輝く断片のあつめかた

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「きのうの世界」 恩田陸 「本日の1冊(13748)」


きのうの世界
著者 恩田陸
講談社 2008/9/4(1)
評価 ★★★★★

なんとも不思議な終わり方でした。


どこにでもいる様な顔をもつ市川吾郎。
大手電気メーカーでカーナビの営業をしていた男。彼は上司の送別会の後、突然失踪してしまった。
そして一年位過ぎたころM町の水無月橋の上で殺されているところを発見される。
かれには人とは違う特技があった。それは見たものを記憶してしまうという能力。
覚えるのではなく、覚えてしまうのだ。膨大なその情報量を制御するすべをかれは長年の経験から得ていた。
M町でかれが調べていたのはM町の秘密。

M町は三つの塔と水路が特徴の町だが、塔の秘密をしるものはほとんどいない。
塔、それはこの町の秘密の象徴。

帯の「これは私の集大成です」は大袈裟ではないです。
恩田陸の特徴や好きなものが集まっています。

月の裏側で扱われた水のイメージが浮かんできました。
最後、豪雨のなか壮大な光景が展開します。


そのあとの幻想的幕切れ。

直接は関係ありませんが、ふと精神のしんは神って書くのは何故だろうと思ってしまいました。

はじめから、終わりまで恩田ワールドを満喫できました。

蒸発。雨。水路。水のない橋。塔。壊れたまま直されない塔。焚き火の神様。
驚異的な記憶力。


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引っ越し、無事おわりました。こまごましたものがいろいろ不足している事に気がつきましたが、じょじょにそれます。

カーペットを忘れてしまいました。(*^_^*)
9畳のワンルームです。テーブル代りのこたつがあるだけです。
CDラジオと電気スタンド。冷蔵庫と洗濯機。

CD,本とかは床に直置きの状態です。棚が欲しいですがもうちょっと後です。
自炊どうしようかな。

移動は10月1日付なので今は河口湖の方にもどっています。また2日したら赴任です。
あまり、気張らないで頑張りたいと思います。

10月以降のブログ更新はしばらくの間、山梨に戻る週末のみになりそうです。
(引っ越し先でインターネット接続をどうしようか迷っています)

回数はすくなくなると思いますが今後もよろしくお願い致します。m(__)m


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作家ア行 | コメント:12 | トラックバック:0 |

「朝鮮戦争 金日成とマッカーサーの陰謀」 萩原遼

朝鮮戦争 金日成とマッカーサーの陰謀
著者 萩原遼

文春文庫 1997/6/10(1)

絶版になっている様です。
自分は10年近く前によみました。

朝鮮戦争は現在の南北朝鮮の問題を根です。
日本の敗戦と米ソの駆け引きの結果南北に分断されました。
そして1950年朝鮮戦争が起こります。
金日成(キムイルソン)はソ連が傀儡でおしたてた、作られた英雄なのです。

朝鮮戦争の真実を知り、現在を知る一冊。


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単身赴任の引っ越しがあと2日に迫りました。

ほぼ、荷物も用意できました。
テレビは持って行きません。
みかん箱くらいの段ボール箱に積読本の中から入るだけつめこみました。(*^_^*)

本があれば孤独にもまた楽しみです・・・ホント???

土曜日、晴れれば良いなと思います。
作家ハ行 | コメント:6 | トラックバック:0 |

「ストロベリーナイト」 誉田哲也 「本日の1冊(13748)」


ストロベリーナイト
著者 誉田哲也
光文社文庫2008/9/20
評価 ★★★★★

面白い!!!
久し振りに警察小説読みました。

誉田哲也氏の作品は初めてです。
これは警視庁捜査一課の警部補 姫川玲子を主人公とした警察小説。その第一作目。

出だしからグロイ描写で思わず、目をそらしたくなりますが力強い感じで引っ張られる様に読みました。

表紙をめっくて第一頁目に

目をえぐられた女 切り裂かれるその喉元 噴き出す鮮血
          -----あなたは それを 生で 見たい ですか

と意味ありげにかかれています。

溜池ちかくで発見された青いビニールシートに包まれた男の惨殺死体。
その腹は無残に切り裂かれていた。
捜査上にあがるストロベリーナイトとは何か?

