輝く断片のあつめかた

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「白檀の刑」莫言を読みました。

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【内容情報】(「BOOK」データベースより)
清朝末期、膠州湾一帯を租借したドイツ人の暴虐の果てに妻子と隣人を奪われた孫丙は、怒り心頭し鉄道敷設現場を襲撃する。近代装備の軍隊による非道な行いの前には、人の尊厳はありえないのか。哀切な猫腔が響き渡り、壮大な歴史絵巻が花開く。現代中国文学の最高峰と誉れ高い莫言文学、待望の文庫化。
評価 ★★★★★

清朝末期、列強に蹂躙される中国、ドイツ人に妻子を殺害された孫丙が復讐で鉄道工事中のドイツ人を襲撃する。これが反乱くらいの規模の大きさ。実情は虚仮威し。この孫丙の処刑をくだす役どころが趙甲。趙甲の息子の嫁が眉娘でこれが美女。犬肉と黄酒の旨さで界隈の評判をとっている。で眉娘の父が孫丙。 処刑されるのもするのも身内。
趙甲が処刑のプロなら、孫丙は民間芝居、猫腔(マオチェン)の名人。その美声と芝居で天下一品。 眉娘のよろめき好きになった、県知事の銭丁も絡んで、物語は縦横に綾なしていく。

登場人物がいきいきとしていて、躍動感があります。猫腔の猫の声の合いの手、ニャア、ミャアとかも入り、歌が聞こえてきそうでした。

処刑の場面は、それは凄惨。血の匂いがしてきそう。色々な処刑方法がでてきます。気の弱い人はご用心ください。

昨年のノーベル文学賞、受賞作家です。本屋でなにげに手に取り読んでみましたが面白かった。
中国人作家では初めて読んだのかと・・・魯迅がいました。



【著者情報】(「BOOK」データベースより)
莫言(モオイエン)
1955年、山東省高密県に農民の子として生まれる。幼くして文革に遭い、小学校を中退。兄の教科書や旧小説で文学に目覚める。76年に人民解放軍に入隊。85年に『透明な赤蕪』でデビュー。翌86年、『赤いコーリャン』で、倫理を超える農民の生命力を描いて絶賛される。『白檀の刑』で、第1回鼎鈞文学賞を受賞

吉田富夫(ヨシダトミオ)
1935年、広島県生まれ。63年、京都大学大学院修了。佛教大学文学部名誉教授。現代中国研究会会長。中国現代文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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作家マ行 | コメント:4 | トラックバック:0 |

「レジェンド 伝説の戦士ジューン&デイ」マリー・ルーを読みました!

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新潮文庫
評価 ⭐⭐⭐⭐

この本は、面白いです。
最初は、敵味方の二人なんですが紆余曲折の末に共闘の戦士になるんですね。
管理世界の底辺とエリートの二人。
どちらも天才。
シリーズなので続きが待ち遠しい!
Ipadを買ったので練習で更新です(^-^)/

作家マ行 | コメント:4 | トラックバック:0 |

「死の泉」皆川博子を読みました!

【送料無料】死の泉

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著者 皆川博子
早川文庫JA
評価 ★★★★★

皆川さん、去年読んだ「聖餐城」につづき2冊目。
おぞましい人体実験。
美を追求するナチスの医師。

いつまでも変声しない美声の男子。
そのための去勢された歌手の復讐。

美のためなら倫理面を踏み越えても達成しようとする狂気が凄まじい。でもわかる気がします。許されないこととその美の価値は両方、無限の価値があるのだろうか?かなりあぶない価値観だけど正気と狂気が混然としてきます。

読んでいる間ずっと、海外翻訳ものを読んでいるような錯覚を覚えます。
皆川さんの文章そして題材、素晴らしい。

あやしく悍ましく、美しい世界が繰り広げられます。
堪能致しました!

