輝く断片のあつめかた

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「いちばん大事なこと」 養老猛司


いちばん大事なこと
著者 養老猛司
集英社新書 660円+税 198p 2003/11/19(1)-2008/4/29 (19)
評価 ★★★★☆

養老教授の環境論です。

養老教授が虫好きの立場から環境問題を論じています。
自然は複雑なシステムであり、都市生活に慣れきった人間には相容れない、理解しがたいものである。
都会で生活しているとだいたいの事象は「ああすれば、こうなる」で説明できてしまう。
しかし自然はそのルールが通用しない。氾濫する河岸をコンクリートで埋めて護岸すれば生態系がどの様に変化しそれがどんな影響を及ぼすかは予測不可能である。

環境(自然)保護のやり方も都市にいて考えているのではダメである。
昔の里山式に自然と係わりながら生活していくやりかたが望ましい。

経済という実のない虚の活動と比べ環境は実である。
経済が自然という実のあるものの中で活動している間は良かったが今は余りに乖離しすぎてしまった。経済活動が自然を無視し、置いてけぼりに進んでいる限り、そこから切り離して環境問題を論じても余り意味がない。

環境問題って色々な見方があるものだ改めて思わせる一冊です。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

環境問題のむずかしさは、まず何が問題なのか、きちんと説明するのがむずかしいことにある。しかし、その重大性は、戦争、経済などとも比較にならない。百年後まで人類がまともに生き延びられるかどうかは、この問題への取り組みにかかっているとさえいえる。だからこそ、環境問題は最大の政治問題なのである。そもそも「人間社会」対「自然環境」という図式が、問題を見えにくくしてきたし、人間がなんとか自然をコントロールしようとして失敗をくりかえしてきたのが、環境問題の歴史だともいえる。本書は、環境省「二一世紀『環の国』づくり会議」の委員を務め、大の虫好きでもある著者による初めての本格的な環境論であり、自然という複雑なシステムとの上手な付き合い方を縦横に論じていく。

【目次】(「BOOK」データベースより)

第1章 虫も自然、人体も自然/第2章 暮らしの中の環境問題/第3章 歴史に見る環境問題/第4章 多様性とシステム/第5章 環境と教育/第6章 これからの生き方



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「ふたりの証拠」 アゴタ・クリストフ


ふたりの証拠
著者 アゴタ・クリストフ
早川epi文庫 660円+税 302頁 2001/11/15 -2007/6/30 3刷
評価 ★★★★★

悪童日記の続編です。
悪童日記では”ぼくら”と代名詞で語られていましたが本作では固有名詞が与えられています。

リュカとクラウスです。悪童日記の最後で国境を越えていったのがクラウス、伯母の家に留まったのがリュカです。
この”ふたりの証拠”はリュカの物語です。双子の兄弟が塀の向こうへさってからリュカは一人で生きてゆきます。

協会の司祭、党員のぺテール、ぺテールの友達で書店主のヴィクトール、ヴィクトールの不眠症の隣人の老人。

リュカは過去の精神的ショックで発作を起こすことがあり”白痴”と思われながらも自分に正直な行動を繰り返す。

少女”ヤスミーヌ”とその不具の子”マティアス”と経済的同情から一緒に暮らすことになる。

その間、本を媒介に図書館司書のクララに惹かれる。
クララは恋人を戦火でうしなったばかりで愁傷にくれていた。

そんなクララの処へ通うリュカをみてヤスミーヌは大きな町へ旅立ってしまう。
マティスとふたりで暮らす事になったリュカ。

そして伯母の家を処分し書店をヴィクトールから購入することになる。

最後にクラウスがリュカに会いに来たところでこの物語は終わる。

そこで意味ありげな真実が明かされる。
果たしてリュカは?クラウスは?・・・・種明かしになりそうなので書きません

第三作も読みたいと思います。

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昆虫型ロボットのToy

昆虫型ロボット(Toy)

