輝く断片のあつめかた

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20世紀SF  冬のマーケット 遺伝子戦 を読みました!

20世紀SF 5

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20世紀SF 6

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長いあいだ、積読していた 河出文庫の20世紀SF を読了した。
<1>~<6>巻までで1940年代から1990年代の英語圏の代表的SFを網羅したアンソロジー。

ミステリーにおける創元推理文庫の江戸川乱歩編の「世界短編傑作集」全5巻に相当する内容と言えば良いのか。
SF好きを自認するには必須なシリーズかな。

読破したので印象に残ったのを上げてみる。

<6>巻からは絶対これ
「しあわせの理由」グレッグ・イーガン
早川文庫から同題の短編集がでていてそちらで読んだので再読。
何度読んでもすごいです。SF短編のオールタイムベストの1位か2位が定位置がなっとく。

脳の損傷で幸福を感じられなくなった、主人公。手術によってその感覚を取り戻す。だけどなんでもかんでも幸せにおもえてしまう。そう、好みの区別がつけられないのだ。そこで、脳内に仮想の制御コンソールを設定しスライドボタンで物事の好き嫌いを設定するようプログラミングされる。その想像上のボタンを自身で操作することで、好きなものが嫌いになったりする。この意識的に好みを操作しないと自分の個性も好みも得られない。
 幸せとは、脳内の化学反応にすぎないのか?世の中には多幸感をもたらすドラッグがある。薬で得られる幸せと自然に得られる幸せ感のときの脳内の働きが同じだとしたら・・・・これは恐ろしくも悲しい物語でした。

<5>巻からは
「征たれざる国」 ジェフ・ライマン
戦火の絶えない国で体の一部をうって生活していく人々。生きること、人間とは、死とは。国とは・・・色々な事を問いかけられます。深い話でした。

短編集なので、忘れてしまうのが早くて感想がかけない・・・・泣


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アンソロジー | コメント:3 | トラックバック:0 |

「黒い破壊者」中村融編を読みました。



創元SF文庫
アンソロジー 
評価 ★★★★☆

宇宙生命SF傑作選です。

6編、収録されているのですが、どれも面白かったです。

妖精の棲む樹(ロバート・F.ヤング)は、切られていく樹が痛々しくてぐっときます。妖精とのやりとりも胸に来ます。いつまでも印象に残る作品で、好きです。

黒い破壊者(A.E.ヴァン・ヴォークト)は表題作。一番面白かった。猫の様な姿をしているケアルとの息が詰まるほどの戦い。本来なら人類を応援するところですが、ケアルを応援したくなるのは何故?

おじいちゃん(ジェイムズ・H.シュミッツ) は恐ろしかったです。この惑星では共生関係がキーワードですね。制御できなくなった筏(おじいちゃん)はほんとに怖かったです。


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
深宇宙へ進出した地球人類を待ち受ける、多種多様な宇宙生命。彼らとのコンタクトこそはSFの醍醐味のひとつであり、そこからセンス・オブ・ワンダーが生まれるのだ。そうした作品の中から生物学的な面白さが秀逸な中短編を集成した。本邦初訳作1編、書籍初収録作4編、そして後に『宇宙船ビーグル号の冒険』の第1話となる貴重な原型作品を加えた、ヴァラエティに富む全6編。

【目次】(「BOOK」データベースより)
狩人よ、故郷に帰れ(リチャード・マッケナ)/おじいちゃん(ジェイムズ・H.シュミッツ)/キリエ(ポール・アンダースン)/妖精の棲む樹(ロバート・F.ヤング)/海への贈り物(ジャック・ヴァンス)/黒い破壊者(A.E.ヴァン・ヴォークト)

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「時を生きる種族」ロバート・F・ヤング他を読みました。


創元SF文庫
評価 ★★★★★



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
時間エージェントは、9世紀の宮殿から『千一夜物語』の語り手シェヘラザードを連れ帰ろうとした矢先、見知らぬ世界へ飛ばされた。さらに彼女に恋をされーヤング「真鍮の都」に始まり、時と場所を問わず過去を撮影できるカメラを発明し、何本もの“真実の”歴史映画を製作した男たちの物語ーシャーレッドの傑作「努力」まで、本邦初訳2編を含む全7編。すべて書籍初収録!