なぜ、こんな発見されやすい場所に死体を遺棄したのか?
姫川の鋭い勘がある事実を導く。

捜査で対立する勝俣主任刑事。
勝俣は姫川の過去に触れる様な発言をする。
「今でも夏の暑い夜が怖いのか?」
それは姫川が刑事となるきっかけとなった自身を襲う暗い過去。
中程で明らかになる、この過去の回想場面。泣けます。
姫川頑張れと応援したくなりました。

情報屋やその他の登場人物もいい味だしていて読ませます。
ラストもいいです。中盤から最後まで引き込まれます。
主人公は女性ですが、感情移入してしまいました。
勝俣も最初、厭な奴と思っていましたが、やるじゃなかと好印象で終わりました


シリーズ化されている様なので文庫化されたら続きを読みたいです。
お勧めです。

内容情報】(「BOOK」データベースより)

溜め池近くの植え込みから、ビニールシートに包まれた男の惨殺死体が発見された。警視庁捜査一課の警部補・姫川玲子は、これが単独の殺人事件で終わらないことに気づく。捜査で浮上した謎の言葉「ストロベリーナイト」が意味するものは?クセ者揃いの刑事たちとともに悪戦苦闘の末、辿り着いたのは、あまりにも衝撃的な事実だった。人気シリーズ、待望の文庫化始動。


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作家ハ行 | コメント:10 | トラックバック:0 |

2009年版、ほぼにち手帳、販売開始してました。

うっかりしてましたが
ほぼ日手帳が発売開始してましたね。

来年からはA5版もあって選ぶのに迷います。

どれにしようかな
手帳 | コメント:2 | トラックバック:0 |

宮沢賢治詩集 「本日の1冊(13748)」


新編宮沢賢治詩集
宮沢賢治詩集

同じ本を二冊以上買うことはめったに無いと思います。
昔よんで、手放してしまった本を買い戻す事はしますが、手元にあるのにまた買ってしまうことがあります。
自分にとってはこの宮沢賢治の詩集がそうです。
各社からでているのですがついつい買ってしまいます。

自宅はもちろん会社においておいたりします。
特に新潮文庫版の青い表紙のがが大好きです。

たよりになるのはくらかけ山の雪ばかり・・・

わたしという現象は仮定された有機交流電灯のひとつの青い照明です。


心象のはいいろはがねから
あけびのつるはくもにからまり
のばらのやぶや腐食の湿地
いちめんのいちめんのてんごく模様


詩の一節が浮かんできます。
すべて覚えた詩はひとつもないのですが断片は覚えています。
なにかの拍子に思い出したりします。


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「世界の日本人ジョーク集」 早坂隆 「本日の1冊(13748)」


世界の日本人ジョーク集
著者 早坂隆
中公新書ラクレ 2006/1/10
評価 ★★★☆☆

世界の人々は日本人をどう見ているのか?
ジョークから日本人を知る本。

ちょっと紹介します。

青いキリン
ある酔狂な大富豪が言った。
「もしも青いキリンを私に見せてくれたら、莫大な賞金をだそう」
それを聞いたそれぞれの国の人たちはこんな行動をとった。

イギリス人は、そんな生物が本当にいるのかどうか、徹底的に議論を重ねた。
ドイツ人は、そんな生物が本当にいるのかどうか、図書館に行って文献を調べた。
アメリカ人は、軍を出動させ、世界中に派遣して探し回った。
日本人は、品種改良の研究を昼夜を問わず重ねて、青いキリンをつくった。
中国人は青いペンキを買いに行った。


浮気現場にて
会社からいつもより少し早目に帰宅すると裸の妻が見知らぬ男とベッドの上で抱き合っていた。こんな場合、各国の人々はいったいどうするだろうか?