ネットで昆虫型ロボットのおもちゃを購入しました。

全長は約6Cm 全高 約4Cm です。

触覚のところがセンサーになっていて障害物に当たるとかわいらしくバックして方向転換します。また音にも反応して方向を変えるので拍手とかすると反応して面白いです。

自分はアマゾンで定価で買ってしまいましたがもっと安く売っていましたね。

机の上に置いておくと好いインテリアにもなりそうです。

↓こちらにムービーが載っていますので興味のある方はのぞいてみると良いですよ。
hexbug



HEX BUG SILVER
HEX BUG RED

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「マイナス・ゼロ」広瀬正 読了

昨夜2時過ぎまでかかって読み終わりました。
途中で止められなかったのが実情ですが


マイナス・ゼロ改訂新版
著者 広瀬正
集英社文庫 762円+税 518P 1982/2/25第1刷 2008/7/25 改訂新版 第1刷
解説 星新一

評価 ★★★★★

広瀬正連続復刊の1冊目です。
文句無しの5つ星評価です。面白い。


広瀬正はタイムマシン(トラベル)ものを複数書いています。
そして、この本は日本で代表的タイムマシンものの大傑作。

浜田俊夫は1945年空襲の中、隣人の先生から奇妙な依頼を受ける。
18年後の今日、ここに来てほしいと云うのだ。

18年後約束を果たしに行くとそこには見知らぬ人が住んでいたが頼み込み、時間を待つことに・・・そして約束の時間に現れたものは タイムマシンだった。
タイムマシンから18年前に生き別れた隣人の娘が当時のままモンペ袴姿で現れた。

電子技術者でもある浜田はタイムマシンを調べている内に昭和初期に戻ってしまう。

話はテンポよく進みます。昭和初期の東京の描写も素晴らしいです。そこに運んでくれる様です。

そして最後に驚愕の真実が待っています。

SFが苦手の人も是非読んでみてください。すごく面白いですから・・・

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昆虫型ロボット

今日は本の話題ではありません。
前からロボットが欲しいと思っていたのですが面白い昆虫型ロボットをみつけたので注文してしまいました。


これです。


HEX BUG SILVER
商品コード 4543112530851
定価: 1,995円 (税込)
特別価格: 1,380円

本当は二足歩行の本格的なのが欲しいのですが・・・・
ちょっと手が届きません。

さてどんなのが届くのでしょう・

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「マイナス・ゼロ」 広瀬正


マイナス・ゼロ改訂新版
著者 広瀬正

集英社文庫でこれから6か月、広瀬正小説全集が連続刊行だそうです。
うれしいです。古本で探そうとずっと思っていたのです。
早速、1冊目のマイナス・ゼロを購入してきました。

1,2冊は読んだ筈ですがどれを読んだか覚えておりません。
30年位まえなのでどれも初読くらい楽しめると思います。

ほんと嬉しいな・・・・


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人は何故、神を想うのか?

人は何故、神を想うのか?

生あるものは成長する。
この中で人はその成長の度合が大きい。
ここで成長の定義をするとそれはフィジカル面とメンタル面の両面を含む。
内外の障害がないかぎり肉体的成長は自然に達成できる筈である。

では精神的な成長とは何か?
普通に考えれば大人になる事である。

大人になるとは幼稚な存在から思慮深い存在に変わることを意味する。
時にそれは詰らないものに思える。だから大人になりたくない子供が多いのかもしれない。
何事も本能的な部分での判断だけで済めば大人になる必要もない。
これを集団のレベルに推し進めると社会ではなくなる。
個人ではどんな価値を持とうが自由であるが社会では共通な価値観が必要になりそこへの参加には精神的成長が必要となる。

では精神的成長の最終目標はなにか?
答えはない。成長に終わりはないから当然と言えば当然。
死に向かう中(生まれる事は死にいくという現実から誰も逃れられない。生きる事は死ぬことであるという逆説がなりたつ)
でもすべての生は成長し続ける。

話は逸れるが ”絶望とは死に至る病”であるといったのはキルケゴールだと思う。
未熟な精神は絶望に押しつぶされる。
これはどんなに大人になっても訪れるし乗り越えられない場合がる。却って幼稚な精神の方が乗りきれたりする。

ここで人は神を創造した。
宗教は麻薬だといったのは毛沢東だったか。
神を信じる人は絶望しない。イコール精神的に強い。

再び話は変わるが”神の非存在証明”というのがある。
(同様に神の存在証明もある)

これは 

神は論理的矛盾のあるものは創造しない。これが前提1
神は創造しえない物はない全能である。 これが前提2

そこで例えば次の様な命題を考える。

神は自分が持ち上げる事のできない石を作ることができるか?
作れる場合、神に持ち上げる事ができないのだから全能ではなく、したがって神ではない。
作れない場合、・・・不可能な時点で全能ではなくなってしまう。

したがって神は存在しない。

これは面白い話ですが、話題を戻します。

人間の精神的支柱として神が存在します。
それは人間が未発達であり、決して完成した存在ではないからです。
個としての成長も当然ですが種としての成長も不完全です。

完全の定義のひとつが神です。

(神は自分に似せて人間を作った)

