輝く断片のあつめかた

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「火星の人」アンディ・ウィアーを読みました!


著者 アンディ・ウィアー
ハヤカワ文庫SF

評価 ★★★★★

今回、読んだのは火星にひとり残されて、なんとか生き延びようとするサバイバル。
猛烈な砂嵐で折れたアンテナの先端が胸に刺さり、死亡したと思われた、マーク・ワトニー。
しかし、奇跡的に生きていた。
物資は当面分はある、しかし4年後に計画されている火星ミッションまでは食料がもたない。
そこでじゃがいも!を栽培したり、地球との交信を復活させようと試行錯誤したり、縦横無尽なアイデアが飛び出してきます。それがなんとも面白い。

こう言う絶望的な状況だと、重苦しい話になるのが普通なのですが、マークの明るさで全然、そういう感じがありません。
それどころか、笑ってしまう場面があったりします。

もし、自分が同じ状況にたたされたら、こんな風に考えられないな~~
宇宙開拓SFの歴史になる本だと思います。

面白いです。


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
有人火星探査が開始されて3度目のミッションは、猛烈な砂嵐によりわずか6日目にして中止を余儀なくされた。だが、不運はそれだけで終わらない。火星を離脱する寸前、折れたアンテナがクルーのマーク・ワトニーを直撃、彼は砂嵐のなかへと姿を消した。ところがー。奇跡的にマークは生きていた!?不毛の赤い惑星に一人残された彼は限られた物資、自らの知識を駆使して生き延びていく。宇宙開発新時代の傑作ハードSF。

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
ウィアー,アンディ(Weir,Andy)
カリフォルニアに素粒子物理学者でエンジニアの息子として生まれた。15歳で国の研究所に雇われ、現在までプログラマーとして働いている。科学、とくに宇宙開発に強い関心を寄せ、初めて発表した小説が『火星の人』である。『火星の人』は、まず自らのサイトに公開され、その後キンドル版を発売。発売後3カ月で、35000ダウンロードを記録した。その後、2014年に紙書籍版が発売された
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作家ア行 | コメント:6 | トラックバック:0 |

「図書室の魔法」ジョー・ウォルトン を読みました。





創元SF文庫

評価 ★★★★★

ご無沙汰してます。すごっく久しぶりに更新します。

今まで何してたかと言うと特にないのですが・・・・
本を読むのも、最近は少ないです。少しづつですが、また読もうとおもいます。

今回、読んだ本は、双子の少女 モリの日記の形で物語が進みます。
上巻の表紙にあるように、ある事故で足を怪我して杖をついています。その事故で姉を亡くしています。

そんなモリの一番の楽しみは本、読書、図書室です。それもファンタジーやSFが中心。
日記のなかに、トールキンの「指輪物語」やみんなが知ってる、あるいは知らない、小説の題名が頻出します。
読んでいる本の数がまた凄まじいです。15歳ですが、自分よりずっと読んでます。
それだけで、本好きにはたまりません。

モリは狂気の母親(モリ曰く魔女)から逃れ、始めて父のところに行きます。
父は母の元から逃亡し離婚しているので、顔をしりません。
その父もだいのSF好きなのを知り、これならやっていけるかもと少し安心します。

モリは寄宿学校に入れられます。そこでも図書室の司書アリスンと知り合います。
モリにはフェエアリーが見えます。
妖精は、自分たちが想像する、可愛らしい姿ばかりではなく、中には醜いのもいて、そこが現実味をあげているように思います。