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
第二次大戦下のドイツ。私生児をみごもりナチの施設「レーベンスボルン」の産院に身をおくマルガレーテは、不老不死を研究し芸術を偏愛する医師クラウスの求婚を承諾した。が、激化する戦火のなか、次第に狂気をおびていくクラウスの言動に怯えながら、やがて、この世の地獄を見ることに…。双頭の去勢歌手、古城に眠る名画、人体実験など、さまざまな題材が織りなす美と悪と愛の黙示録。吉川英治文学賞受賞の奇跡の大作。

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
皆川博子(ミナガワヒロコ)
1930年旧朝鮮京城市生まれ。東京女子大学英文科中退。73年に「アルカディアの夏」で小説現代新人賞を受賞し、その後は、ミステリ・幻想小説・時代小説を主に創作を続ける。『壁 旅芝居殺人事件』で第38回日本推理作家協会賞を受賞。時代小説『恋紅』で第95回直木賞を、幻想小説集『薔薇忌』で第3回柴田錬三郎賞を受賞した。神話・人種・家族・芸術といった問題を内包し、構想10年に及ぶ『死の泉』は、1997年の「週刊文春ミステリー・ベスト10」の第一位に選ばれ、第32回吉川英治文学賞を受賞した。『死の泉』以降の注目作としては、2冊の短篇集『ゆめこ縮緬』と『ジャムの真昼』がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

作家マ行 | コメント:4 | トラックバック:1 |

「オルタード・カーボン」リチャード・モーガンを読みました!


著者 リチャード・モーガン
株)アスペクト
評価 ★★★★★

少しお久しぶりです。先週は、出張や町内会のイベントやらでいそがしくて、サボってしまいました。
落ち着いてきたので更新を・・・

かなり以前に購入して、そのままにしていた「オルタード・カーボン」を読みました。
これは面白い。
何がと言うとまず、設定。人の精神をデジタル化して保存することが出来る世界。お金さえあれば、クローンにデジタル化した心をダウンロードすることで事実上の不死をえることができる。こうした富豪たちをメト(メトセラから命名)と呼ぶ。

 タケシ・コヴァッチは、地球の富豪から自分の自殺の真犯人を見つけ出す様、依頼される。
プロローグで主人公のタケシが死んでしまうところから始まるので、これは一体?と唖然とするのですが、わけありの体(他人)に復活します。アクションも設定も大好きです。主人公は、乱暴なところもありますが、気のきいたセリフも多いし楽しいです。作者はこの作品をフィーチャー・ノワールと呼んでいるようです。SFです。ハードボイルドです。アクション小説でもあります。このあとに名作「ニューロマンサー」を読んだのですが、その世界をさらに広げて、書いているよいうに思いました。
かっこいい小説が読みたい人にお勧めです。
 
文庫にもなってます。


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
二十七世紀。人間の心はデジタル化され、小さなメモリー・スタックに記録されて頭部のつけねに埋め込まれている。肉体が衰え死を迎えるとスタックが残る。それを維持し外側の肉体を買う金がある人間は、永遠の生命を得られるのだ。一方、バックアップを取っていないメモリー・スタックを破壊された人間はR・D(リアル・デス=真の死)を迎える。犯罪者は精神のみを収容庫の拘禁され、財力がなければ肉体は売られる。おれ、タケシ・コヴァッチは、特命外交部隊「エンヴォイ・コーズ」に所属していた。高度な訓練を受け、神経システムを強化された完璧な兵士の集団だ。おれはエンヴォイを除隊したあと、犯罪に加担して百七十年の保管刑を宣告され、ハーランズ・ワールドの収容庫に入れられていたはずだった。だが刑期なかばにして、おれは見知らぬ男の姿で目覚めた。おれの心は惑星間の電送によってここに送られ、この男の体にダウンロードされていたのだ。おれをここに呼んだのは、ローレンス・バンクロフトという何百年も生き続けている大富豪だ。バンクロフトは数日前、頭部を焼かれて死んでいるところを発見された。肉体のクローンとメモリー・スタックのコピーを所有していたのでまもなく生き返ったが、死ぬ前の二日間の記憶がなかった。いつも四十八時間に一度スタックのコピーを更新しているが、更新する直前に頭部を焼かれたので記憶が残らなかったのだ。状況証拠から警察は自殺と断定したが、バンクロフトは自分が自殺するはずがないと信じていた。四十八時間の空白を埋めたがっているバンクロフトは、おれの元上官にすすめられ、調査を依頼してきた。応じれば十万国連ドルの謝礼金と新しい肉体が手に入り、ハーランズ・ワールドへ帰還して恩赦を受けることができるという。おれは六週間の期限つきで調査することになった。フィリップ・K・ディック賞受賞。