逆に言えば不完全だから人間であるともいえます。
成長し理想(完全)を求めるのが人間と再定義します。

文明を発達させ科学を生み、世界を豊かにしてきた人間。
しかしその豊かさは自然をはじめとした遺産を破壊して成り立っています。
この矛盾とどう付き合っていくか。

人間とはなにかを考えることは神とはなにかを考える事でもある様です。



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「秋の牢獄」 恒川光太郎


秋の牢獄
著者 恒川光太郎
角川書店 1400円+税 H19・10・31初版 H19.12.10再版 223ページ
評価 ★★★1/2 


夜市があまりに素晴らしかったので期待したのですが期待が大きかった分厳しい評価となりました。

秋の牢獄
神家没落
幻は夜に成長する


3篇を収録しています。

”秋の牢獄”は 同じ1日を何回も繰り返す話。恒川光太郎さんらしい描き方ではあるのですが、同じ様な趣向で小林泰三の”酔歩する男”の方が好きです。

でこの3篇の中では ”幻は夜に成長する” が恐くて一番いい。
主人公の屈折した成長がなんとも言えず恐い。


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パチンコのCMを見て思うこと  

宝くじは前からですが最近、パチンコのCMが目立って増えましたね。
これは景気後退や物価の上昇と収入の横這いで実質下降している収入をギャンブルで逆転したいという
庶民の願望につけこんだ商売をしている結果としか思えません。

庶民の苦しさからの脱却を餌に儲けている訳です。
収入が少ないところからの搾取ですね。
まあパチンコを好きでやって中には稼いでいる人たちもいるのでしょうから善悪を言う事ではないのでしょうがなにかまともではない気がします。

ギャンブルが増えると、社会は凶暴化していくのではないでしょうか?
日本社会の崩壊の一端がパチンコのCMに表れていると言えば言いすぎでしょうか?


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「悪童日記」 アゴタ・クリストフ


悪童日記
著者 アゴタ・クリストフ
ハヤカワepi文庫
2001/5/30発行 2007/6/30 7刷  620円+税 301ページ

評価 ★★★★★



なんとも不思議な感じのする小説でした。
双子のぼくらが”大きな町”から”小さな町”に母につれられて疎開してくるところから始まる。疎開先で”魔女”と呼ばれるおばあちゃんと一緒に暮らすことになる。

このおばあちゃん文盲でぼくら宛てに来るははからの書留や着物を横取りしてまう。
売ってお金にしたりしている。気がついたぼくらは郵便配達を襲い、おばあちゃんにわたすのではなく、ぼくらに先に渡すようにおどす。

こんなおばあちゃんだけどぼくらは決して憎んではいない。
森にマキになる木をとりにいったり、魚や茸をとったり、仕事をしっかりしておばあちゃんをたすける。

また非凡な才能があり言語もすぐ覚えてしまう。
あらゆる術をつかってぼくらは生き抜く。
嫌われっこの”兎っこ”と呼ばれる隣人の女子にジャガイモを持って行ってあげたり、弱い立場の人を守ったりする。司祭さまから”兎っこ”に経済的援助を過去の”兎っこ”へのいたずらをねたに脅して取り付けたりする。

戦中を”ぼくら”はしたたかに生き抜く。そのバイタリティには感心する。

読んでいてこれはハードボイルドに近いと感じました。
自分のコード(規律)を持って生き抜く力強さを感じたのです。

戦争を描いているのに不思議と悲惨さや暗さは感じません。
それよりなんとも言えない爽快さを感じました。
人間が生き抜くとはどういうことか本質を考えさせる作品でした。

ブログ仲間のnanaco☆さんが読んだのをみて読みたくなりました。 ありがとうございました。
良かったです


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作家カ行 | コメント:2 | トラックバック:0 |

「神狩り」 山田正紀


神狩り  画像がありませんでした。
著者 山田正紀
ハヤカワ文庫 \560+税 255ページ 1976年
評価 ★★★★★
再読です。実家を探せばきっとでてくるのでしょうが、買いなおしました。
学生時代に読んだので20年以上前ですね。
殆ど覚えていなかったのですが、ところどころ、こんな場面あったな~と思いだすことができました。

ご存じ山田正紀のデビュー作にして代表作。

古代文字から神の存在を知ることになる若き情報工学の天才、島津圭助。
解析していくうちに古代文字は2つの論理記号しかなく、関係代名詞は13重以上に入り組んでいるらしい事がわかる。

