 | コメント:6 | トラックバック:0 |

単身赴任四方山話 

単身赴任して1か月以上すぎました。
一人で生活してまず悩むのが何をたべるかですね。

会社から徒歩で帰るのですがその途中に牛丼屋とラーメン屋があります。
疲れたり、今日は面倒くさいなとか思うときにはついつい利用してしまいます。
カロリー高そうだし、たまには良いですが続けると体に悪そうですね。
自分は大丈夫でしたが今年からメタボ検診が始まった事ですし注意したいですね。

かと言って自分でおかずをつくるのも経験のないものには辛いです。
今まで作ったのは

肉野菜炒め
焼き魚
レトルトのカレー(温めただけ)

これ位です。

どなたか簡単にできる料理を教えてください。

料理での失敗は
もやしです。

3日目のもやしを使ったのですが 腐っていて、翌日お腹をこわしました。
その日は丁度、健康診断で胃検診があり、バリウムを飲んだのですが下剤がいりませんでした。
もやしは安くて良いのですが、直ぐ食べなくてはダメなのですね~。

それと大きく変わったのは移動方法。
山梨ではほとんど車ですが、徒歩と電車(地下鉄)ですね。赴任先では。
地下鉄でびっくりしたのはパスモやスイカです。これはクレジットカードみたいなカードの事です。お金をチャージしてあるICカードで改札口の感知部に近づける事で切符の変わりになる仕組みです。
初めて使ってその便利さを知りました。

それとエスカレーターを使う時のルール。
普通に乗っている人は左にいて急ぐ人はその右を昇って行きます。
はじめ知らなくて慌てて避けたものです。

まだ、行っていませんがちょっと遠回りすれば帰りに映画館にも行ける様なのでこんど行ってみます。

それと坂と階段が多いのには辟易します。下りはまだ良いのですが朝の通勤時はちょっとキツイです。(足腰には良い運動になっていいのでしょうが・・)

一週間くらい前ですが帰りに歩道の段差に気付かず、足を捻ってしまいました。
だいぶ良くなりましたが、まだちょっと痛いです。痣になって残っています。

土日は山梨にいるのでまだまだ近所の事がわかりませんが、こんどゆっくり散策したいと思っています。
雑記 | コメント:20 | トラックバック:0 |

「美濃牛」 殊能将之 「本日の1冊(13748)」


美濃牛

作者 殊能将之
講談社文庫
★★★★☆


750頁以上のボリュームでちょっと読むのが大変ですが石動(いするぎ)のとぼけた味がよくて面白く読めました。
デビュー作のハサミ男と比較すると趣向がちがうのでどちらが良いとは言えませんが。

この本で名探偵 石動戯作が登場、その推理を発揮して見事解決します。

奇跡の泉のあるという亀恩洞。ここを中心にリゾート化しようと大手ゼネコンにつとめる先輩にたのまれた石動は暮枝村で説得工作をしている。
そこは大地主 羅堂一族が中心の村だがその長男、真一は長年の夢である、牧畜をしている。二人の兄弟は金にならない畜産をばかにしている。

フリーライターの天瀬とカメラマン町田をつれ工作の推進をしようと石動は考えるのだが、無残な首なし死体が亀恩洞の側で発見され、連続殺人へと発展する。

泉で病気を治すため村に滞在している怪しげな人々とリゾート化に反対する真一。
謎多い、羅堂家の娘の高校生 窓音に惹かれていく天瀬。

石動の性格いいですね。自分はこの他には、”キマイラの新しい城”でしか、石動にあっていなのですが結構好きです。(*^_^*)



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作家サ行 | コメント:4 | トラックバック:0 |

「粘膜人間」 飴村行


粘膜人間
作者 飴村行
角川ホラー文庫
評価 ★☆☆☆☆


すみません。自分にはこの作品はダメでした。
目をそむけたくとこばかり気になり、物語に没頭できません。
ほとんど斜め読みでした。

次に読む本が面白ければ良いな・・・・(*^_^*)

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

「弟を殺そう」―身長195cm、体重105kgという異形な巨体を持つ小学生の雷太。その暴力に脅える長兄の利一と次兄の祐太は、弟の殺害を計画した。だが圧倒的な体力差に為すすべもない二人は、父親までも蹂躙されるにいたり、村のはずれに棲むある男たちに依頼することにした。グロテスクな容貌を持つ彼らは何者なのか?そして待ち受ける凄絶な運命とは…。第15回日本ホラー小説大賞長編賞を受賞した衝撃の問題作。

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作家ア行 | コメント:6 | トラックバック:0 |

フェルメール展に行ってきました。

昨日、上野の東京都美術館で開催されているフェルメール展に行ってきました。
上野に行くのは数年ぶり、動物園だったか・・・
 お昼ぐらいについてのですが凄い人気で混雑していました。絵を見るのにも一苦労です。
”小路”をはじめフェルメールの実物を見れて良かったです。
 光の天才画家と呼ばれるのも分かります。