アメリカ人は、男を射殺した。
ドイツ人は、男にしかるべき法的措置をとらせてもらうと言った。
フランス人は、自分も服を脱ぎ始めた。
日本人?彼は、正式に紹介されるまで名刺を手にして待っていた。


可笑しいですが、日本人の一般的印象をしって笑ってばかりいられませんね

なかなか面白い本でした。

こう云ったジョークも時代とともに変化している様です。


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引っ越しの業者を決めました。
近くの赤帽さんです。

いよいよ、あと一週間で引っ越しなのですが少し不安です・・・・。
まあ、なる様になるかなと。
作家ハ行 | コメント:10 | トラックバック:0 |

「ツィス」 広瀬正


ツィス改訂新版
著者 広瀬正
集英社文庫 解説 司馬遼太郎
評価 ★★★★☆

広瀬正・小説全集・2

神奈川県C市で聞こえ始めた奇妙な音。ツィス音(二点嬰ハ音)。
耳鳴り程度の大きさから強さをましていきやがて東京でも聞こえる様になってきた。
テレビ局と教授が”ツィス情報”を流し、レベル0からレベル6まで段階を発表した。
日々大きくなっていくツィス音にやがて生活もままならなくなっていく。

そこで東京都がだした結論は・・・。
パニック小説の一種ですが日本沈没の様な暗さはどこにもなく、かえってユーモアさえ感じさせます。それは広瀬正氏の特性かもしれません。

読んでいて気持ちがいいのは登場人物 聾唖者の榊英秀とその妻のオイネの明るさから来るのだと思います。

面白かったです。広瀬正小説全集の3冊目の”エロス”もでているので楽しみです。



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「驕れる白人と闘うための日本近代史」 松原久子


驕れる白人と闘うための日本近代史
著者 ドイツ語原著 松原久子 田中敏 訳
文春文庫
評価 ★★★★★


所謂、世界史と呼ばれるものは概ね西洋史である。
そこには白人優位の歴史観が歴然と存在している。文明のおくれた東洋と先進し世界を先導する西洋の対比である。歴史は自国の都合のよい様に書かれる。
世界史はすなわち先進西洋史になる。
しかしここに一つの反証がある。日本である。
鎖国(厳密には鎖国は存在しないと自分は思うのですが)中に培われた精神、文化、社会性が明治の開国以降に近代化にいかに役立ったか。
短期間に西洋の水準(精神性ではなく技術面の事)追いついたのはその国民の精神性の高さ故である。
帯のコピー、欧米人の歴史認識を痛烈に問う本書は、同時に自信を失った日本人への叱咤でもある--を今、生きる自分たちは真摯にうけとめなくてはならない。

人間は現状に留まる限り退化する。謙虚な向上心こそ自分を国を推し進めると肝に銘じるべきである。

先人の歴史に誇りと矜持をもち、今の日本を憂う人が一人でも増える事を望む。

その意識改革の一助となる本であると思う。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

「我々の歴史こそ世界史であり、あらゆる民族は我々の文明の恩恵に浴することで後進性から救われてきた」―そんな欧米人の歴史観・世界観に対し、日本近代史に新たな角度から光を当てることで真っ向から闘いを挑む。刊行当時、ドイツで大きな物議を醸した本書は、同時に、自信を失った日本人への痛烈な叱咤にもなっている。

【目次】(「BOOK」データベースより)

「西洋の技術と東洋の魅力」/世界の端で―「取るに足らない国」だった日本/劣等民族か超人か―「五百年の遅れと奇跡の近代化」という思い込み/草の根民主主義―江戸時代の農民は「農奴」ではなかった/税のかからない商売―商人は独自の発展を遂げていた/金と権力の分離―サムライは官僚だった/一人の紳士―初代イギリス駐日公使・オールコックが見た日本/誰のものでもない農地―欧米式の「農地改革」が日本に大地主を生んだ/大砲とコークス―日本はなぜ「自発的に」近代化しなかったのか/高潔な動機―「白人奴隷」を商品にしたヨーロッパの海外進出/通商条約の恐ろしさ―日本はなぜ欧米との「通商関係」に恐れたか/茶の値段―アヘンは「中国古来の風習」だと信じている欧米人/ゴールドラッシュの外交官―不平等条約で日本は罠に陥った/狙った値上げ―関税自主権がなかったために/頬ひげとブール―欧米と対等になろうとした明治政府/猿の踊り―日本が欧米から学んだ「武力の政治」/たて糸とよこ糸―今なお生きる鎖国時代の心