人間は短期記憶が7つまでしかおぼえられない。関係代名詞も7つ以上入れ込んでくると理解不能になってくる。
という事はこの古代文字をつかっているのは人間ではないことになる。それは神なのか?
島津に正体不明の人物たちが接触してくる。どうも情報機関の人間らしい。

神の目的はなにか?神は自分たちの存在を知らしめようとしていうるのか?
人類の未来を賭けた闘いの渦中に巻き込まれていく。

やっぱり傑作です。

神狩り2も出ていました。30年近くたってからの続編の出版との事。こっちも気になります。


神狩り(2)


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「銃とジャスミン アウンサンスーチー、7000日の戦い」 ティエリー・ファリーズ


銃とジャスミン
著者 ティエリー・ファリーズ
ランダムハウス講談社

評価 ★★★★★
本体価格 2,200円 (税込 2,310 円)  390ページ

ミャンマー(ビルマ)は民主化への道を閉ざしている。
アウンサン将軍の娘アウンサンスーチーが政治の世界に登場したとき、民主化が実現するのかと単純に考えてしまいましたが、そうはなっていません。

本書はなまなましい現実が明るみにでてきます。
初見のことばかりで驚くことがたくさんありました。
実はまだ半分くらいしか読んでいないのでこれからもっとでてくるのかも知れません。

世界は単純ではありませんね。

何が真実か正解か、簡単ではありません。

考えさせられます。

内容情報】(「BOOK」データベースより)

2006年のある水曜日…スーチーはブラインドを降ろし廊下の方へ歩いていつた。その視線は壁にかけられた写真に向けられた。白黒写真はセピアに変色していた。写真の左には母親の横顔が写っている。束ねた髪に花のブーケをさし、上品に何かを言いかけているようだった。中央で寄りそっているのがスーチーと2人の兄だ。6つのまん丸な瞳はレンズに魅せられているようだった。当時スーチーは何歳だったのか 一歳?一歳半?右には白いターバンを被った父親が微笑みながら横を見ている。若い妻と視線をかわしているのか?男の子の一人を見つめているのか?スーチーは今なおこの謎を解くことが出来ない。悲劇の数ヶ月前に撮影された幸福な家族の写真だ…。
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絶不調です。いまいちやる気だでないというか、注意力、集中力がでてこないというか・・
早くも夏ばて?か・・・
この3連休でゆっくりするつもりです。
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「眠れなくなる宇宙のはなし」 佐藤勝彦 「本日の1冊(13748)」


眠れなくなる宇宙のはなし
著者 佐藤勝彦
宝島社 1400円+税 2008年7月7日 第1刷発行 261頁
評価 ★★★★☆


人はなぜ、宇宙の事に興味があるのでしょう?
それは宇宙を知る事は自分を知ることにつながるからです。

自分はどこから来て、どこへ行くのか?
世界(宇宙)はどの様に誕生したのか?

最新の科学でも95%は正体不明との事である。

古代インドの宇宙観(巨大な蛇の上に巨大な亀がいてそのうえに3頭の象が半円球の地球をのせている、そこには巨大な山(須弥山)があり太陽や月はこの周りを回っている)から最新のプレーン宇宙までを興味深く紹介してくれます。

2008年3月時点で最新の宇宙の年齢は137.3億年プラスマイナス1.2億年だそうです。
宇宙はミクロの卵から誕生し(ビックバン宇宙論)137億歳となりました。
太陽が50億歳、そして地球が46億歳、生命の誕生したのが38億年前。

宇宙から生命までがつながっているのですね。

さて正体不明の95%の内、23%が暗黒物質、73%が暗黒エネルギーがしめていると思われます。

光や電波を出さないので観測はできないが、重さのある物質、暗黒物質

全宇宙に満ちている謎のエネルギー 暗黒エネルギー


ロマンを感じますね。
凄く面白い本でした。




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「短編小説より愛をこめて」 阿刀田高


短編小説より愛をこめて
著者 阿刀田高
新潮文庫 400円+税
解説小田島雅和
評価 ★★★★☆

この本は大きく 3つに分かれていて

1 (短編)小説についてのエッセイ
  ほんとに阿刀田さん短編小説が大好きみたいですね。
  ”短編は礼儀正しい。読者に負担を強いない。”とその魅力を語っています。

