輝く断片のあつめかた

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「闇の左手」アーシュラ・K・ル・グィンを読みました。


ハヤカワSF文庫
評価 ★★★★☆

じわじわと感動してくる話でした。
後半、ゼゲン人(両性具有)で追放の身となった、もと王の右腕 エストラーベンと同盟を結ぶべくやってきた地球人のゲンリー・アイとの雪原の逃避行はその過酷さもさることながら、二人の間の友情、(愛情)もあってじ~んと迫ります。

惑星ゼゲンの特殊性、ふたつの代表する国家の特異性。その陰謀の渦中に落ちるアイ。
そして、男性と女性のふたつの性をもつゼゲンの人々。

前半の誰を信じて良いか分からないところ、知らず流されていくアイ。それを救うエストラーベン。
この二人に尽きます。

読み終わったときの静かな感動は忘れがたい印象を残します。




〔ヒューゴー賞/ネビュラ賞受賞〕両性具有人の惑星、雪と氷に閉ざされたゲセンとの外交関係を結ぶべく派遣されたゲンリー・アイは、理解を絶する住民の心理、風俗、習慣等様々な困難にぶつかる。やがて彼は奇怪な陰謀の渦中へと……エキゾチックで豊かなイメージを秀抜なストーリイテリングで展開する傑作長篇
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作家カ行 | コメント:4 | トラックバック:0 |

アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う (英国パラソル奇譚)を読みました。


ゲイル・キャリガー
評価 ★★★★☆

英国パラソル奇譚 第1作目
吸血鬼や狼男が普通に生活しているロンドンでソウルレス(魂のないのも)アルクシアが活躍します。
男勝りの性格なのでかなり活動的。

恋愛もかなり活発で、ハーレクィン(読んだことないけど)読んでるの?と感じるほど過激。でも嫌じゃないです。

アレクシアがはぐれ吸血鬼を事故で殺してしまったところから話ははじまります。
組織されているはずの吸血鬼や人狼がなぜ公然の秘密であるアレクシアの事をしらず接触して(襲うために)来たのか。
異郷のロンドンの描写も良かったです。

kindle版と本の両方を買ったのですが、読んだのはkindle。

2作目が楽しみです!
作家カ行 | コメント:3 | トラックバック:0 |

「ぼくらは都市を愛していた」神林長平を読みました。

今シーズン、はじめての本格的な雪が降っています。現在12時の時点で20~30cm位の降雪です。
雪かきをして、休んでと繰り返してます。

ブログってなんだろう?
自分の好きな事を徒然、書きためていけばいいのだろう。
それで読んでくれる人がいれば幸せな事なのでしょう。
自分の感じるままに書いた記事がある一部の人に届くなら、そしてそれになんらかの反応がある事が意義あることなのかもしれない。もし全てのブログやメールが突然、消えて無くなってしまったら・・・

それでこの「ぼくらは都市を愛していた」なのですが、情報震によりデジタルデータが破壊され無人と化した都心が、二つの視点から描かれます。

ひとつは情報軍中佐綾田(あいでん)ミウ。情報震の状況と原因を残された部下何人かと探っています。自分達だけのトウキョウで。

もう一つのは双子の弟カイム。警察に勤務しています。しかし何故か教師の過去が・・・

双子なのですから、同時期の話の筈です。ですが、二人の住む世界は同じ場所なのに全く違う様相をしています。
それは何故か?そしてどちらの世界が本当なのか?

カイムの世界で人工神経網による体間通信で人の思っている事が読める場面が描かれます。カイムたちはその実験にも使われます。カイムたちのそれはオンオフすることができません。なのでその、対象者間では情報は垂れ流しです。これが現実だったら、人に会えないですね・・・・
殺人事件が起きたり、それの犯人と被害者が・・・もう混乱しどうしです。

この本を読み終わったのと同じ時期にiphone が反応しなくなって真っ黒な画面になり、どのボタンを押しても復帰しなくなりました。情報震か?なんて思いましたが一晩おいて放電しきったころ充電してみたら直りました。良かった・・・