フェルメールだけでなくデルフト(オランダの地方)の画家も同時展示してあり興味深いものがありました。

ポストカードとブックマークを記念に買ってきました。
フェルメール展

帰りはすっかり暗くなってしまったのですが新宿では早くもイルミネーションがされとても綺麗でした。
イルミネーション


博物館、美術館 | コメント:12 | トラックバック:0 |

「ロードムービー」 辻村深月


ロードムービー
著者 辻村深月
講談社
評価 ★★★★★

辻村深月さんの新作読みました。
名前探しの放課後もスローハイツの神様も・・・読んでないのですが、冷たい校舎の時は止まるから生まれた短編集との事で即買いしてしまいました。
辻村さんの作品の読者は大多数が若い人なのでしょうね?それも女性。
自分の様なかなり歳とったそれも男性読者は少数派かなと思いちょっと気恥ずかしい部分もあるのですが・・・。

良かったです。昨日の様に自分の少年時代を思い浮かべてしまいます。時代は変わっても少年(少女)時代の多感な時期の思い出は変わらないのですね。

ロードムービー
道の先
雪の降る道
の3作が収録されています。どれも良かったです。

ロードムービーのトシとワタルが家出して頼ろうとしたお兄さんが住んでいるところのY県は山梨県ですね。桃の花の時期、公園で二人が過ごす場面。トシが寝ている時ワタルはトシの両親に電話で居場所を教えてしまいます。ワタルを守ろうと必死のトシ・・児童会長の応援演説のワタルの姿。きっと家出中のトシの脳裏からその場面が離れる事はなかったのではないかと思います。そして一生の思い出となり、ひょっとしたら一番の思い出なのかもしれません。

一番好きなのは最後の”雪の降る道”これには ヒロとスガ兄、みーちゃん(深月ですね)が登場します。

熱を出して小学校を休んでいるヒロ、みーちゃんは毎日、学校からのプリントをもってきてそしてヒロの見舞に部屋にやってくる。毎回かわいい土産をもって。四つ葉のクローバーやキャンデーの包み紙や小石。でもヒロはそんなみーちゃんを鬱陶しくおもってしまう。そして心にもない言葉をかけてしまう。”みーちゃんなんて消えてしまえ”と。
その晩みーちゃんは出窓の外に雪の玉を三つおいてどこかに消えてしまう。雪に濡れながらスガ兄と探し回る二人。

悲しんでいて不幸の底に沈んでいると他人の優しさが鬱陶しく思える時があります。
せっかく声をかけてくれるのに耳に入りません。そんな事、ありますね。
その時は世の中で一番不幸なのは自分みたいな心理状態なのでしょう。
そんな自分が気遣ってくれている友人や家族を逆に傷つけてしまう。それに気がつかない。

この本はほんとの優しさを想いださせてくれる一冊です。はじめて辻村さんの作品を読む人にもお勧めだと思います。


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「黄昏の百合の骨」 恩田陸


黄昏の百合の骨
著者 恩田陸
講談社文庫 2007/4/13(1)
2008年11月読了 解説 篠田真由美
評価 ★★★★☆

麦の海に沈む果実に登場した水野理瀬が主人公です。
突然死去した祖母の奇妙な遺言(理瀬が半年以上、住まなければ、この家を処分してはいけない)に導かれ、留学先のイギリスから長崎の高校に編入してきた。
今は叔母が二人で住んでいるその百合の花に囲まれた洋館は近所から”魔女の家”と呼ばれていた。

同級の朋子に近くのS高の男子生徒が交際を申し込む。その騒動に巻き込まれる。
また、その朋子の病弱な弟の何かを訴ったえようとしている理由は。
そんな中、朋子の家の飼い猫”ココ”が毒で死んでしまう。

魔女の家に伝わる”ジュピター”とは何なのか・・・。
二人の叔母の正体は・・・

知性的で魅力的な理瀬にまたあえて嬉しかったです。
読んでいると百合の強烈な匂いがしてきそうです。

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「背の眼(下)」 道尾秀介


背の眼(下)
著者 道尾秀介
幻冬舎文庫
評価 ★★★★★

面白かったです。
解説にもあった様に真備による中禅寺秋彦(京極夏彦)の憑き物落としそっくりな場面がでてきます。でもその意味が最後で解説され成程となっとくします。

上巻はホラー一辺倒ですが下巻では本格の様に謎が解き明かされます。
ホラーと本格が融合していて凄く面白かったです。

霊を見ることのできる亮平少年を白早川に連れて行く場面はどきどきしました。
真備、道尾と北見は亮平には仔細を教えず、糠沢耕一少年の遺体の発見された川原へつれていく。
そこで亮平が見たものは大人や少年を含めた沢山の霊。・・そして真赤な顔をした天狗。
やはり、少年たちを誘拐したのは天狗の仕業なのか。
やがて浮かびあがる、東海道五十三次の場面を思わせる符号。
白峠村にまつわる暗い過去。

書きたいですがこれから読む人が興ざめしてしまうのでこれ以上書けません。

お勧めなのは間違いなしです。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
「ゴビラサ…」道尾の前で謎の言葉を呟いた男は、数日後に刺殺体で発見された。やがて、彼の残した言葉と度重なる霊現象が結びついた時、孤独な少年の死に端を発した一連の事件にまつわる驚愕の真実が明らかになる。美貌の助手を伴う怜悧な霊現象探求家・真備と、売れないホラー作家・道尾のコンビが難事件に挑む。


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