ロマンチック時間SF傑作選「時の娘」に続く今回はファンタスティック時間SF傑作選!です。


【目次】(「BOOK」データベースより)
真鍮の都(ロバート・F.ヤング)/時を生きる種族(マイケル・ムアコック)/恐竜狩り(L・スプレイグ・ディ・キャンプ)/マグワンプ4(ロバート・シルヴァーバーグ)/地獄堕ちの朝(フリッツ・ライバー)/緑のベルベットの外套を買った日(ミルドレッド・クリンガーマン)/努力(T.L.シャーレッド)

どれも面白い!

特に最後の短編「努力」は凄いと思う。過去を再現できる発明し、それをフィルムに収める。なにせ本物なので、その迫真性は真に迫る。しかし、それは知られた歴史とは違う!場合がある。はじめは、歴史にそった作品で、資金を集めた彼らはやがて世界を変えようと試みるが・・・・

「真鍮の都」アラビアンナイトの語り部シェヘラザードと落ちた先は魔神たちが住む世界、美しきシェヘラザードには魔神を封じる印がある。その力は本物? ヤングが描く作品は主人公が美しい女性に恋に落ち、色々な世界に行くパターンが多く、その淡い恋心が素敵です。

表題作の「時を生きる種族」も素敵。

そして「緑のベルベットの外套を買った日」、これも時間を隔てた恋物語。時間SFは恋愛ものにぴったりです!
普段は買わない高価な外套を買ってしまた娘、後悔し始めますが、それが時間を隔てて、彼女に・・・・これもいい味でしした


******************************
最近、ランニングを始めました。まだあまり長い時間は走れないのですが、楽しくなってきました。歩いたり走ったりしてます。
体を動かさないとなんか物足りなくなってます^^


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SF短編集 ラッシュ

ご無沙汰しております。
4月は色々、切り替わりがあり更新する意欲がありませんでした。
ぼちぼち、とやっていきますので宜しくお願い致します。

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今年は 日本SF作家クラブ50周年、創元SF文庫50周年と SFが盛り上がる年となっています。そのため、日本短編集が例年にない出版数。

角川からはSFjack 新作書き下ろし短編集もでていますし、河出からは 筒井康隆編の 60年代日本SFベスト集成が、お色直しして再刊されてます。

自分が読んだのは、この二冊、学生時代、SFを知り夢中になった事を懐かしくおもいだしたました。
良いです。傑作ばかりです。懐かしくてほろ苦い感じになってしまいました・・・(あくまで私見)
良いです。

今 SFマガジンのバックナンバーを集めていて 400冊以上は集まってます。今年の6月号で通巻687号になっていますから、あと200冊弱でコンプですが、これからが大変そうです。

小松左京は夢中になって読んだのですが、大御所、筒井さんはあまり読んでません。今年は少し読みます!荒巻さんの短編、こんなに面白かったんだと再発見 大槻ケンヂの「くるぐる使い」 泣けます。傑作です。是非読んで欲しい。
まだまだ埋まっている短編がありそうなので是非紹介してほしいです。

アンソロジー | コメント:6 | トラックバック:0 |

「厭な物語」A・クリスティー他 を読みました!



評価 ★★★★★

今回読んだのはバットエンドの話ばかりを集めた短編集です。

◎崖っぷち(アガサ・クリスティー)
クリスティーがこんな話書いているなんて初めてしりました。幼馴染の彼が結婚した相手の秘密を知った主人公。その秘密を黙っていることにするのですが・・・性格はすごくいい人なんです。けれどあるきっかけで

◎すっぽん(パトリシア・ハイスミス)
子供の事を理解しない母親。いつもつんつるてんな服装をさせてる。料理の為に買ってきたすっぽんを友達にみせたいと言うのですが・・・ラストは・・

◎フェリシテ(モーリス・ルヴェル)
貧乏な娘 フェリシテ ひょんなきっかけである男性と知り合い、毎週、よもやま話をするようになるのですが・・・結末は悲しい。

◎ナイト・オブ・ザ・ホラー・ショウ(ジョー・R.ランズデール)
これ残酷!救いようがない話。なにもすることがない少年二人組。犬の死骸をみつめ、車にくくりつけてドライブにそれが・・・