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
デジタルデータのみを破壊する「情報震」が地球上で頻発している。原因はおろか震源地すら特定できない。あらゆる情報が崩壊し、機能を失った大都市からは人の影が消えた。偵察のためトウキョウに進駐した日本情報軍機動観測隊は、想定外の「敵」と出会う…終末か創世か、3.11を経てはじめて書き得た、渾身の長編登場。

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
神林長平(カンバヤシチョウヘイ)
1953年、新潟市生まれ。作家。79年、短編「狐と踊れ」でデビュー後、SFを中心に執筆を続け、多数の作品を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



評価 ★★★★☆
著者 神林長平
朝日新聞出版


作家カ行 | コメント:4 | トラックバック:0 |

「幼年期の終わり」アーサー・C・クラークを読みました!


著者 アーサー・C・クラーク
評価 ★★★★★

リンクは光文社の新訳古典シリーズですが、自分の読んだのは早川文庫です。
読んだのはもう一か月以上まえですが、SFの古典的名作なのでかなり覚えてます。

三島由紀夫が絶賛したとの事。

人類は宇宙の中の唯一の知的生命なのか?
多くの人が作家がこの問を発しています。

この本は上帝(オーバーロード)と呼ばれる(人類が呼ぶのですが)、人類よりも高度な文明をもつ知的生命が地球にあらわれるところから始まります。
 こんな事を書くとSFアレルギーの方は眉を顰め「何を子供だましを・・」と思うかもしれません。そういう方にこそ読んでほしい。

 人類は争いを繰り返し、傷つけあっています。戦争のない時、地域がない歴史はなかったです。それがこの上帝の出現で地球上から争いがなくなるのです。それは地球にもたらされた平和、たとえあたえられた平和ではあっても平和にはかわりありません。上帝たちは中々姿を現せません。何故か?それには時間が必要だったのです。その姿が現れた時、衝撃とともに妙に納得しました。

 上帝たちの真の目的は何か?そこに隠された悪意はないのか?そんなことを思いながら読み進めたのですが、最後はもう宇宙からもっとさきの生命の進化まで行きます。

 この主題はとても魅力的でこれ以上の展開はだれも考ええない様に思えます。とにかくお勧め。
これは宇宙人の話ではありません。人類の話なのです。文明の話です。


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
地球上空に、突如として現れた巨大な宇宙船。オーヴァーロード(最高君主)と呼ばれる異星人は姿を見せることなく人類を統治し、平和で理想的な社会をもたらした。彼らの真の目的とはなにか?異星人との遭遇によって新たな道を歩み始める人類の姿を哲学的に描いた傑作SF。

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
クラーク,アーサー・C.(Clarke,Arthur C.)(クラーク,アーサーC.)
1917-。イギリス生まれ。子供のころから熱烈なSFマニアだった。公務員、空軍士官を経て、1946年、短編小説「太陽系最後の日」で作家デビュー。その後『銀河帝国の崩壊』『幼年期の終わり』などの長編作を発表し、科学に関する豊富な知識を駆使したハードな作風でSF界の第一人者となる。スタンリー・キューブリックと一緒に構想した『2001年宇宙の旅』で、その名声は世界的なものに。現在はスリランカ在住

池田真紀子(イケダマキコ)
上智大学法学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

作家カ行 | コメント:6 | トラックバック:0 |

「ニューロマンサー」ウィリアム・ギブソンを読みました!!


著者 ウィリアム・ギブソン
早川SF文庫
評価 ★★★★★

面白い!です。
サイバーパンクの伝説的作品。映画「攻殻機動隊」「JM」「マトリックス」に影響を与えた作品。
いまごろ読んでごめんなさい。

港の空の色は空きチャンネルに合わせたTVの色だった。


「ニューロは神経、銀色の径。夢想家(ロマンサー)、魔道士(ネクロマンサー)。ぼくは死者を呼び起こす」
かっこいい!!電脳空間で繰り広げられる虚虚実実の戦い。この前に読んだ「オルタード・カーボン」にもつづくそのイメージには痺れます。

SFの名作中の名作で古典になりつつある。いやもう古典かもしれません。
文体と世界感が読むものを選ぶ作品ではありますが、自分は大好き。

とにかくかっこいいですよ・・・・

作家カ行 | コメント:8 | トラックバック:0 |
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