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雑誌:一個人 10月号で”人生、最高に面白い本”を特集


一個人 (いっこじん) 2008年 10月号 [雑誌]

保存版特集 2008年上半期 人生、最高に面白い本

この雑誌は年に何度かこう云った企画をするみたいですね。
今回の目玉は巻頭の”平成個性派女流作家の時代”と銘打った
本谷有希子、山崎ナオコーラ、桜庭一樹、森絵都 四氏の記事です。

その他にも 

”もう一度、読み返したい本”
”発表 国内外の名作30 人生最高のミステリーを探せ”
”カリスマ書店員が本音で選んだ最高に面白い本BEST 60"
”司馬遼太郎VS藤沢周平 最高傑作を読み比べ!”


とほぼ一冊読書特集です。
興味のある方は手に取ってみてください。

雑誌といえば楽天では扱いがありませんが

文芸春秋SPECIAL  季刊秋号 で ”素晴らしき日本語の世界”を特集してます。
全編書下ろしとの事でこちらもお勧めですよ。


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「精霊の守り人」 上橋菜穂子 「本日の1冊(13748)」


精霊の守り人
著者 上橋菜穂子
新潮文庫 h19/4/1(1) h20/5/20(10) 360頁
解説 恩田陸 神宮輝夫
評価 ★★★★☆

”本の雑誌”等での高評価、ブログでも評判がいいのと恩田陸の解説のだめ押しで読んでみました。

ファンタジーに分類されるのでしょうか?こういう分野をあまりよんでこなかったので普通にSFみたいな感覚で読みました。

日本風異世界を舞台に描かれているのは精霊の卵を産み付けられた新ヨゴ皇国の皇子チャグムとそれを守る女用心棒バルサの活躍であり、皇子の成長物語でもあります。

物語の始まりの暗殺されそうになり、河の激流に転落したチャグムをバルサが救う場面からぐいぐい話に引き込まれます。

世界構成もなんか懐かしさが感じられ違和感なく入り込めます。
呪術師や星読み等魅力的人物も多く登場します。
どの人物の描き方にも愛情が感じられます。

登場場面は少ないですが兄弟同然にくらす”たのまれ屋”のトーヤとサヤは大好きです。
もちろんバルサ、タンダ、トロガイもですが

子どもから大人まで楽しめる事を目標に置いたとの事ですが、自分たちみたいなすれっからしの読者にもすごく面白い作品です。


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引っ越しメモ
金曜日にアパートを決めてきました。
9月の最終土曜日27日に引っ越しの予定です。

単身赴任ですので荷物もそんなにいらないと思いますが一応自分用にメモ

冷蔵庫
レンジ
洗濯機
こたつ(テーブル)
ガスレンジ
布団(ベッド)
風呂トイレ用品(タオル、洗面器、・・・)
台所用品
装飾品(シャツ、ズボン、着替え、靴)
カーテン、カーペット
趣味のもの(本、パソコン、CD)

-----------------
住民票
印鑑
車検証(写し)
免許証(写し)

なんか気忙しいです。

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「栞と紙魚子の百物語」 諸星大二郎


栞と紙魚子の百物語
著者 諸星大二郎
評価 ★★★★★

漫画家で唯一、揃えようと思っている作者です。
この本は栞と紙魚子のシリーズの最新刊です(2008/6)

胃の頭町におこる奇奇怪怪な事件を栞と紙魚子が解決します。
ちょっととぼけた栞と鋭い紙魚子が良いです。最高。

絵のタッチが独特なので敬遠される人もいると思いますが是非一度、諸星大二郎の作品を読んでみてください。

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「哲学思考トレーニング」 伊勢田哲治


哲学思考トレーニング
著者 伊勢田哲治
ちくま新書 2005/7/10(1) 267頁
評価 ★★★★☆

理屈っぽい話(人)は嫌いですが、本や文字に書かれた物は結構好きです。
哲学が人生にどう役立つかは釈然としません。
しかし、哲学的考え方は場合により、多いに有益です。