◎くじ(シャーリイ・ジャクスン)
これはあまりに有名ですね!この後味の悪さは・・・

◎シーズンの始まり(ウラジーミル・ソローキン)
今年も猟の季節。二人が狙う獲物は・・・びっくり

◎判決ーある物語(フランツ・カフカ)
カフカは昔夢中で読みました。これも読んだはずなんですが、覚えてなかった。
オヤジが息子にくだした判決は・・・

◎赤(リチャード・クリスチャン・マシスン)
これ4ページしかないのですが・・・・赤・・・血ですね。読んで!怖いですよ。

◎言えないわけ(ローレンス・ブロック)
妹を暴行して殺した犯人と兄の裁判の話。犯人が刑務所から兄に手紙を出します。はじめは嫌悪していましたが妙な信頼関係が・・・そして再審の結果が・・・

◎善人はそういない(フラナリー・オコナー)
家族揃ってドライブに行くことに、けれど脇道に入った結果が・・・・

◎うしろをみるな(フレドリック・ブラウン)
解説の次にこの短編が来てます。この短編は読んでいる我々、読者に恐怖を仕掛けてきます。読んでいる間、背中が寒くなります。うしろを振り向けなくなります。ほんと怖い。

どれも面白い話ばかりでした。
怖がりの人は明るいうちに読んだ方がいいかもしれないです。


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
誰にも好かれ、真っ当に生きている自分をさしおいて彼と結婚するなんて。クレアは村の富豪の心を射止めた美女ヴィヴィアンを憎悪していた。だがある日ヴィヴィアンの不貞の証拠が…。巨匠クリスティーが女性の闇を抉る「崖っぷち」他、人間の心の恐ろしさを描いて読む者をひきつける世界の名作を厳選したアンソロジー。夢も希望もなく、救いも光明もない11の物語。

【目次】(「BOOK」データベースより)
崖っぷち(アガサ・クリスティー)/すっぽん(パトリシア・ハイスミス)/フェリシテ(モーリス・ルヴェル)/ナイト・オブ・ザ・ホラー・ショウ(ジョー・R.ランズデール)/くじ(シャーリイ・ジャクスン)/シーズンの始まり(ウラジーミル・ソローキン)/判決ーある物語(フランツ・カフカ)/赤(リチャード・クリスチャン・マシスン)/言えないわけ(ローレンス・ブロック)/善人はそういない(フラナリー・オコナー)/うしろをみるな(フレドリック・ブラウン)

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
クリスティー,アガサ(Christie,Agatha)
1890-1976。イギリス生まれ。『そして誰もいなくなった』『アクロイド殺し』『ABC殺人事件』などの名作を多数発表、「ミステリの女王」の異名をとる

ハイスミス,パトリシア(Highsmith,Patricia)
1921-1995。アメリカ生まれ。『見知らぬ乗客』、『太陽がいっぱい』ほか映画化された作品も数多い。歪んだ心理をクールに描くサスペンス小説を得意とした

ルヴェル,モーリス(Level,Maurice)
1875-1926。フランス生まれ。1900年代から1920年代にかけて多くの怪奇短編を発表。陰惨な演劇で知られる“グラン・ギニョール劇場”で演じられた作品も少なくない。日本では雑誌「新青年」を通じて田中早苗が精力的に翻訳紹介、江戸川乱歩、夢野久作らにも愛された

ランズデール,ジョー・R.(Lansdale,Joe R.)(ランズデール,ジョーR.)
1951-。アメリカ生まれ。生地であるテキサスを舞台とし、ホラーやミステリなど多岐にわたる作品を発表、いずれも南部の荒々しい気風を重要な要素とする。叙情的な長編『ボトムズ』ではアメリカ探偵作家クラブ最優秀長編賞を受賞

ジャクスン,シャーリイ(Jackson,Shirley)
1916-1965。アメリカ生まれ。映画化もされた長編小説『たたり』や、『ずっとお城で暮らしてる』など、抑えた筆致による不安と怪奇の物語を得意とした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)




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