2 ギリシャ神話、ローマ神話に出てくる神々と芸術作品等の話。
  絵画や遺跡から神話世界を興味深く説明してくれます。

3 身近なエッセイ
  正しい美女の楽しみ方・・・・男ならみんなそう思います。
       (172Pです、立ち読みしてみて)
  
巻末に私の愛した短編小説20がのっています。
   その中で山本周五郎の「おさん」収録の「その木戸を通って」は読みたいと思いました。


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「少女には向かない職業」 桜庭一樹 「本日の1冊(13748)」


少女には向かない職業
著者 桜庭一樹
創元推理文庫580円+税 2007/12/28 初版
解説 杉江松恋
評価 ★★★☆☆

エッセイ(読書日記)を除き初めて桜庭一樹さんを読みました。
直木賞受賞作ではなく、ジュブナイルでない文庫本 ”少女にむかない職業”です。

中学二年生の一年間で、あたし、大西葵13歳は、人をふたり殺した。

ではじまります。

葵の家が母と継夫と葵の三人家族。
中学校では、笑の中心にいる葵だが家では無口の方。

怪物になってしまった父(怪我をして働けなくなった漁師で、昼間から酒浸りで自暴自棄になり母と葵に暴力をふるったりする)を嫌い、家には居たくない。

学校では女子グループの中でうまくやっている。
目立たなく、クラスになじんでない図書委員の宮乃下静香に本を進めらた事をきっかけに二人は話をするようになる。

二人は静香の計画する殺人計画で葵の父を殺そうとするのだが・・・。

多感な少女達の心の機微を描いていて、結構面白かったです。
特にゴスロリ風の静香の描写のところは印象に残りました。

読書好きの桜庭さんらしく、本の話も出てきて楽しめました。
唯、帯にあった惹句の”慟哭の傑作” は オーバーかなと思います。

読みやすく、テンポも良かったですね。


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「幸せって、なんだっけ」 辻信一 「本日の1冊(13748)」


幸せって、なんだっけ
作者 辻信一
ソフトバンク新書
副題 「豊かさ」という幻想を超えて

評価 ★★★★★

先進国と発展途上国とは何か?
この表現の胡散臭さに皆さん、気づいているだろうか?

日本は一応、先進国との事である。
先進国とは相対的表現であることは分かる。地球の国を先進国と発展途上国、未開国と区別する事の意義はどこにあるのか?

グローバル化とは資本主義、自由主義、市場経済の世界への押し売りに他ならない。
すなわち、経済至上主義への参加を強いる事だ。
経済発展すれば豊かな暮らしができるとの幻想を途上国に植え付け、消費社会に参加させることがグローバル化である。

これは名前を変えた植民地主義である。

物質主義価値観の押し付けである。
経済発展し道路ができ、車を持て、家電をもち、携帯電話が普及する。

持続する経済成長。消費を煽る広告、宣伝。時間を切り売りし働いて更なる消費にはしる。
そこに終わりはない。

経済が成長しないことが悪だと、世界中の人々が思い込まされている。
政治家は経済成長を約束し、民はその政治家に投票する。

いまのまま、世界が進んで行けば、地表はコンクリートとアスファルトに覆われてしまう。
それが幸せな世界か?

経済至上主義から脱却するときが来ている。環境問題、食品問題、化石燃料の枯渇。これはいままでの経済発展の結果である。

この本の中に

日本は実質GDPが1958年から1991年までの間に6倍になったが生活満足度は横ばいである。

イギリスの大学が2006年に行った世界80万人を対象とする幸せ調査によれば日本は世界178カ国中90位。

自殺率では、旧ソ連の8カ国を除けば日本が突出している。(アメリカの2倍、ヨーロッパ諸国の3倍)

こう言ったデータがたくさん紹介されています。


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「十牛図入門」 横山紘一 「本日の1冊(13748)」


十牛図入門
著者 横山紘一
幻冬舎新書
評価 ★★★★☆

「十牛図」とは次の10の牛にまつわる話が図になったものです。

牛を尋ね探す(尋牛)
牛の足跡を見つける(見跡)
牛を見つける(見牛)
牛を捕まえる(得牛)
牛を飼い馴らす(牧牛)
牛に乗って家に帰る(騎牛帰家)
ひとり牧人はまどろむ(忘牛存人)
真っ白な空(人牛倶忘)
本源に還る(返本還源)
町の中に生きる(入廛垂手)