簡単なことを難しく考える事は行きすぎではありますが、複雑な問題も細分化し簡単な問題の積み重ねに置き換える訓練は実生活にとても有利となります。

また、権威主義や先入観によるバイアスのかかった思考から一歩引いて、本質を見ようとする事も大事です。

この本は一部、首を傾げたくなる部分もありますが、問題のとらえ方について冷静に考える武器となると思います。

難しい所もありますがとても参考になります。

内容情報】(「BOOK」データベースより)

テツガクなんて小難しいだけで、日常の現場では何の役にも立たないのでは?否、それは工夫しだいで思考のスキルアップに直結するものだ。本書では、分析哲学、科学哲学、懐疑主義、論理学、倫理学などの思考ツールを縦横無尽に使いこなす術を完全伝授!もっともらしい屁理屈や権威にだまされず、かといって不毛な疑いの泥沼に陥ることもなく、一歩ずつ筋道を立てて考え抜くコツが身につく。すぐにも応用可能なノウハウを習得しながら、哲学的思考の真髄も味わうことのできる、一粒で二倍おいしい知の道具箱。


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「青の炎」 貴志祐介


青の炎
作者 貴志祐介
角川文庫 h14/10/25
評価 ★★★★★

何年か前に話題になり映画にもなった作品です。
天の邪鬼な自分はその時には読みませんでした。映画の方も見ていないので先入観なく読めました。

この本の主人公であり犯人の高校生 櫛森秀一。彼は自分の母と妹を傍若無人な前夫から守るため前夫、曽根を殺す事を決意する。家族を守るのは自分しかいないと。

殺した後、母や妹が世間の晒し者になるのだけは避けなければならない。それには完全犯罪しかない。自らを孤独に追い込み完全犯罪に挑む。

小説としては成り立たないかも知れませんが最後はなんとかしてあげて欲しかった。
捕まらずに家庭を守るなんてできない相談ですね。
秀一の事を考えると重い・・・。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

櫛森秀一は、湘南の高校に通う十七歳。女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹との三人暮らし。その平和な家庭の一家団欒を踏みにじる闖入者が現れた。母が十年前、再婚しすぐに別れた男、曾根だった。曾根は秀一の家に居座って傍若無人に振る舞い、母の体のみならず妹にまで手を出そうとしていた。警察も法律も家族の幸せを取り返してはくれないことを知った秀一は決意する。自らの手で曾根を葬り去ることを…。完全犯罪に挑む少年の孤独な戦い。その哀切な心象風景を精妙な筆致で描き上げた、日本ミステリー史に残る感動の名作。


青の炎 特別版(DVD) ◆20%OFF!


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「ユージニア」 恩田陸 「本日の1冊(13748)」


ユージニア
著者 恩田陸
角川文庫
評価 ★★★1/2

夏、北陸の旧家で起こった大量毒殺事件。
親子で同じ誕生日を祝う会の席上、ジュース、ビールを飲んだ全員20人近くが死亡。
配達してきた黄色い雨合羽と黒い野球帽の人物、それが犯人か?
生き残ったのは目の見えない美少女の娘と家政婦の二人。

10年後、綿密な取材から本になった事件には一部故意に改竄された部分が。
時がたち関係者も少なくなっていくなかで浮かび上がってくる真実。

各章で語り手が変わっているせいか、いま一つのめり込めませんでした。
いつもの恩田さんらしさがあまり感じられなかったのは自分だけでしょうか?
それで評価がちょっと厳しくなりましたが面白くないわけではありません。
証拠に本作は日本推理作家協会受賞作です。

やっぱり学園ものを中心とした、郷愁をさそう作品を期待してしまうのでしょうか?