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
モーガン,リチャード(Morgan,Richard)
1965年ロンドン生まれ。イーストアングリア(イングランド東部地方)で育つ。ケンブリッジ大学卒業後、英語講師としてイスタンブール、マドリード、ロンドン、グラスゴーなど各地を転々とする。処女作である「オルタード・カーボン」は2002年にイギリスで出版され、フィリップ・K・ディック賞受賞




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「サイバラバード・デイズ」イアン・マクドナルドを読みました!

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価格:1,785円(税込、送料別)


著者 イアン・マクドナルド
新☆ハヤカワ・SF・シリーズ
評価 ★★★★★

新☆ハヤカワ・SF・シリーズ 第3回配本 、今回も面白くて今の所外れなし!!
「リヴァイアサン」 「第六ポンプ」に比べると少し地味かもしれない。けど読ませます。面白いです。
バチカルピがタイを描けば、こちらはインドです。

遺伝子操作でうまれた天才児やAIやネットにひそむ神々。

「暗殺者」
インドの二大勢力、娘はお前は武器なのだといわれ育てられる。娘の家族が全員殺されて、敵方と結婚することに。あらゆる検査をしても武器のような要素はみつからない。娘も結婚を承諾するが・・・ 血なまぐさい抗争の果てに残ったものは

「小さき女神」
女神を選ぶ時がきた。私は叔父がワイヤーケーブルに片手でぶら下がり、やがて力尽きて落ちていくのを笑ってみていた。それで神の候補となった。目の前で首を落とされた山羊や牛、声をひとつもあげない私が女神となった。女神は血をながしたら神性をうしなう。大事に大事に育てられた。外にでるのは年に何回もない。しかしふとしたことで手に怪我をしてしまう。そして神ではなくなってしまう。これかどこに住めばいいのか・・・しかし・・・この話凄く好き!面白かったです。

「ジンの花嫁」
AIと結婚したダンサー。はじめは幸福だった。しかしAIはどこにでもいた。ネット上にも、複製が。今ここで自分に語りかけながら、オフィイスで仕事をしていて、ネットにも存在している。私は全てを愛したいのに、どこにもAIのあなたがいる。やがて高い知性のAIを規制する法律が施行されてAIは取り締まられる事に・・・これも面白い!!

どの短編も良かった。派手さはない。けど、たんたんとしたなかに迫力があって良いです。
じっくり読むことをお勧め。

「第六ポンプ」とはまた違った面白さで、自分はどっちも好きです。


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
分離戦争まっただなかのインド。サンジーヴの村にも戦火がおよぶ。アニメさながらの巨大ロボットの戦いに、子供も大人も大喝采。ロボット戦士にあこがれて、サンジーヴは都会へと向かうが…「サンジーヴとロボット戦士」、ダンサーのエシャは、レベル二・九という高い知性を持つAIの外交官A・J・ラオに求婚される。怖ろしいまでに魅力的な彼に、エシャはすっかり夢中になるが…。AIと人間との結婚が産みだす悲喜劇を描き、ヒューゴー賞、英国SF協会賞を受賞した「ジンの花嫁」など、猥雑で生命力あふれる近未来のインドを描く連作中短篇7篇を収録。

【目次】(「BOOK」データベースより)
サンジーヴとロボット戦士/カイル、川へ行く/暗殺者/花嫁募集中/小さき女神/ジンの花嫁/ヴィシュヌと猫のサーカス

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
マクドナルド,イアン(McDonald,Ian)
1960年、英国マンチェスターの生まれ。5歳の時、北アイルランドに移住。大学では心理学を専攻するが中退。1988年に発表した第一長篇『火星夜想曲』でローカス賞を受賞。1991年発表の『黎明の王 白昼の女王』でディック賞を受賞。2004年刊行のRiver of Godsは、英国SF協会賞を受賞している



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