ここで 牛=真の自分、牛を探す牧人=真の自己を追い求める自分 です。

著者は唯識思想を参照しながら十牛図を解説しています。

唯識思想とは

唯識無境
人々唯識(一人一宇宙)
八識(眼識、耳識、舌識、身識、意識の六つと末那識(まなしき)、阿頼耶識(あらやしき)の二つをたした八つの識の事、意識より前の五つは五感の事、末那識(まなしき)は深層にはたらく自我執着心、阿頼耶識(あらやしき)は一人一宇宙の世界の中のすべての存在を生じる根本心をいう。

を特徴とした思想。

人生とは逃げた牛を探すことだった。


内容情報】(「BOOK」データベースより)

室町時代に中国から伝わり、日本人が夢中になった不思議な十枚の絵がある。逃げた牛を牧人が探し求め、飼い馴らし、やがて共に姿を消す―という過程を描いた絵は十牛図と呼ばれ、禅の入門図として知られる。ここでは、「牛」は「真の自己」を表す。すなわち十牛図とは、迷える自己が、自分の存在価値や、人生の意味を見出す道程を描いたものなのだ。禅を学ぶ人だけでなく、生きることに苦しむすべての現代人を救う、人生の教科書。


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「謎亭論処」 西澤保彦 「本日の1冊(13748)」


謎亭論処
著者 西澤保彦
祥伝社文庫 657円+税
評価 ★★★★☆

ご存じタックとタカチ(ボアン先輩とウサコも忘れてはいけません(笑))のシリーズの連作短編集です。

発行順を考えずに読んでいるので本当はあまり良くないのですがこの本は大学在学中の話から卒業後まで、色々な年代設定の話が入っているのであまり気にしなくても良いですね。

相変わらず完成度が高くて、面白いです。

盗まれる答案用紙の問題
見知らぬ督促状の問題
消えた上履きの問題
呼び出された婚約者の問題
懲りない無礼者の問題
閉じ込められる容疑者の問題
印字された不幸の手紙の問題
新・麦酒の家の問題

の8篇が入っていますがどれも面白い。

消えた上履きの問題がこの中では好みです。

個人的には前回読んだ”黒の貴婦人”の方が好きですが、こっちもなかなかです。

シリーズのファンには堪らないですね。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

女子高教師の辺見祐輔は、忘れ物を取りに戻った夜の職員室で、怪しい人影に遭遇した。その直後、採点したばかりの答案用紙と愛車が消失。だが二つとも翌朝までには戻された…。誰が?なぜこんなことを?やがて辺見の親友タックこと、匠千暁が看破した意外な真相とは?続発する奇妙な事件の数々。めくるめく本格推理の快感。そして呑むほどに酔うほどに冴える酩酊探偵タック!日本ミステリ史上屈指の作中酒量を誇る、著者人気シリーズ、待望の最新傑作、書下ろしオマケ作品付き。


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「月読(つくよみ)」 太田忠司 「本日の1冊(13748)」


月読
著者 太田忠司
文春文庫
評価 ★★★☆☆

皆さん、ご無沙汰しています。(*^_^*)
WEEKDAYが忙しく、更新する時間がとれませんでした。
忙しく、自分の時間がとれないと色々な面で消化不良を起こしてストレスが溜まりますね。
自分にとって好きな本を読む時間が取れないのが一番辛いです。

そんな時は読めないのに本を大量に買い込んでしまいます。
書棚に並べきれず、机の廻りや飾棚に積読が溢れかえっています。

月読(つくよみ)は自分にとって太田忠司さんの奇談蒐集家につづき2冊目です。

その世界では人が死ぬと月導(つきしるべ)を残す。
それは人それぞればらばら、物体の場合もあれば、形だったり匂いだったり、冷気だったりします。そしてその月導からその人が死ぬ間際に何を思っていたかを読み取る人が”月導”。

月読の朔夜が従妹を殺された刑事、河井と出会う。
事件の捜査中、その街の資産家の”岬の家”で殺人事件が発生する。

月待の宴の最中、離れで見も知らずの女性が殺されたのだ。
それと同時にそこの娘、絅子が失踪する。

その岬の家は、涼花とその兄の祥平と涼花の娘、絅子の三人で住んでいて、その絅子は養子で実の子ではないという。
絅子は男に媚をふり、男の反応を楽しんでいる母、涼花を憎んでいた。
涼花もまた娘を憎んでいた。

絅子の同級生の克己たちを巻き込み事件は思いもよらない方向へ。
絅子の実の母は誰なのか?
死んだ女性はだれなのか?

残された月導は何を語るのか?

特異な設定で楽しめました。


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