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「10月より 久生十蘭全集」 刊行開始 国書刊行会

探偵小説ファン、古典ファンに 朗報です。

10月 国書刊行会から久生十蘭全集 全11巻 刊行開始です。
今、16pあるパンフレットを無料で手に入れる事ができます。

早速パンフレットを申し込みました。パンフだけでも価値がある様な気がします。

詳細は以下
国書刊行会 久生十蘭全集

1巻が9500円と高価ですが3か月毎と言うことなので買えるかな?
パンフレットが届いたら検討してみます。
欲しい全集です。

以下にコピペしてみます。
●『定本 久生十蘭全集』 パンフレット!
2008年10月刊行開始予定、『定本 久生十蘭全集』のパンフレットができあがりました。B5版サイズ、16頁、十蘭の貴重な写真を満載した、ボリュームある小冊子になっております。ご請求はinfo@kokusho.co.jpまでお願いいたします。パンフレット代金無料、送料無料でお送りいたします。送付先の郵便番号、住所、氏名をご記入の上、ご連絡ください。

『定本 久生十蘭全集』
歿後五十年記念出版
小説をはじめエッセーや翻訳等、全作品を殆ど収録した全集
旧全集(三一書房版)の約2倍の分量



全11巻

編集*江口雄輔・川崎賢子・沢田安史・浜田雄介


A5判/上製函入り/2段組/各巻平均650頁
予価:各巻本体9500円+税
2008年10月刊行開始予定
3カ月に1冊の配本予定(巻数順に配本)


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○○編集長が選ぶ、おすすめの文庫

今、角川文庫で○○編集長が選ぶ、おすすめ角川文庫6冊という企画をしてますね。

今回は恩田陸さんでそのおすすめ内容は

ぎゃんぶる百華キリオン・スレイの生活と推理改版
魔女の鉄鎚オヨヨ島の冒険改版
ひでおと素子の愛の交換日記改版
七つの人形の恋物語改版
の6冊です。
この中でひでおと素子・・・とキリオン・スレイ と オヨヨ は買う予定です。

で自分も真似してみます。6冊あげられるかな?
選択基準は今、新刊で手に入れづらい本です。(できるだけ角川文庫から)

小松左京 ”日本アパッチ族”
   面白かったです。

マイ・シューバル/ペール・ヴァールー ”消えた消防車”
  警察小説の傑作。87分署も良いけどこっちの方が好きでした。

ドナルド・E・ウエストレーク ”ホット・ロック”
  コミカルな泥棒もの、大好きです。

平井和正 ”死霊狩り1・2・3”
  これは漫画にもなったので知っている人も大勢いると思います。
  ウルフガイシリーズも大好きでした。

日影丈吉 
  角川文庫からではでてなかったと思いますが短編集を是非

開高健 ”日本三文オペラ”
  これは傑作です。大好き。



以上です。復刊したらいいな。

調べてないのでひょっとしたら今も出てる本もあるかも知れません。(*^_^*)

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読書 | コメント:2 | トラックバック:0 |

10月から・・・


だいぶ涼しくなりましたが、まだまだ暑い日もありますね。
皆さん、仕事は半期の終了で何かと忙しいと思いますが体調を崩さないよう注意してください。

ここで組織がかわったりする人もいるかも知れませんが、
自分は仕事の関係で10月から横浜にある本社勤務となりました。
単身赴任となります。

山梨から2~3時間のところなのですぐ帰ってこれると思います。
これから住む場所を探すので(会社の人事課が探してくれる)慌ただしくなりそうです。
ネットにつなげられるところがいいな。

期間はそんなに長くないと思います。(希望)