上巻の最後、読書クラブを知り、その活動に参加するところから、俄然話が面白くなります。

本を心の底から愛したならば本もあなたを愛してくれる。

この言葉にこの本の全てがあります。

そうそう、モリは魔法が使えるのですよ。


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
15歳の少女モリは精神を病んだ母親から逃れ、一度も会ったことのない実父に引き取られたが、親族の意向で女子寄宿学校に入れられてしまう。周囲になじめないモリは大好きなSFと、自分だけが知る魔法やフェアリーの秘密を支えに生きてゆこうとする。1979-80年の英国を舞台に、読書好きの繊細な少女が日記に綴る青春の日々。ヒューゴー賞・ネビュラ賞・英国幻想文学大賞受賞作。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
本を心の底から愛したならば、本もあなたを愛してくれるー疎外感に苛まれながら、大好きな小説や秘密の魔法を心の支えとするモリ。やがて彼女は町の読書クラブに誘われ、初めて共通の話題をもつ仲間と出会う。だが母親の執拗な悪意は彼女を苦しめつづけ…。ひとりぼっちだった繊細な少女の青春を描き、本を愛し本に救われた経験をもつ多くの読者の共感を呼んだ、感動の物語。

作家ア行 | コメント:4 | トラックバック:0 |

「月の影 影の海」小野不由美を読みました!



作者 小野不由美
新潮文庫
評価 ★★★★★

「魔性の子」を読んでから随分あいだがあいてしまいましたが、十二国記の続きを読み始めました!

凄いです。面白い。
上巻では主人公の陽子が裏切られてばかりで、人が信じられなくなり、なんて救いのない展開と思ってました。
しかし下巻に入り楽俊とであってからすこしずつ、希望がみえはじめます。

巻頭の地図をみると花びらの様に左右上下対象な地形がまず圧倒します。
そして十二国記のなりたち。麒麟が王を選ぶ。

陽子は日本にいるときは、その場に合わせた、悪く言えば自主性のない言動を繰り返していて皆に合わせて生活していました。
それがこの異界にきてどんなに信用をされていなかったかが浮き彫りになります。
そして、孤独。
妖獣に襲われますが、景麒から押し付けられた謎の剣と体内に入り込んだジョウユウのおかげで切り抜けられる。

楽俊、雁国(えんこく)の延麒(六太)と延王(尚隆)と出会ってから、この国の仕組みと自分に課せられた意味を知ることになります。
それは景国の王・・・・陽子は「・・・・許す」とのひと事で運命を受け入れます。

はじめこれは陽子が自分を本当の自分を取り戻すための旅、試練なのかと思った。それにしては重い。裏切られてばかり。
最後は救われて?良かった。でもこれからがさらに大変なんだろな。

これからの展開が楽しみです。

作家ア行 | コメント:3 | トラックバック:0 |

「オール・クリア 1、2」コニー・ウイリスを読みました!!




【内容情報】(「BOOK」データベースより)
2060年から、第二次大戦下のイギリスでの現地調査に送りだされた、オックスフォード大学の史学生三人ーアメリカ人記者に扮してドーヴァーをめざしたマイク、ロンドンのデパートの売り子となったポリー、郊外にある領主館でメイドをしていたアイリーンことメロピーは、それぞれが未来に帰還するための降下点が使えなくなっていた。このままでは、過去に足止めされてしまう。ロンドンで再会した三人は、別の降下点を使うべく、同時代にいるはずの史学生ジェラルドを捜し出そうとするが…前作『ブラックアウト』とともにヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞を受賞したウィリスの大作。
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
第二次大戦下のイギリスで現地調査をするため、過去へとタイムトラベルしたオックスフォード大学の史学生三人ーマイク、ポリー、メロピーは、未来に帰還するための降下点が使えないことを知り、べつの降下点を探そうとしていた。だが、新たな問題も発覚した。ポリーがすでに過去に来ていたため、その時点までに未来に帰還できないとたいへんなことになる。史学生が危機に陥ったときには救出しにくるはずのダンワージー教授、万一のときは助けにいくとポリーに約束したコリンは、はたしてやってくるのか…前作とともにヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞を受賞した二部作、ついに完結。

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
ウィリス,コニー(Willis,Connie)
1945年、コロラド州デンヴァー生まれ。1971年のデビュー以来、長篇・短篇で数多くのSF賞を受賞している。長篇『ドゥームズデイ・ブック』でヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞を、『犬は勘定に入れません』でヒューゴー賞とローカス賞を受賞している。他に、『ブラックアウト』『オール・クリア』でもヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞を受賞している

大森望(オオモリノゾミ)
1961年生、京都大学文学部卒。翻訳家・書評家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

評価 ★★★★★+

更新が少し空いてしまいました!なんせ2冊で1000頁くらいあって、読んでも読んでも終わらない。
おまけに、漢字検定準1級の勉強をしようと思いついたように始めてしまったのでついつい時間が・・・・

でこの本です。

コニー・ウィルス、自分は「犬は勘定にいれません」「ブラック・アウト」に続き3冊目です。全部、オックスフォード大学の史学生がネットと呼ばれるタイムマシンで過去に現調査に行く話。
「オール・クリア」は「ブラック・アウト」の続編です。

メロピー、ポリー、マイクルは第二次世界大戦下の英国に現地調査に行きます。
メロピーは疎開児童を観察するために施設のメイド。ポリーはデパートの売り子として、マイクルはアメリカ人記者として。

三人は来てそうそうに、未来に帰れなくなったことを知ります。降下点が作動しなくなっている。
三人は歴史を変えてしまったためかと悩みます。そして長い長い旅が始まります。

ブラック・アウトとは戦時下の灯火管制のこと、おなじくオール・クリアは空襲警報解除のこと。
まいどの事ですがウィルス、お得意のいきちがい、すれ違いでドタバタ、ハラハラが続きます。

そして魅力的な登場人物の数々。アガサ・クリスティも登場するんですよ!
ですが、自分がすきなのは、メロピー(現地ではアイリーン)が出会う悪ガキ姉弟、ビニーとアルフ。大英帝国の秘密兵器!です。

最初はこの二人のために歴史を変えてしまってドイツのヒットラーが勝利してしまうのではとまで心配します・・・
それほどの悪ガキなんです・・・ポケットに蛇をもっていたり、オウムに空襲警報のサイレンの真似を覚えさせたり・・・

そして二番目に好きなのがポリーが素人劇団ででることになった先にいたシェイクスピア俳優のサー・ゴドフリー、ゴドフリーの厳しい指導がまた・・・・最後は・・・

2の最後400頁を越えたあたらりから、もううるうるしながら読みました。もう感動的。何故帰れなくなってたのか、VEデイにアイリーンをポリーが目撃したのは何故か。
ポリーを守ると誓ったコリンはどうやって三人を救うのか・・・

長い長い物語ですが、面白い。そして感動的。最近ウィリスの短編集が立て続けに2冊でたのでそちらも読みたいです!


作家ア行 | コメント:0 | トラックバック:0 |

「魔性の子」小野不由美を読みました!

【送料無料】魔性の子 [ 小野不由美 ]

【送料無料】魔性の子 [ 小野不由美 ]
価格:704円(税込、送料込)



著者 小野不由美
新潮文庫
評価 ★★★★★

久しぶりの感想は、小野不由美さんの「魔性の子」


<ネタバレしてます。未読の方はご注意を>

これは凄く怖かった。「十二国記」の序章の部分とのこと。
不思議の少年、「高里」のまわりで起きる事件、事故。死者もでている。
そして、高里と敵対すると祟られて最悪は死んでしまうとう噂。実習生の広瀬はそんな高里が自分と同類、帰る場所がない人種だと悟る。
 高里の周りに現れる白い手。そして犬の様な一つ目の生き物。それは何なのか?

高里には神隠しにあり、その間1年のあいだの記憶がない。それを思い出さないと大変な事が起きるのではとの不安がある。

いや~これは凄い。最後のあの大崩壊は唖然です。救いない話だな~。
同級生も教師もどう扱って良いか、これでは分からなくて当然。高里本人にも防げないのだから。

十二国の方に行ったらどんな話が待っているのでしょう?
今年中に読む予定です!!
作家ア行 | コメント:4 | トラックバック:1 |
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