環境がかわって何かと大変かもしれませんがなんとか頑張りたいです。


雑記 | コメント:16 | トラックバック:0 |

「生きていくことの意味」 諸富祥彦


生きていくことの意味
著者 諸富祥彦
PHP新書
評価 ★★★★☆

毎日の様に本を読みます。テレビを見ない日はあっても活字を読まない日はありません。
だからテレビがなくなってもこまりませんが本がなくなったら凄く困ります。・・・

幾つ年を重ねても、自分の意味を考えます。
果たして自分という存在はなんなのか・・・
青年期にだれでも疑問に思う アイデンティテー。

虚しさに囚われた時、宇宙と自分を思う。
今ここに自分があるのは宇宙が存在しているのと同じくらい重要なのだと思います。

本文から

どんな時も、人生には、意味がある。
なすべきこと、満たすべき意味があたえられている。
この人生のどこかに、あなたを必要とする”何か”があり、
あなたを必要とする”誰か”がいる。
そしてその、”何か”や”誰か”は、
あなたに発見されるのを”待って”いる。



【内容情報】(「BOOK」データベースより)

不況とリストラ。死に急ぐ中高年、そして子どもたち。若者の暴力衝動の高まり、児童虐待…。圧倒的な閉塞感と無力感に覆われた現代。こんな時代に、それでも意味と希望を見失わずに生きていくことはできるのか?本書で著者は「人生で起こることは、どんなことにも意味がある」というトランスパーソナル心理学の考え方を紹介。愛と憎しみ、喜びと悲しみ、歓喜と絶望など、内なるすべてのメッセージに耳を傾け、深く自己肯定して生きるための“私を越えた視点”を育むことを熱く語りかける。

【目次】(「BOOK」データベースより)

プロローグ こんな時代をそれでも前向きに生きていくために/第1部 生きる意味を見出す(どんな時も、人生には意味がある―ヴィクトール・フランクル“逆境の心理学”/人間の生死の意味は宇宙の自己進化の流れの中にある―ケン・ウイルバー“進化する宇宙=コスモス”の物語)/第2部 自分の弱さと向き合う(弱音を吐き、助けを求めるのも、一つの生きる“能力”である―カウンセリングの神様、カール・ロジャーズの生き方に学ぶ/弱い私。ぐずな私。どんな“私”も大切な私―フォーカシング流“うちなる自分とのつきあい方”)/第3部 人生の闇の声を聞く(悩みや問題は人生の大切なメッセージ―アーノルド・ミンデルのプロセス指向心理学・その1/人間関係のトラブルは“もう一人の自分”の仕業―アーノルド・ミンデルのプロセス指向心理学・その2/“病気の気持ち”“症状の言い分”に耳を傾ける―アーノルド・ミンデルのプロセス指向心理学・その3)/第4部 死を見つめる(昏睡状態は、人生をまっとうする最後のチャンス―アーノルド・ミンデルのコーマワーク/この世での宿題をぜんぶすませたら、私たちはからだを脱ぎ捨てる―E・キューブラ・ロスの死の看取りに学ぶ)/終 “見えない次元”への二つのアプローチ


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「竹馬男の犯罪」 井上雅彦


竹馬男の犯罪
著者 井上雅彦
講談社ノベルス
評価 ★★★★☆

この本は昨年、講談社ノベルス25周年記念の綾辻・有栖川復刊コレクションの一冊。
両氏のコメントの中にある”異形”がその特徴を語っています。

元サーカス芸人ばかりを集めた養老院でおこる連続殺人。

サーカスそのままに観覧車や天幕の建物。
出入りできない煉瓦壁の中で空中ブランコからの転落で死亡したマリエ。
その死体のそばから血の馬の足跡が壁へと消える様に続いていた。
犯人は半獣半身の怪物なのか?

一角にある緑の天幕の阿弗利加園でその獣に咬まれると獣に変身してしまうという伝説がある。唯一の目撃者ゴローは獣に変身してしまったのか?

探偵にして詩人の奇行ともいえる言動も面白いです。

その詩から

誰でも四度は詩人になれる
生涯四種の詩をのこす
若き時代の 犯行声明
老いたる頃の 遺言状
殺られる瞬間の ダイイング・メッセージ
幼い日々の すべての言葉


この異形さは読む人を選ぶかもしれません。
自分は結構面白かったですが、ばかばかしいと思ったらそこで次に進めなくて閉じてしまうかも・・・

変わった話の好きな人は是非読んでみてください。魔術的本格ミステリです。



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